Points of You の価値 – Devotion

Points of You の5つの価値の1つ「Devotion」について、私の理解とそこへ至るストーリーを書きます。

「献身」と訳されます。自己犠牲のようにも聞こえる言葉ですが、国際合宿に参加して「人に与えるために、自分が失う」というような意味ではないことが確認できました。

団体によっては自己犠牲を賞賛していることもありますが。Points of Youの「献身」は、それとはまったく違うのです。

有益な心の旅をするには、心を開く必要があります。それは、自分に正直になることです。

国際合宿ではこのようなことが起こりました。

ある参加者が自分の正直な気持ちに触れました。そのおかげで、私も自分の正直に触れることができました。そして、それを見た誰かが自分に正直になれました。それは、鎖のように連鎖するものでした。

Pay it forward…

カラオケで最初に歌うみたなものですね。人より先にやってみせるという意味で、ある種のリーダーシップです。

自分の気持ちに触れて涙を見せることは、Devotionです。それに対して、ハンカチを差し出すことは、Devotionではありません。

ワークショップの中で、人を助けることはDevotionではありません。人に助けを求めることはDevotionです。助けることは簡単で、助けを求めることは勇気が要りますから。

実践講座でも、「誰かデモのために晒し者になってくれませんか?(笑)」と言うと、「私やります」と言う人がいます。これもDevotionです。

「貢潤さんの講座、よかったわん」と言っている人たちは、実は本人たちがDevotionの場を作っているのです。

よく言われる「自己開示」はDevotionの1つの形ですが、必ずしも「自己開示」である必要はありません。秘密を明かしたり、言いたくないことを言ったりする必要はありません。自分に対して正直になればよいのです。ただ、感情は同席者に見せることになるかと思います。さほど具体的なストーリーを語らなくても、震えた声で涙して語ればDevotionが実現します。

Devotionできる場があるってことは、素敵なことです。

私たちは、人を助ける人ではなく、Devotionをネットのように受け取る人たち(devotees)でありたいと思います。講座では、そんな人たちが育ってほしいと思っています。

創設者Efratも国際合宿の中で「セーフティーネット」と言いました。それは「受けとる人がいるということ」や「一緒にいること」でもあるとも。

Points of Youのカードの中に「Together」というカードがあります。

誰かが自分の本当の気持ちに触れて涙したとき、それを慰める(助ける)人になるのではなく、そのリーダーシップに感謝する人たちのグループを私はファシリテートします。そのようなグループセッションをGroup Devotionと呼んでいます。

私の心理セラピーは「悪いところを矯正するのではなく、自分を解放して選んでゆく」という価値観ですので、Points of You のDevotionはとても相性がよいのです。

Points of Youの価値の1つがこのDevotionですが、私は講座やワークショップの中で「Devotionしてください」と言ったことはありません。誰かがDevotionしたときに、それに気づき、アドバイスではなく感謝することを勧めています。ですので、むやみに自己開示を迫ったりはしません。私が増やそうとしているのはDevotionする人(devoter)ではなく、Devotionを受け止められる人(devotee)です。

今日、あなたは誰のDevotionを見ましたか?

それを受け取ったら、それはどんな感じでしたか?

 
他も読む⇒Points of You 実践者向け  

※このページは上野貢潤の私見です。Points of You®の公式文書ではありません。