コンフォートゾーンの外に引きずり出そうとすると、コンフォートゾーンから出るのが苦手になる

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「コンフォートゾーンの外へ出ろ」と言われます。日々チャレンジしてください。でも、出ろと言われるほど出れなくなる、という場合は、注意が必要です。

コンフォートゾーンの外が恐いのか、他人によって追い詰められるのが恐いのか、どちらでしょうか?

ところで、内なる自分に触れて、守りを解いたとき(正直にありのままを観たとき)、変化が可能になります。この状態は、変化が可能だけど、無防備な状態です。ここで、他人が何かを押し付けると、トラウマ的なことが起こります。

襲撃されるなどの経験がトラウマをつくることがあります。自分の自由意思が力づくで踏みにじられて、拒絶できないという経験をすると、境界(自分の心は自分のものであるという防波堤)が壊れます。そして、心理的に不安定な状態が続きます。ショックトラウマの一側面です。

コンフォートゾーンの外へ出るというのは、もともとは本人が望んでいないことです。「Don’t think, feel!」などと言って内なる自分に触れさせておいて、守りを解いたところで背中を押すというセミナーが流行ったことがあります。あるいは知人や上司からそのようなことをされた人もあるかと思います。これらは、セミナー主催者、知人、上司が出したい結果を出そうとするもので、本人が自ら選んでいるわけではありません。

心理セラピーのクライアント、カウンセリングの相談者で、「私は心が開けません」という人には、このような経緯があることがあります。

また、写真カードPoints of Youのワークショップなどで、自分の心に触れることに抵抗を示す人たちも、同様に事情があるのかもしれません。ですので、そのような人たちを「左脳型だ」とか言って見下したくはないのです。

本人が望んでいる状態になったときに、ちょんと背中を押すのは有効かもしれません。あるいは、「あんたの言うとおりにしてみたい」とう本人の望みが上回ったとき(すなわち、高度な信頼関係があるとき)なども、あり得るかもしれません。しかし、それらは例外的な特殊な状況です。

その例外的な特殊なタイミングを捉えることができる人(アドバイザー)がいたとしたら、その人は背中を押さないでいるという能力も持っているはずです。

信頼関係が出来ていない他人が家に勝手に入ってエアコンの修理をされるのは心理的に危険ということです。それをされると、エアコンの故障を隠すようになったり、修理を人に依頼できなくなったりします。

アドバイザーやトレーナーは善意のつもりなので、話し合うより離れるのがよい場合もあります。「本人のためだから強制してもよい」という行動は無意識に起こりますので、その性質がない(正解を知っているけど強制しない)人との出会いは大切にしてください。強制する人は、「私は強制はしない」と口では言いますのでご注意を。

コンフォートゾーンの外が恐いのではなくて、他人からモノのように操作される(ハンドルを奪われる)のが恐いのかもしれません。

「コンフォートゾーンの外へ出る」ことに強い葛藤がある人は、たいてい臆病なのではありません。コンフォートゾーンの外へ出る勇気がないのではなくて、別の問題かもしれません。そして、その別の問題はたいてい解く方法があります。

思い当たる方は、ご相談ください。

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心理セラピスト 上野貢潤

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~自分の心と対話する~ 心理療法セラピスト/Points of You トレーナー
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