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カウンセリング業界

心理支援業界の舞台裏など。

感情を扱うセラピーが形骸化している

私の感情を出す心理セラピーは、古くて新しいです。古くは煙突療法などとも言われていて、力動アプローチという心理療法の主流の1つに含まれます。ですが、時代とともに変化もしています。 一方で、最近は「感情をアップしない」のが心理療法の流行りです。 地位の高い先生方とお話していると、感情を表出する心理セラピ […]

「当事者は不幸を選ぶ権利もある」

ネイティブセラピストの特徴に当事者視点があります。 それは支援者都合の支援、社会都合の支援 との対比です。 社会都合の支援とは、就労させることをを目的とした自立支援福祉サービスなどです。 支援者都合の支援というのは、性暴力被害者のPTSD症状を消す目的で心理療法をする、薬物依存者を社会復帰させるため […]

心理セラピストの勘と経験を禁止する風潮について

エビデンスに基づいたカウンセリングやセラピーをしましょうっていうのが流行っていて、業界団体なんかもそんなことをうたっています。 私なんかは、セラピストや医師の勘と経験にずいぶんと助けられてきたので、勘と経験に対して謝礼を払うのはやぶさかではないです。 「勘と経験だけではなく、実証的なデータも参照しま […]

当事者は心理専門家を待ってられない

教科書的に正しいこと以外は間違っているという風潮 そんな風潮が臨床心理の世界にはあるようです。 教科書に従っていない心理支援者を「自己満足のカウンセリングをしている」とつるし上げる風潮。 「最新の学術情報を知らないんですかあ?」と非難するみたいな専門家もいるそうです。 教科書に従って仕事をする専門家 […]

医療機関と開業カウンセラー

開業セラピー/カウンセリングというのは、機関に属していないのでチーム医療といった感じではないですが、たまにクライアントに医療を勧めたり、紹介したりすることはあります。 たとえば、摂食障害でガリガリに痩せているとしたら、根本原因が心因だったとしても、医療には接しておいたほうがよいでしょう。ちゃんと内科 […]

心理セラピストはアヤシイ

先日、心理カウンセラーの育成のしかたについての討論を聴きました。ある先生たち曰く、日本は変だという。カウンセリングをほとんどしたことがない人が大学でカウンセリングを教えていたするんだとか。日本では投資家として成功していない人が大学で経済学を教えているなんて話に似ていますね。 そういえば、心理療法はや […]

心理職はどのように成長するのか

サイコロジストの最終段階はネイティブセラピストのスタート段階に似ている サイコロジスト(心理士)の成長モデル(六期モデル)というのがあるそうで、大学で心理学を学んだ人たちを対象に調査して作られたので、当然ながら大学で心理学を学んだようなサイコロジストに当てはまるモデルです。 その最後の段階の説明とし […]

学歴で心理カウンセラーを淘汰せよ!?

あなたは、どう思いますか? これは、長期にわたって心の悩みと向き合っている人、カウンセラーやセラピストを探している人は、一度考えてみてよいかと思います。 心理カウンセラーや心理セラピストに学歴は必要か? 大学で心理学心理学部を卒業している必要があるか? 大学院までいってないとダメとか、アメリカに留学 […]

精神医療と心理セラピーの違い

と言っても・・・いろんな心理セラピストがいます。精神科医もいろんな側面があるでしょう。 なんですが、精神科医っぽい態度(サイコロジストも含む)と心理セラピストっぽい態度について、こんな傾向があるんじゃないかなという観点を書いてみます。 医療モデルと心理支援モデルとでも呼びましょうか。 アセスメントの […]

「自殺防止」という言葉に冷淡さを感じます

ずっと前から、叩かれそうになりながら、ひっそりお伝えしていますが、私は「自殺予防」とか「自殺防止」という言葉に違和感を持っています。 これまで自殺防止とは、たいていはゲートキープ(自殺しそうな人を止める)のことを指していて、それはそれで必要なことでもあるのですが、そもそも死にたくなる事態をなくさなけ […]

適切な心理アセスメント!?

サイコロジスト的なスタイル 私のスタイルとは異なりますが、サイコロジストのお仕事なんかだと「適切な心理アセスメント」が必須とされています。こんな感じでしょうか。 アセスメント → 手法の選択 → 説明 → セラピーの実施 そうしないと、間違った手法でダラダラと費用と時間を使わせてしまうということです […]

「科学主義」と「本人中心主義」を比較してみます

すべてにおいて正反対とは言いませんが、「科学主義」と「本人中心主義」を比較してみようと思います。 科学主義 「支援者の勘や経験に頼らず、エビデンスに基づいて判断する」 エビデンス エビデンスというのは、主に統計的手法によってい、治療法の効果が検証されたことをいうようです。 こちらの記事に、その限界を […]

心理学は科学か?

