「信じる」と「疑わない」は別のこと

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「人を信じることができない」という心理課題(コアビリーフ)があります。いつも人に不信感をいだいてしまい、仲良くなれなかったりします。いつも疑いの目で人をみてしまう自分が嫌になることもあります。

本人にも、なんとかしようという気持ちがあります。その結果、「人を信じることができない」を補うために、「盲信」をします。

その心理課題をもつ人がが頑張ると、「信じる」=「疑わない」という思い込みが成立してしまいます。

信じることができないので、疑いから目をそらすことで信じるを実現しようとします。すなわち、心中で「疑っちゃイケナイ」と自分に言い聞かせているような状態です。

ですので、騙されやすいです。騙そうとする人は、「疑うな」というメッセージを送ってきます。そこにぴったりと同調が起こります。

信頼関係に満ちているグループに入ることが難しくなっています。まるで「信じろ」と強制されているように錯覚してしまいます。

すると、よりによってという対象・相手を長く信じ続け、深く傷つき、「やっぱり人は信じられない」という深層心理の信念(コアビリーフ)がさらに強まります。自らの心理課題を自らの行動によって強める、心理学で「強化行動」といわれるものの一つです。

疑り深い人ほど催眠術にかかりやすいとか、洗脳しやすいとか、騙しやすいと言われていることとも関係しそうです。

 

この心理課題を解決した人は、「自由に信じたり疑ったり」できます。もはや「ひとたび信じたら疑ってはいけない」というルールはありません。変だなと思ったら、疑い、確認したりできます。

他に信じられるものや人があるので、信じていたものを1つを手放すこともできます。

「疑わない」ではなく、「自由に信じる」という体験があるので、騙そうとする人の「疑うな」メッセージに違和感を感じます。信頼関係のある知人もいるので、騙されることから助けてもらえることもあります。

「信じることができない」心理課題を解消すると騙されやすくなると思う人がいますが、実際には「信じることができない」を持つ人の方があやしいものと付き合います。

あなたは、笑顔で疑うということができますか? 笑顔で「ホントかよ?」と言うことができますか?

 
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心理療法セラピスト 上野貢潤

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