ポスト・トラウマティック・グロース

ポスト・トラウマティック・グロース(PTG)について、「頑張って乗り越えたら人生の価値になる」と説明されていることがありますが、ちょっと違うのではないかなと思います。

なにもストレスがないよりも、適度に苦難がある方が、人は幸せになるということは統計研究がいろいろあるようです。

ですがそれは適度なストレスとか、ストレッチと呼ばれるものでしょう。それはPTGとは違うと思います。

苦難を乗り越えた体験というのも価値がありますが、PTGはそれとは違うと思います。苦難に打ち負かされた体験と言うほうが近いように思います。「打ち負かされちゃだめでしょ」とか「恐怖をいただいてはだめだ」とか思っているうちは、PTGしていない人のように見えます。

PTGは恐怖を抱く自分を怖れなくなることを含んでいるように思います。

PTGというのは、折れてしまったり、なにかを諦めたり、世間から「よく頑張ったね」と言われるような頑張りを捨てた先にあるように思います。

つまり、PTGというのは、前向きに考えようとかいう表面的なポジティブごっこをやめてなお、生きる意味や本当の幸せを見つけることのように思います。

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