- 2023-01-10
「漠然とした不安」や「不安になりやすさ」について
漠然とした不安や気分の落ち込みについては、私の心理カウンセリングで主テーマとして扱うことは稀ですが、少し意見を書いておきます。 原因(対処法)は複数あるかもしれない なんでも複数の原因があり得ますが、漠然としたお悩みほど、原因が複数ある可能性を想定することが重要になるように思います。 ここでいう「原 […]
漠然とした不安や気分の落ち込みについては、私の心理カウンセリングで主テーマとして扱うことは稀ですが、少し意見を書いておきます。 原因(対処法)は複数あるかもしれない なんでも複数の原因があり得ますが、漠然としたお悩みほど、原因が複数ある可能性を想定することが重要になるように思います。 ここでいう「原 […]
大学で心理学を学ばずに心理職になることを批判する人があります。また、大学で学ばずに資格をとる人たちを許せないと言う人もいます(公認心理師Gルート批判など)。 まあ、批判しているのは一部の人たちらしいですけど。 ※無資格者批判と学歴主義とごっちゃになっててすみません。ここの述べるのは、それらに共通する […]
「努力は必ず報われる」という言葉に励まされる人もいれば、違和感を感じる人もいます。 努力、誠実さ、信念、挑戦など。 違和感がある場合には、支援者都合の言葉なのかもしれません。上手くいけば「ほらね」と喜べるし、上手くいかなければ「諦めたからだ」と言えます。 必ず報われると信じて続けることで得られる結果 […]
ネイティブセラピストの特徴に当事者視点があります。それは支援者都合の支援、社会都合の支援 へのアンチテーゼでもあります。 社会都合の支援は「ありのまま」をゆるさない 社会都合の支援とは、たとえば就労させることを目的とした自立支援福祉サービスなどです。 支援者都合の支援というのは、症状を消す目的だけの […]
子供を医師に診てもらって、「〇〇障害の診断がついた」と言う人と、「うちの子は〇〇障害だった」と言う人は、捉え方がかなり違うように思います。もちろん、表面的な言葉だけで決まることではないのですが。子供だけじゃなくて、本人の場合もです。 支援や対応が必要だと判断するのが今日の診断であったりもします。それ […]
全ての人が社会に適応してしまったら恐ろしい・・・と予感します。 今回は雑談です。いつもそうかもしれませんが。 私は論理的なことも言うことがあるのですが、ときどき合理性を超ええた直感をつぶやいています。 その1つにこんなのがあります。 役に立っていないと思われている人たちは、実は重要な仕事をしているの […]
前回()の続きです。 報酬システムのフロー さて、中毒性のあるゲームがどうなっているかみてみましょう。 ※中毒性といっても、ギャンブル中毒は別のメカニズムなので対象外とします。わりと健全にゲームにはまっている状態(まともな金銭感覚があってもついお金を払ってしまうあたり)を想定しています。 人気スマホ […]
私の心理職経験とゲーム会社勤務の経験から、生活ゲーム再構築セラピーというのを考えてみます。 方法というよりは、自分の幸せへの答えを探すための枠組みです。答えがすぐに見つからない場合も多いかと思います。 概要 生活の変化を目的とするセラピープロセス(現状から抜け出してゆく)の中に「楽しむ」を取りいれる […]
主に広義トランスジェンダー女性の雇用について、採用関係者のあなたが困っている本当の理由。 差別反対の文章でもないし、対策ガイドでもありません。 ここではリアルな当事者体験から意見を書いてみます。 最重要ポイント 機会か、対策か トランスジェンダー採用について何らかの対応を検討するとき、次のうちどちら […]
「男らしさ」「女らしさ」のようなものをなくすべきだという論調もあるようですが、はたしてそなのか? 人権という意味では、あってもよいが、強要するものではない、といったところでしょうか。 心理的な苦難を乗り越えて生き延びるサバイバーの観点からすると、「それでも男か」というのと、「男なんだからできる」とい […]
