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心理セラピーを知る

Kojunの心理セラピー(心理療法)では、感情処理を深く扱い、TA・ゲシュタルト・再決断・インナーチャイルド、人間性心理学、実存主義を統合しています。その立場や経験から、心理セラピーでなにをしているのか、物事の捉え方などを紹介します。教科書のウケウリではなく、クライアントと共に作り上げてきた世界観を使って説明します。

  • 2022-10-27

自己肯定感の心理セラピー

自己肯定感の大事な理解 「周囲に優れた人たち、素晴らしい人たちがいると、自己肯定感が上がらない」というのは、注意を要する捉え方かと思います。 確かに、そなように感じるのは自己肯定感が低い状態かもしれません。 しかし、他者と比べなくても大丈夫なのが自己肯定感です。 このことは、自己肯定感の低い人にとっ […]

  • 2022-10-19

解決志向って問題から目を逸らすこと?

解決について考えるか、問題について考えるか。目標か課題か、願いか不満か、目的か原因か。 心理カウンセリングなどにおいて、原因とか課題とかについて考えることはあります。心にある克服が容易でない問題のことを、私も心理課題と呼んだりすることがあります。 なぜなら解決に役立つことがあるからです。 解決志向の […]

  • 2022-10-07

クライアントに心理セラピーの手法を合わせる

心理カウンセリング/心理セラピーの世界において、「手法にクライアントを合わせるのではなく、クライアントに手法を合わせるのだ」ということが言われます。 これは、手法にクライアントに合わせようとしてしまうことはよくあるという戒めでしょう。 セラピストやカウンセラーも全てを理解しているわけではないので、手 […]

  • 2022-10-03

幼少期を扱う心理セラピー

人生を支配する感情パターン/対人関係パターンのお悩みを扱う場合は幼少期に触れることが少なくありません。 アダルトチルドレンや機能不全家族の影響について扱う場合ももちろん幼少期に触れます。 「あの頃」と「いまここ」 ただし、深層心理に変化を狙う場合は、ゲシュタルト療法や力動アプローチを取り入れます。 […]

  • 2022-10-01

なぜマニュアル化されない心理療法があるのか?

感情体験を重視する力動的なセラピー、本人主導を重視する人間性アプローチというのは、手順よりもセラピストの生き様などが影響を与えやすいものです。それゆえ、効果検証、エビデンス研究が困難です。 そのことを具体的なイメージで説明してみましょう。 例1:マニュアル化すると効果がなくなる心理セラピー 例えば、 […]

  • 2022-09-17

手放すことを苦しんでよい

悩みの解決とは、どうしようもないことを諦めて、出来ることをすること、とも言えるかもしれません。 生きづらい人は、あるテーマについて、変えられない過去を諦めずに、変えられるはずの未来を諦めているということがあります。 過去を諦めない人は、未来を諦める 心理セラピーは未来を変えるために行うものです。です […]

  • 2022-09-11

「よい意味で諦める」の正体

心理セラピーでは非常識なことを話したりします。 ですから、古来では神殿とか教会とか山の寺とか、世俗から離れたところで精神に関わる儀式は行われてきたのでしょう。 また、とくに感情を扱う儀式には、「よい意味で諦める」というものがあります。 諦めの境地をみるために非常識が必要 心理セラピーでも「よい意味で […]

  • 2022-08-19

心理セラピーで過去を扱うことの、もう一つの説明

心理セラピーで過去を扱うことについて、以前はよく「未来を変えるために、過去を扱うんだよ」と説明していました。 親を恨むとか、出生を呪うとか、過去に囚われるためではないということ。 そして、過去に対する感情を扱えた人は、未来へ向けた再決断などができます。目的と手段の関係なんだよって説明です。 それはそ […]

  • 2022-08-17

葛藤の反対が統合

心理セラピーで「統合する」なんて言いますね。 自己一致なんかも統合ですね。言葉と行動の一致も統合ですし、考えていることと感じていることが一致するのも統合でしょう。 統合していない状態は「分断」とでもいいましょうか。 「フリをしているのをやめる」のも一致でしょう。フリをするのは、本当の自分と見せかけの […]

  • 2022-08-05

認知再構成法をKojunっぽく統合アレンジ

認知再構成法(CR)というのは狭義の認知行動療法です。昔は認知行動療法(CBT)といえばこれのことを指していましたが、いまではいろいろな認知行動療法が出てきたので、ここでは認知再構成法(CR)と呼ぶことにします。 Kojunは狭義の認知行動療法はあまりカウンセリングで使わないよと言っていますが、たま […]

  • 2022-08-04

未来志向は過去から目を背けない

未来志向は未来を志向することです。過去から目を背けることではありません。 ポジティブ vs アンチネガティブ ポジティブ心理学というのも、おそらく本来はポジティブを扱うということであって、ネガティブから目を逸らすことではないはずです。 しかし、「ネガティブに向き合えないからポジティブ心理学を好んでい […]

  • 2022-07-26

解決像と願い

SFA(ソリューションフォーカスアプローチ)では解決像に注目します。これは、「原因ではなくて解決に注目しましょう」と説明されることが多いようですが、「解決したときのイメージを具体化しましょう」というのが本質ではないかと思います。だから「解決像」。 ※「原因探しをしない」というのは、たいてい「原因」と […]

