幸せへの必須能力、心の知性(EQ/EI)

人の成功や幸福を決定づけるものは、知能指数(IQ)ではなく、心の知能指数(EQ)/心の知性(EI)であることが数十年前から調査報告されているそうです。

これを高めるとはどういくことなのでしょうか?

自分の心の状態(主に感情)に気づくこと。それが根本だろうと思います。他者の気持ちを察するのも、自分の気持ちを理解できないと難しいからです。

男性経営者の例

例えば、男性経営者に多いのは、リスクや心配事に対して、自分が恐がっていることから目をそらしていることが多いです。想いが裏切られた悲しみからも目をそらしていることが多いです。

「私は経営者だ。感情にひたっている暇はない」と言います。

しかし、感情を否定しているがゆえに過去の出来事の呪縛にとらわれ続けているということは多いです。最低でも、恐いということを認めれば、「恐くなくするためには?」「恐いなりにできることは?」と考えることができます。

「恐いわけないじゃないですか!」と自分を偽っている人が、恐さを乗り越えたり、恐さに対策を講じたりすることはできません。恐い感情が解消することもなく、悲しみが次のステージを開くこともなく、過去のトラブルの影響を受け続けます。

自分と向き合う

向き合わなかった感情は、知らず知らずのうちに行動を制限したり、無駄なエネルギーを使わせたりします。多くのチャレンジに晒される経営者によくみかけます。

この試練を乗り越えて、自分に恐い感情、悲しみの感情があることを認めることを、コーチング等では「自分と向き合う」と言い、スピリチュアル等では「ゆるし」とか「怖れを手放す」とか言います。哲学や瞑想では「内省」。セラピー等では「統合」とか「解放」とか言います。

「恐くないもんっ」というのは、怖れを手放しているのではなく、怖れに囚われているのです。

自分で練習するにはどうすればよいか?

世間や誰かに不満をいただいたり、誰かに思い知らせてやりたくなったり、誰かの悪口が止まらないとき、「私の感情はなに?」と問いかけてください。相手へのフォーカスを保留して、ご自身の心にフォーカスします。重要なのは、この案内を「悪いのは相手じゃなくて自分ですよ」という意味にとらないことです。

はっきり言いまして、出来る人と、なかなか出来ない人がいます。やってみて、もし出来たならばラッキーです。

自分の心の状態に気づくことが、自分を器を小さくするのか、大きくするのか、ご自身で確かめるとよろしいかと思います。

心理コンサルティングにも、Points of Youにも、心の知能(EQ/EI)を高めることが含まれています。心理セラピーでは、心の知能(EQ/EI)が前提となります。EQ/EIが全く低い状態では、まず心理セラピーをやろうと思うことができません。

講座にいらっしゃれば、ご自身が自分に向き合う人なのか、試すことができるでしょう。お待ちしております。

※当サイトの記事には実践経験に基づく意見や独自の経験的枠組みが含まれます。また、全てのケースに当てはまるものではありません。ご自身の判断と責任においてご活用ください。

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