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セラピストの探し方

  • 2021-11-14

心理療法が成果を出さない理由

私は両方の業界を経験したことがあるのですが、カウンセリングや心理療法が成果を出さない理由と、教育用ゲームソフトが面白くない理由はよく似ています。 簡単にいうと、多くの心理療法が成果を出さない理由は、治療者都合で行われるからですね。人のために理論があるのではなくて、理論研究のために人がいるんです。 教 […]

  • 2021-11-13

心の問題はもつれた糸

心の問題の解決というのは、もつれた糸を解くことに似ていると思います。 失敗やハズレの心理セラピーというのも、実はプロセスになっていることがあるように思います。 つまり、試行錯誤ってことです。 最近の心理支援では、臨床心理学に正しい答えを求める風潮があります。答えは教科書に書いてあると信じる立場です。 […]

  • 2021-10-25

人が取り乱したら「精神科へ行け」という風潮

いくつかの相談事例について福祉関係者の方々の意見を聞く機会があったのですが、いくつか気になることがありました。 その一つ、事例研究で心理的なトラブルがあるとすぐに「精神科の受診を進める」という意見がでるということ。これは精神疾患かもしれないということではなく、合いそうな医師に心当たりがあるとかではな […]

  • 2021-10-12

あなたが必要としている心理支援は「一部の人向け」か「特定の人向け」?

対人支援サービスには、対象者の捉え方によって1~3次のレベルがあります。自分のお悩みが必要としているのはどのレベルか、いま検討しているサービスはどのレベルか意識してみることをお薦めします。 一般の人向け支援サービス(1次レベル) 一般(全ての人)向けの支援サービス。 向き不向きはあるにしても、マジョ […]

  • 2021-09-27

自己一致ってなんですか

「自己一致」とはなんなのかと尋ねられることがあります。感情を扱う心理セラピストの観点で、分かり易く説明します。 感情の不一致から入門すると分かり易い 「自己不一致」を理解すれば、「自己一致」が分かり易いでしょう。 これが定義というわけではないのですが、意識と無意識が一致していないという例を挙げてみま […]

  • 2021-09-17

心理療法による改善率をどこまで気にするか

かつて、アイゼンクという人がこんな研究結果を出しました。「精神分析心理療法をうけた人の改善率は44%。と開業医で受診した患者で精神分析心理療法を受けていない患者の自然治癒は72%。したがって、精神分析は効果がない」と。 この研究は後に他の研究者たちに反論研究されているのですが、ちゃんとした批判研究は […]

  • 2021-09-04

心理療法家の、知識が先か、体験が先か

私たちネイティブ・セラピストは、先に実践体験があり、その後に心理学の概念を学びます。 大学教授が書いた資料などでは、その逆で、心理療法家やカウンセラーは大学で心理学を勉強してから、次に実践経験をつむことが前提となっています。それらを私はサイコロジストと呼びます。 みんな自分が通ってきた道を正しいと思 […]

  • 2021-08-30

心理カウンセリングと心理セラピーはどう違うの?

これはよく訊かれますので、一度書いておこうかと思います。カウンセラーと心理セラピストの違いを尋ねられるのも同じですね。 明確な定義はないかもしれません。同じだと言う人もいます。 言葉を和訳すると、counseling=助言、therapy=治療なんですが… カウンセリングでは「余計な助言するな」が主 […]

  • 2021-08-30

より効果率が高い療法か、自分にあった療法か

繰り返しになりますが、あらためてシンプルにまとめておきます。 治療者や研究者にとっては、効果がみられたケースの割合(以下、効果率)が重要です。 効果率60%の〇〇療法よりも、効果率70%の△△療法、それよりも効果率80%の□□療法に価値があるわけです。 しかし、お悩みの当事者にとっては、そうではあり […]

  • 2021-08-25

感情力動アプローチがセラピストを選ぶ理由

精神分析と感情力動の違い どちらも無意識に触れてゆくアプローチではあります。 「意識化する」 ≠ 「頭で理解する」 無意識にあったものが、意識できるようになる。涙がボロボロこぼれたり、鳥肌が立ったりします。これは「頭で理解している」のでしょうか? 体感でしょう。 たとえば、「裏切った同僚に対して怒り […]

  • 2021-07-15

心理セラピストに、なんとかしてほしいけど、余計なお節介は困る

心理支援の探し方について、記事タイトルの観点で俯瞰してみたいと思います。そして、私の心理セラピーではどんなふうにしているかも書いてみようと思います。 フルディレクションとノンディレクション まずは、両極のスタイルをみてみましょう。 フルディレクション(ゆるぎない指示) これは、プロセスの正解を知って […]

  • 2021-07-08

ネガティブに耐性がないのは本当はポジティブではない

ボジティブな支援スタイルあるある カウンセリングやセラピーの中には、ネガティブな考えをポジティブな考えに変えてゆこうとするスタイルがあります。 それが効果があるケースもあるのですが、一時的に気分が良くなって後に元に戻るというケースももあります。 問題の根っこが心の浅いところにあるお悩みの場合は、ボジ […]