  • 2022-07-22

宿命と解決志向アプローチ

Kojunから見た解決志向アプローチ(以下、SFA)を語ってみたいと思います。 SFAはもともと家族療法に縁のあるものだそうですが、Kojunの心理セラピーは短期療法という接点があるように思います。 ウェルフォームド・ゴールを発掘する カウンセリングにおいて、原因について掘り下げる作業をケースフォー […]

  • 2022-07-13

フォーカシングは身体指向ではない

とある先生が、フォーカシングは身体指向とはちがうんだがなあと言ったとか、言わなかったとか。 たしかに、フォーカシングは身体指向だというのは誤解のように思います。 また、別の先生は次のように言っています。 私の実践イメージからの意見も書いてみます。 身体の感覚に注意を向けるというのは、良い実践の1つだ […]

  • 2022-07-10

トラウマ体験を想起するセラピー

過去のトラウマ体験を想起してもらうセラピーには2通りあるのではないかと思います。 馴化のプロセス PEの想像エクスポージャーなどでは馴化が図られます。思い出し、語ることで、記憶が整う。それは「暴力を受けたことを思い出すことは、再び暴力を受けることとは異なる」ということを体験的に知ってゆくプロセスと言 […]

  • 2022-07-09

ショックトラウマの扱い

ある出来事(虐め、性暴力、暴力、裏切り)のショックを身体や心が覚えて現在の生活に影響が起きているようなケースをショックトラウマとか広義PTSDと呼んでいます。 ショックトラウマのご相談もありますし、他のお悩みを扱う心理セラピーの一部としてそのテーマが表れることもあります。 狭義PTSDに適応する心理 […]

  • 2022-07-07

「原因論の罠」と「目的論の罠」

旧い精神分析への批判にこのようなものがあります。 はい、指摘しただけではラクにはなりません。指摘するだけではセラピーとは言えないでしょう。 そこで、「原因」ではなく「目的」に注目しましょうというのが目的論です。 旧い精神分析がやっていたのは、道徳規範などによる抑圧によってヒステリー(変換症など)が生 […]

  • 2022-07-02

トラウマ克服のために恐怖の感情を扱う

感情力動アプローチの心理セラピーでは、感情を解放するというようなことが行われます。 暴力被害トラウマなどの場合は、恐怖を解放して完了させるといいうようなことを行います。 境界線の復活 トラウマのせいで人に逆らえないとか、自己主張できないとか、キレるような喧嘩しかできないというような主訴の場合は、Ko […]

  • 2022-06-24

正論で解決しない悩みにはゲシュタルト療法の「図地反転」

正論のアドバイスでは解決しない心の悩みには、直感を使った心理療法が使える場合があります。 ゲシュタルト療法の「図地反転」について、その具体的なイメージを書いてみます。 ゲシュタルト療法はイメージワークっぽくやることが多いのですが、それでは文章で表現しにくいので、ここではあえて心理相談/カウンセリング […]

  • 2022-06-24

ACの過去とゲシュタルト療法の「いまここ」

対人支援者の勉強会で話す機会がありましたので、ついでにブログにもゲシュタルト療法の「いまここ」について書いておきます。 以下は、技法折衷の実践経験から私なりの説明を書いてみます。 ホットシート/エンプティチェア技法のイメージで説明してみます。 たとえば、目の前の空椅子にクライアントの幼少期の父親がい […]

  • 2022-06-19

深層心理セラピーの3幕構成

子どもの頃に起因する生き辛さをもつ人たちが心理セラピーに来ます。 何十年もかけて準備して来ます。 そのような心理セラピーを3幕構成で外観してみようと思います。 第1幕:主訴 クライアントが悩みを述べたり、心理セラピーで扱う悩みを決めたりします。 この時点で、Kojunはクライアントが望んでいる未来の […]

  • 2022-06-18

認知行動療法の狭義と広義を区別しよう

認知行動療法については、狭義と広義の2つの意味があるようです。 認知行動療法(狭義)=狭義CBT ベック博士に由来する認知再構成法。自分の感情の背後にある自動思考に気づき、「認知の歪み」を修正してゆくというもの。 認知行動療法(広義)=広義CBT 実証的に効果が確かめられた心理療法の総称。 実証的に […]

  • 2022-06-16

セラピストは逆説的な存在である

感情力動セラピーでは、世の良識に反するような感情の導きをしたりします。 たとえば、親に対して怒りを表すようなイメージワークをしたりします。 これは親を怨むことを推奨しているわけではありません。 むしろ、親に対する怒りを表出することで、親を恨まなくて済むようになります。 逆説的なのです。 いや、なんで […]

  • 2022-05-11

それを「不適応スキーマ」と呼ばない理由

自己啓発や認知行動療法ではなかなか変えることの出来ない、深層心理にあり人の人生を支配するものを中核信念と呼んだりします。 とくに悩みや病の原因となっている場合は、心理療法において「不適応スキーマ」とか「非合理な信念」とか呼ばれます。 取り除くべき悩みの原因というわけです。 私も中核信念を解消する心理 […]

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