売り手は、顧客視点を持てなくなる。

久しぶりに経営心理のお話です。

売りたい気持ちがあるとき、たいていは本人はその気持ちがあることを自覚するのは難しくなります。

自覚できない、すなわち無意識下に隠れる、すなわち心理的な死角(ブラインド・エリア)ができます。

そうすると、相手がそれを欲しがっているかどうか、相手が何を欲しがっているかどうか、をイメージすることができません。

それは、「自分が売りたい」と「相手が買いたい」という気持ちの区別がつかなくなるのです。

売り手の当事者になると、自分の商品告知が消費者視点で訴求されるかどうかが分からなくなるのはこのためです。

売りたいという気持ちがあると、何が売れるかわからなくなるとう、厄介なことが起こります。

組織でいうと、事業責任や売上責任があると、商品企画力が損なわれます。技術者は技術の市場価値が分からなくなります。

商品企画や、売り方の相談をするなら、あなたを応援していない人の意見がよいのかもしれません。

※当サイトの記事には実践経験に基づく意見や独自の経験的枠組みが含まれます。また、全てのケースに当てはまるものではありません。ご自身の判断と責任においてご活用ください。

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