よくトランスジェンダー女性について、「あれは女らしくないから、トランスジェンダーではない」という批判があります。 これなんですが、少なくとも二通りあるのように思います。 指摘通り心がほとんど女ではない女装男性みたいな人はいます。その多くはトランスジェンダーを自称せず、職場では男装だったりするので、上 […]
アセクシャルと言われる人たちは、性欲がなかったり、セックスに嫌悪感があったりします。 そのことと、愛がないことは、別のことで、セックスレスな夫婦関係はあり得るようです。 (性欲は感じないけど、恋愛はするという場合は、ノンセクシャルと言ったりもします) アセクシャルはLGBTよりも多いとも言われていま […]
いくつかのLGBT勉強会に行ってみました。交流会はよい雰囲気のところが多いようです。勉強会については、正直なところ印象よくありませんでした。 「知識が欲しいけど、実物に触れたくない」「一般論には興味あるけど、各個人には興味がない」といった感じ。 参加者の中で「私は当事者です」という人がいると、講師や […]
LGBTQ当事者、非当事者ともに、「LGBTQを支援する/理解する」という言葉がなんだか嫌いという人は多いです。 そもそもの勘違い 違和感の正体はこれではないでしょうか? 対人支援者が、LGBTQについて学ぶのは「LGBTQを支援するため」ではなくて、「LGBTQから学ぶため」なんですよね。 「LG […]
LGBTQのカミングアウトに対して、「私、なんとも思わない」を強調する人は、たいてい友達になれない(そのあと去ってゆく、そのあと逆ギレする)。LGBTQ当事者からそんな警戒の声が聞こえます。 「私はLGBTQを差別しません」と言うとLGBTQに嫌がられる? はい、そうです。 カミングアウトされた人の […]
LGBTQ当事者、非当事者ともに、「私はally(アライ)です」って言うのは、なんか変な感じがすると言う人もいます。 ※アライ:支援者・理解者の意味。本来の語源からは「協力関係者」。 違和感の正体は? 「僕はストレート(性的マジョリティ)ですが、性的マイノリティのLGBTQを否定したりしません。LG […]
トランスジェンダーの中でも、FTMやMTF以外を表す概念の用語を解説します。ちゃんとした定義はあちこちにあるかと思いますので、個人的実感を交えて書いてみます。 なんでもかんでも、性同一性障害・性別違和ではないということです。 non-binary gender(ノンバイナリー・ジェンダー) bina […]
LGBTQ・ダイバーシティに関する世の動きをみていて思うこと。「緊急的な差別対策」と「本当のダイバーシティ推進(多様性の受容れ)」は、別の活動ではないかと。つまり、ダイバーシティには、2つのアプローチが存在していると思います。 アプローチ1:LGBTは変ではない 1つは、「LGBTは異常ではない」と […]
日本弁護士連合会のシンポジウム「問題は何?『性同一性障害』と法」を拝聴しました。この分野は、アイデンティティ、人間の存在証明に関わることとして、私も注目しているところです。私のクライアントには、諸感覚の違いから「人から理解されない」という思いの中で育ったと訴える人が多いということとも接点があります。 […]
「対話」は「会話」とは違うそうです。 お互いに見ている世界が違うことを前提に話すのが「対話」。 カウンセリングやコーチングでは、評価・判断(自分が見ている世界を相手に押し付ける)を控えるようにと教えられます。 しかし、「私にはそう見える」と付け加えたり、「ちょっと思ったことを言ってみてもいいかなあ」 […]
心理セラピスト的に気になる光のような闇、闇のような光について書いてみたいと思います。 差別を禁止すると差別が見えなくなる 差別を悪として否定すると、差別している人は「これは差別ではありません」と主張します。これは人間が持つ「合理化」という防衛機制がはたらくためです。 差別がなくなるためには、差別が自 […]
クィアな私は以前はただの「変わった人」として地域に溶け込んでいましたが、LGBTQ騒ぎのせいでちょっと生きにくくなりました。 日本ではSOGIEが浸透しない。独特の差別構造があるために、いまだにLGBTQです。 日本特有の性質として、お手本通りでなければいけない、教科書通りでなければいけない、前例が […]