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Kojunセラピーと精神力動アプローチ

Kojunの心理セラピーは精神力動アプローチを含みますが、典型的な精神力動アプローチと同じところ異なるところを確認してみたいと思います。

アッシャーはJ.Shedlerの論文「The Efficacy of Psychodynamic Psychotherapy」を参照して、次のようにまとめています。

Shedlerはいくつかの一環した特徴を挙げていますが、それらは全体として精神力動的サイコセラピーを他の治療と識別します。

・情動と感情表出に焦点をあてる - セラピストは、これまで気付かれれることのなかった矛盾に満ちた厄介な気持ちも含めて、患者が気持ちを言葉として表現することを助ける

・繰り返されるテーマとパターン - 特に、痛みを伴う、あるいは自滅的なパターン - の同定

・現在の問題に対し過去の体験がもたらす影響の理解

・治療関係に焦点を当てる - すなわち転移と逆転移

『精神力動的サイコセラピー入門』S・F・アッシャー

これらの各項目について検討しています。

「情動と感情表出に焦点をあてる」

これはKojunの心理セラピーの特徴である感情処理が相当しそうです。Kojunは「どんな感じがしますか?」と頻繁に尋ねます。

ただし、Kojunの心理セラピーでは、「言葉にする」のみならず、言葉や動作を手段として感情を感じることを重視します。すなわち言葉のみならず、実際に涙が出たり、体が震えたりすることも大切にします。

すなわち、感情の所有(≒言葉にする)だけでなく、感情解放まで重視するとも言えます。

「繰り返されるテーマとパターンの同定」

これはKojunの心理セラピーでは、主訴(クライアントが訴える悩み)としてよく扱われるものです。「いつも遠慮してチャンスを逃す」とか「どの職場でも上司と喧嘩してしまう」とか「いつもヘンな男と付き合ってしまう」などです。

Kojunの心理カウンセリングでは、精神分析というよりは、その近代版である交流分析の脚本分析を参考に、繰り返される対人パターンや感情パターンを特定します。また、何が起きているかを把握するために、認知行動療法の状況・思考・感情・行動・身体反応の枠組みを使う場合もあります。

「現在の問題に対し過去の体験がもたらす影響の理解」

Kojunセラピーでも現在の悩みを解消するために、過去の体験を扱うことは多いです。

ただし、「理解」することよりも、未完了な感情を完了したり、新たな体験をすることなどの「体験」を重視します。その重要性を「理解している場合ではない」と表現することがあります。

アドラー心理学では「過去に原因を求めるのではなく、目的に目を向けよ」と言うそうですが、Kojunは「目的に目を向けるのは当然(目的のない人が心理セラピーを申込んでくることはない)で、過去から目を背けなくても未来は選べる」と考えています。それが「理解」ではなく「体験」を目指すということでもあります。

「治療関係に焦点を当てる - すなわち転移と逆転移」

Kojunセラピーでも治療関係は重視します。ですが、転移・逆転移を積極的には使いません。

転移とは、たとえば、クライアントがかつての父親像をセラピストに投影して「この人も私を説教するだろう」と思うみたいなことです。

精神分析では、クライアントを理解するためや、クライアントに新たな情動体験を提供するためにそれを活用します。

Kojunの心理セラピーでは、空椅子のワーク等を使います。たとえば、「いま目の前(の空椅子)にその上司がいることを想像してください」とか「(かつての)お父さんがいることを想像してください」というようなイメージワークです。転移(セラピストへの投影)を使う代わりに、イメージワーク(空椅子への投影)を使っていると言えるかもしれません。

Kojunは存在の個性が強すぎて、真っ白なスクリーンのように投影先には適さないかもしれません。「この人も私を説教するだろう」などの投影はあっという間に崩れて、新たな体験に入ってゆきます。

また、Kojunは治療者/権威者というよりは、サバイバー仲間のような存在です。それも投影先になりにくい理由かもしれません。なっちゃうこともありますが。

まとめ

Kojunセラピーが精神力動アプローチと重なるところは、感情表出、繰り返されるパターン、過去の体験を扱うというあたりでしょう。

あまり重ならないところは、理解よりも優先することがある、転移を積極的に使わないことあたりでしょう。

※当サイトの記事には私見や独自の経験的枠組みが含まれます。また、全てのケースに当てはまるものではありません。ご自身の判断と責任においてご活用ください。

※当サイトの事例等は本質を損ねない範囲で合成・再構成によるフィクション化をしています。

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