Points of You 5つの価値の1つに「Unexpected but precise」があります。

Points of You のワークショップやセッションを体験した人は、驚きの感想をもらします。

意外なことが起きる、意外なことに気づくということです。それが「unexpected」です。それは、パターンを壊して、いつもとは違う発想を得るということです。

しかし、めちゃくちゃにしてびっくりさせればいいのかというと、そうではありません。奇をてらって驚かせることは簡単ですが、驚けばよいというものではありません。それが参加者にとって、意味のある、良い体験であることが必要で、それが「precise(精巧)」でしょう。

それがいかにして実現されているのか、2つの切口で書いてみます。

ツール/メソッドとしての特徴

Points of Youは、自分の中にある気持ちや想いを、あるがままに観察することを助けてくれます。自分たちが直面している状況についても、あるがままに観察することを助けてくれます。すなわち、それは気づいていなかった(unexpected)事実(but precise)に気づくことです。

私たちは、頭の中の引き出しを参照することで、物事を観察したつもりになっています。これをU理論では「ダウンロード」、心理学では「投影」と言ったりします。この状態を抜け出すために、Points of You では写真を観察してもらいます。クライアント(ワークをする人)の眼が上を向いているとき、それは頭の中の引き出しに向きやすい状態です。セッショニストはクライアントに写真に関しての質問をします。写真を観ないと答えられないので、クライアントは頭の中の引き出しへ向かうのをやめます。質問に対して、いちいち考えることなく、ただ観えていることを答えるような状態になり、ただ感じることを答えるようになり、ただ想うことを言葉にできる状態をつくります。これがPoints of Youメソッドの「発散フェーズ」でやっていることです。仏教では「放心」と言います。これにより、「ダウンロード」から「あるがままを観る」へとモードが変わり、気づいていなかったことに気づく準備ができます。そこへコーチング界が培ってきたような効果的な質問をします。これがPoints of Youメソッド「収束フェーズ」でやっていることです。(※これはPoints of Youメソッドの1つの解釈に過ぎません。しかし、王道な解釈かと思います)

グループワークで、他者の視点を知るというのも同様です。他者の状態を「あるがまま観る」状態にしてから、視点のシェアをします。

・無意識に感じていたこと、実は知りえた可能性(頭の中の引き出しに邪魔されていたこと)
・他者の視点
・言葉で表現されていない領域
・偶然からのアナロジー

これらが観えるようになる体験を、コンセプトストーリー(バルーン、視野角度など養成講座で習います)で捉えてゆきます。

診断ツールではなくて、発想ツールです。診断ツールの場合は、開発者が想定して用意したいずれかの診断結果にたどりつきます。たとえば、自分の強みを探す場合、「あなたの強みは○○○です」というように。発想ツールの場合は、参加者やクライアントが自ら発見してゆきますので、ツール開発者も想定していなかったような「自分の強み」が発見されます。枠に収めるのか、枠を外すのか、方向性の違いです。枠に収めるツールにも、驚きや意外性の体験はありますが、収まれば終わりです。枠の外は無限に冒険できます。

コミュニティ/運営としての特徴

使用者がそれぞれのバックグランド(経験や専門性)を活かして使えるよう、オープンな運営となっています。様々なプロフェッショナルが関わり、様々な分野に持ち込まれることにより、precise(精巧)にブラッシュアップされています。集合知を取り入れているといってもよいでしょう。創設者・開発者にとってすらUnexpectedになっているのです。

 
他も読む⇒Points of You Practical ~ 実践者向け無料記事 

※このページはマスタートレーナー上野貢潤の私見です。POINTS OF YOU JAPAN の公式文書ではありません。