  • 2021-06-25

心理セラピストの使い方

心理支援の活用の仕方をカウンセリングする、メタカウンセリングを提供することがあります。 私がクライアント側体験をしてきた経験から、心理カウンセラーの使い方のポイントの1つをお話します。 カウンセラーというのは知識や偏見のメガネをかけています。で、それがゆえにうまくいかないことがあるのです。 私なんか […]

  • 2021-06-05

カウンセラーに話を聴いてもらえないと思ったら

心に課題をもつ人が「カウンセラーに話を聴いてもらえない」と言っていたら、私は「おしい!」と思うことが多いです。 それは自己メンタライジングへの機会 「話を聴いてほしい」「聴いてもらえなくて、私は・・・だ」と言えるまで、あと一歩です。自己メンタライジングの可能性が開けたということかもしれないのです。 […]

  • 2021-05-21

支援されて苦しむ人たちと本人中心アプローチ

支援されて苦しむ人たち たとえば、施設窓口での手続きが苦手な人がいたとします。心の準備をして窓口の手前まで来ます。 そこで「(手続きが)できますように、できますように」と唱えています。 そこである支援者は「過去にできたときのことを思い出して」と助言します。 これが支援者中心(または治療者中心)アプロ […]

  • 2021-04-24

よいカウンセリングの特徴 ~ 小さくなって返ってくるか?

ネイティブセラピストなどの心理支援者の活用法として、私がビオンサイクルと呼ぶものがあります。(ビオンの理論に基づいているので、このように呼んでます) セラピストが「失敗しちゃったね」「恐いのね」「困ったね」「悪い子ちゃんね」「痛いね」と言うとき、抱えられないものが、抱えられるように小さくなって返って […]

  • 2021-04-09

「克服」か「治療」か

近年の心の悩み当事者の傾向として、悩みを克服したいというよりは、治してもらいたい/助けてもらいたい/ケアされたいという人が増えているように思います。 以前は制度や権威のない世界でしたので、当事者は自分で支援者を探し回ったり、いろいろなアプローチを試したりしていたので、自ずと主体的になっていたと思いま […]

  • 2021-03-31

「治療」視点と「克服支援」視点の違い

「治療法」は誰でも学べるけど、「克服法」は当事者しか学べません。 たとえば、「子供を叩いてしまうんです。子供がトラウマとか愛着障害とかになると思います。子供を助けてください・・・」というママさんがいます。 一般世間は「子供を助けなきゃ」となるでしょう。 ある専門家は「ママさん、あなたが救われる必要が […]

  • 2021-03-08

心に傷のある心理セラピストの良し悪し

それは私がネイティブセラピストと呼び、カール・ユングがウーンデッドヒーラーと呼んだものです。トラウマ克服、精神疾患、心の痛みなどの経験や当事者性が、支援提供にあたり有効に働いている心理支援者のことです。 一方で、「自分が苦しんでたら、他人を助けられないでしょう」とか「そんな弱い人間に支援は無理でしょ […]

  • 2021-03-04

心理セラピストの探す視点 〜 ネイティブな経験値

心理支援者 (心理カウンセラーや心理セラピストなど)の選びかたの視点をもう1つ。 知識と経験値 支援者は次の3種類の専門性をもっています。 知識 心理学・療法の知識や業界動向。 臨床経験(支援者側としての業務経験値) 支援業務や手法を使うことに慣れていること。 当事者経験(ネイティブな経験値) 実体 […]

  • 2021-03-04

心理セラピストの探す視点 ~ 権威、手法、人

権威で選ぶ? 有名であるとか社会的地位があるなどの権威で選ぶ方法があります。多くの人は自覚せずにこの選び方を取り入れています。効率的によい情報にたどり着く場合と、権威に騙される場合の両方があるかと思います。 権威で選ぶことの良し悪しは一概にいえませんが、自分が権威で選んでいる点を自覚することはお勧め […]

  • 2021-02-28

心理療法の浅い/深いの選択例

心理療法(心理セラピー)に浅い、深いという区別がでてきました。以前は深いのがよしとされていたのですが、浅いセラピーも流行しています。深いセラピーはセラピストの人柄や生き様に依存することと、相談者(クライアント)のニーズとしても浅い好み、深い好みに分化しているようです。 自分で自分を苦しめる癖があるよ […]

  • 2021-02-24

ウーンデッド・ヒーラーのピアジェ風発達

子どもの発達過程と似たプロセスが、人生の中で様々に再現されることがあります。ウーンデッド・ヒーラー(傷ついた癒し手)(傷つき体験の当事者が心理支援職になる適性を得ることがある)がどのように育つのか、経験則と発達心理学を参考にまとめてみました。科学的理論ではなくて、経験に基づく世界観です。 段階 1 […]

  • 2021-02-15

ウーンデッド・ヒーラー(傷ついた癒し手)とヘルシー・ヘルパー(健康な援助者)

「ウーンデッド・ヒーラー(傷ついた癒し手)」はユングの概念です。 心に傷がある(当事者体験のある)人が心理支援に能力を発揮するというような意味です。 ※Kojunは同じような意味でネイティブ・セラピストという言葉を使っています。 不幸自慢ではありません。当事者体験がある人にしか見えないことがあるとい […]

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