「頭で考えてはいけない」と言うけれど

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「頭で考えてはいけない」、流行ってますね。

たとえば、こんなことがあります。

自分の意見と異なる意見を言われたとき。

たいては、自分の意見にも、相手の意見にも、それなりの大切な発想というものが背後にあります。

自分の大切な発想を大切にしたいがために、相手の意見を否定したくなります。

しかしながら、ケンカ腰に相手の意見を否定するのは大人げないと思い、「ちゃんとわかるように説明してあげれなくてごめんね」というようなことを言ったりします。

ここで起こっていることが、「頭で考える」の典型です。

自分の大切な意見が否定されるという怖れ(感情)や、大人げないとおもわれたくないという怖れ(感情)から、「うまく説明できないのが申し訳ない」という思考(頭で考える)が発生しています。

このような思考を自動思考とかラケット思考と呼びます。避けたい感情を避けるためにつくりだされる思考です。

これは「頭で考えちゃダメ」と言い聞かせて止められるものではありません。

それは、蛇を恐がって後ずさりしてこけそうになっている人に「足を動かしちゃダメ」と言うようなものです。

無理にラケット思考を止めると、不必要な怒りが現れたりします。それをラケット感情と呼びます。

それをも無理に止めると、無感情が現れたりします。それも一種のラケット感情です。

根底にある本当の感情(この場合、上述の怖れ)を受け入れないかぎり、様々な反応に支配されることになります。

「頭で考えてはいけない」と言い続けると、感情の混乱や、不必要な思考がいっぱい出てきます。もしくは、ぽかーんと無感情、不感症、思考停止みたいになります。理性を止めて、ラケット思考だけは働いているなんて状態はよくあります。

この風潮、昔からある「感情的になってはいけない」とよく似ています。

不必要な思考や感情が、直感を鈍らせ、苦しみを生み、争いを長引かせます。しかし・・・。「頭で考えちゃダメ」。そこじゃないんです。

「足を動かしちゃダメ」。そこじゃないんです。

本当の感情にたどり着くことを、心理セラピーやヒーリングでは「解放」と言います。

扱いたいテーマがある方も、直感を磨くためのレッスンとして取り組みたい方も、どうぞ個人セッションやイベントにお越しください。

 
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心理療法セラピスト 上野貢潤

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