理学部出身の私ですが、心理学は科学ではないと思っています。 科学である必要もないでしょう。 心理療法もまた、科学的である必要はないと思っています。当事者としては、べつに科学的な人生をおくろうとしているわけではないので。 科学的な心理療法もあってもよいと思いますが、それと価値とはあまり関係ないように思 […]

「克服」か「治療」か

近年の心の悩み当事者の傾向として、悩みを克服したいというよりは、治してもらいたい/助けてもらいたい/ケアされたいという人が増えているように思います。 以前は制度や権威のない世界でしたので、当事者は自分で支援者を探し回ったり、いろいろなアプローチを試したりしていたので、自ずと主体的になっていたと思いま […]

カウンセラーの「傾聴」が気持ちわるい!?…からの「共感」を捨てるトレンド

そんな話ありますね。私は「業務スキルくささ」と呼んでますが。 「傾聴」にまつわる技法の変遷を見てみましょう。 二十年前くらいは非指示療法(ノンディレ)が流行しました。カウンセラーは話を聴くだけで指示も助言もしないというものです。 カウンセラーは意見のない鏡のような存在という人もいました。それは技法で […]

日本の心理業界の今昔 ~ ある当事者が観た風景

当事者と心理支援者の両面から見ていた時代の目撃者として、日本での心理セラピー(心理療法)の歴史を書いておこうと思います。 たくさんの感動や悲観を経験してきたので、客観的な文章にするのが難しいのです。むしろ研究論文ではないので、ちょっと面白めに書きます。心理支援業界がユーモアを失ったらおわりと思います […]

エビデンスに騙されるな(2)「エビデンスがある」≒「誰かが儲かる」

前の記事: の続きです。 「セラピストの個人的な経験則や直感ではなく科学的根拠にもとづいて心理セラピーは行われるべきです」という科学主義やエビデンシャリズムは思想であって、科学的に証明されてた事実ではありません。セラピストの個人的な経験則や直感に助けられた人はたくさんいます。それをやめるべきだという […]

エビデンスに騙されるな(1)「多くの人に効果がある」≠「私に効果がある」

「エビデンスのある心理療法」というような言葉が流行しています。 「エビデンスがある」は効果が保証されているように聞こえます。「エビデンスがない」はあやしそうに聞こえます。 それは思考停止させる言葉のマジックかもしれません。 実際にはエビデンスはあっても効果はなかったというケースは多々あります。 ○○ […]

カウンセリングの基本は「傾聴」だそうですが

こんなことがありました。 ある人が「カウンセラーの人たちって上から目線で嫌いです」とSNSに書きました。 すると、カウンセリングを学んでいる人たち(プロ/アマのカウンセラーたち)が「それは違うよ」というコメントをたくさんつけました。そして、その投稿者は投稿を取り消して謝罪しました。 たしかに「カウン […]

大学教授を怒らせてしまった話

数年前だったか、私が大学教授が主催する心理療法の研究会に参加を申し込んだら、断れらました。 参加要件には、「学生」「臨床心理士」のほかに「心理に興味のある方」もありました。ところが参加を断る理由は「臨床心理士ではないから」でした。なぜダメなんですかと尋ねると、「臨床心理士でないと事例の守秘義務が守れ […]

「正す」と「赦す」アプローチ

対人支援(カウンセラー、相談員など)プロ向けの講座をしていると、「プロは何が違うのですか?」と聞かれることがあります。 いろいろありそうですが、心理セラピストやカウンセラーに関して言えば、「正す」以外のアプローチ「赦す」を知っているということを挙げてもよいかもしれません。 たとえば、水泳のクロールで […]

「二次利得」という言葉で人を裁かないで

二次利得という言葉 「二次利得」、ときに人を馬鹿にした言葉だと思うことがあります。 心理支援の分野に「二次利得」という言葉があります。これは病気やトラブルを抱えている人が、それによって得ていること(優しくしてもらえる、仕事をしなくていいなど)のことです。 本人がトラブルを病気を手放そうとしない原因を […]

心理の「専門家」は役に立たないと言われ始めている

ひきこもりの勉強会(当事者家族の会の代表の方の講演)に行ってきました。いい内容でした。思うところたくさんある。 理解されずに、支援が暴力になる。 専門家が役に立たない。 「これまで心理の専門家(サイコロジスト)を何人も呼んで講演してもらったけど、役に立たなかった。経験していない人たちの教科書の話は何 […]

心理カウンセラーのトレーニング会で受ける衝撃

今回の記事は愚痴になります。愚痴ですが、私らしさでもあるので、書いてみようと思います。 心理カウンセラーのための、とあるトレーニング会に行ってみて、衝撃を受けました。 その日行われたのは、「過去の出来事の気持ちを思い出す。もう1人はその話を聞く」というだけの練習ワークです。それは良いトレーニングです […]

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