好奇心と自愛が回復プロセスの動力

「ここは見知らぬ場所じゃあない。新しい場所なんだ」(パウロ・コエーリョ)

不確実や未知をどれくらい人生に取り込みたいでしょうか。

Points of Youのトレーナーたちは、「プロセスを信頼しよう」と言います。他の各種の流派でもプロセスは大切にされています。

これは、ゴールと一歩との関係は、歩いている時点では分からないということでしょうか。その一歩を愛せるか、ということでしょうか。

「見知らぬ場所」は、投影(心の中のものが、そこにあるかのように見える心理現象)を引き起こします。なにも知らないのにこわいなら、無意識に何かを想像しています。

ちなみに、その投影が固定化したものが恐怖症ですね。それに光をあてるのは、恐怖症解消セラピーの一部でもあります。

「新しい場所」では、未だ見ていないものが目に入ります。心の中にある既知が当てはまらないものが、好奇心という動力を引き起こします。

それはなぜか幸いにも心地よいものです。セラピーもこの動力を使って進めます。

旅しているのなら、「見知らぬ場所」を「新しい場所」にしてゆく必要があります。心の悩みの克服も典型的な旅です。

見知らぬ人が新しい人に変わることを出会いと言うように、旅の一歩も出会いです。出会いの勇気が必要。

不確実の中の一歩を愛せるかは、自愛や自尊によるかと思います。ですから、不確実の中の一歩をするときには、その時に生じている自愛や自尊を覚えておきたいと思います。

好奇心と自愛は、鬱状態からの回復プロセスにも知られるものです。怖れの反対である「光」の正体は、勇気とも言いますが、むしろ好奇心と自愛かと。

※当サイトの記事には実践経験に基づく意見や独自の経験的枠組みが含まれます。また、全てのケースに当てはまるものではありません。ご自身の判断と責任においてご活用ください。

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