「行動できず苦しい」を抜け出す6ステップ

行動ができない。心身が疲れているなら、休むのも必要ですが、疲れてない、または休んでも動けない。動かないことで悪循環。その対処法、なんとか動きだすための方法を書きます。

ここでは、面倒がっているのではないのにストップがかかる、行動しようとすると抵抗・苦痛を感じる、ベッドから出ようとすると胸が張り裂けそうになる、以前は行動できたのに動けない、怠けたいわけではない、という場合を想定します。

無意識に完璧主義が働いている場合などに、動けなくなることがあります。



✳︎うつ病の療養など、行動しないことが必要なときもあります。通院されている方は医師に従ってください。

Step1 行動を選ぶ

やろうとしていることが複数ある場合は、1つ選んでみます。難しくなく、やり易いことからです。

一般的には、やりたくない大きな事を先に片付けるのがよいとされます。しかし、ここでは心理的な困難がある前提で、異なるアプローチをとります。小さな事であっても、それをやると、気持ちが変わる、視野が変わる、次の選択肢が変わる、ということを狙います。

Step2 自分の中の子供の自分に聴く

自分の中に子供の自分がいると想像します。優しく「どうしたの?」と声を掛けてください。

動けない理由を聴いてあげてください。たとえば、「完璧にやらないと叱られる」、「やりだしたらどんどん仕事が増える」、「こわいよー」、「どれからやっても何かが後回しになる」などかもしれません。

そして、動けるための効果的な声掛けをみつけてください。「大丈夫よ」「一緒にやろっか」「ゆっくりやってみる?」などです。

これを優しく、丁寧にやってください。説教はしません。

不思議なことに、この後のステップで、分別のある現実的な行動がしやすくなります。

Step3 達成イメージを味わう

選んだ行動を達成したときに、不安がなくなったり、喜んだり、気分が変わることを予想して味わってください。そのイメージに入り込んでみてください。

Step4 行動を分割する

行動の最初の一歩をみつけてください。ここまでなら出来そうだと思える一歩です。

外へ出たい場合は、まず玄関に行ってドアの内側に触れるのも良いです。

その一歩目が出来るところまでを想像します。

Step5 身体から動きだす

もし、寝ている状態なら、身体をグニャグニャ動かしてください。小さなストレッチです。

深呼吸します。

自分に声掛けながら動き始めます。

Step6 褒める

忘れずに、出来たことを「出来たね」と褒めます。”おだてる・あおる”というよりは、”愛する”という感じです。

スライド3

少し動けると好循環が生じて、さらに動けたりします。しかし、また動けなくなったりもします。それでも抜け出せた体験を大切にします。内なる説教を洗い流し、自分への信頼を感じていきます。

自分が怠けていると思っていると気づきにくいですが、身体が緊張して疲れている場合もあります。恒久対応としては、緊張を解消することも必要かもしれません。また、特定の不安や、生きることへの抵抗などが見つかるかもしれません。それらを取り除くには心理セラピーが役立つ可能性もあります。

こちらも参考

また、不安におそわれて動けない、というように不安が強く顕在化している場合には、こちらを試してみてください。

どうしていいか分からない、というような状態の場合は、こちらが参考になるかもしれません。

※当サイトの記事には実践経験に基づく意見や独自の経験的枠組みが含まれます。また、全てのケースに当てはまるものではありません。ご自身の判断と責任においてご活用ください。

※当サイトの事例等は事実に基づいてはいますが複数のケースや情報を参考に一般化して再構成、フィクション化した説明目的の仮想事例です。

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