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感情知性・感情の所有

  • 2018-02-09

セラピープロセスの前半は、自分の体験に気づくいてゆくこと

レスリーらのセラピー専門書を読み直してみました。最先端とは言えないけど、ちょっぴり古いだけに基本がしっかり研究されています。心の問題解消のプロセスの前半は、やはり同じですね。ブログにもよく書いていますが、自分の体験に気づいていくこと。「自分の心と対話する」と表現しているのは、その入口です。 その「前 […]

  • 2018-02-02

自分と向き合うとは、感情を「所有」すること

自分と向き合うことを、「感情を受け容れる」とか言いますね。セラピーで言うところの「解放」も、それを含みます。 「受け容れる」という言葉のは、分かりやすさを狙った言葉で、人によって様々なニュアンスを持ちます。 専門的には、より中立な表現で「感情を所有する」と言ったりします。 今回は、この感情の所有をみ […]

  • 2018-01-23

自分の問題から目をそらすと、他人の問題を解決したくなる

自分の問題から目をそらした人は、他人の問題を解決したくなります。 なので、心理分野で客が多いのは支援者になるためのスクールや講座。 自分のお腹が痛いから、他人の盲腸を切りたがるとでもいいますか。 自分の問題をすべて解決してからでないと支援ができないというわけでありません。むしろ、自分の代わりに他人の […]

  • 2018-01-03

人がチャレンジから逃げるとき

人がチャレンジから逃げるとき、逃げると決めてから、その理由を考え出します。そして、その理由があるから逃げることにしたのだと思い込みます。 このメカニズムは人の心理法則みたいなものなので仕方ないのです。 逃げることにした本当の理由は隠されます。それが隠されている限り、心は自由になりません。無意識の中の […]

  • 2017-12-22

なにが嫌なのか、こっそり言ってみよう

たとえば、「死ね」なんて語彙に安易に頼らないほうがよいですよ。 倫理や道徳ではなくて、心理の観点から自分のために。 何が嫌なのか、こっそり独り言を言ってみましょう。 「むかつくーっ」 おしい! 何が嫌なのか、こっそり言ってみましょう。 「あいつの嫌なところ」ではなく、「自分が嫌がっていること」ですよ […]

  • 2017-11-01

「英雄の旅」と「心の知能」「アウェアネス」

ここでは、深層心理セラピーに見られるプロセスをジョーゼフ・キャンベルの「英雄の旅」理論をベースに、他の諸理論の概念も交えて述べてみます。 ※それぞれの元の理論の詳説ではありません。 人生の法則 – 「英雄の旅」理論とインナーゲーム 神話学者ジョーゼフ・キャンベルは古今東西の伝承や物語を調 […]

  • 2017-10-01

感情を受け容れると、感情的にならない

攻撃されたわけでもないのに、人が攻撃的になる。これは、どのようにして起きるか。 感情的な攻撃のスパイラル 人は感情の抑圧によって、感情的になります。 逆に、感情を受け容れる(自覚する)と、感情的になりにくくなります。感情があるのと、感情的なのは違います。 抑圧のプロセス(一例) 不安や悲しみなどの感 […]

  • 2017-09-19

「恐がるな」=「チャレンジするな」

恐がることは悪いことだと思っていますか? 自分が何を恐がっているか知ることは、チャレンジには欠かせません。 私の経験からすると、男性経営者の多くは恐さを認めません。そして、心の課題をなかなか解決できないことが多いです。女性経営者は、恐さを認めてセラピーのプロセスを進め、そのビジネスを飛躍させることが […]

  • 2017-09-13

対人緊張・あがり症の克服シナリオ

「あがり症をなんとかしたいです」といきなり相談に来る人もいますが、多くの場合はファイナルファンタジーのセシルのような道をたどる人も多いです。 ここでは、あがり症を例に、そのよくみかける共通バターンについて書いてみます。 恐くなくなることが克服なのではない。 (心理セラピストKojun) 第1幕:優越 […]

  • 2017-08-28

一切の恐さを避けて生きる

「恐い」と「楽しい」の身体反応は同じ。 ですので、一切の恐さを避けて生きると、人生を楽しむことは難しくなります。 やってみるとわかります。 チャンスがなくなるから得るものが少ないという意味ではありません。 両方の生き方をやってみるとわかります。

  • 2017-08-18

熱心に売込むと客が離れる、熱心に助言すると友が離れる

「熱心に売込むと、客が嫌がる」という現象ありますね。「押し売りのつもりはなくて、本当によい商品を紹介しているだけなのに」というケースについての相談もあります。 「人に大事なことを教えようとしたら、拒絶された」という場合も似ています。 せつないですね。このパターンに入ってしまったら、早く乗り越えてしま […]

  • 2017-08-10

アドバイスされるのが苦手?

アドバイスされるは苦手ですか? 教えてもらえるのは有難いこと。でも、嫌な感じがすることがある。 たまには我慢して、素直に聴いてみる。素直にならなきゃ、と頑張ってみる。 素直になりたいのであれば、素直ではない自分にハグ。今回は、そのための方法を。 あなたが受け取っているもの 「そうじゃない方がいいと思 […]

  • 2017-08-08

「ゆるせない」。それを言うということは、ゆるさないといけないと思ってる?

「ゆるせない!!」。と言う前提には、ゆるすべきだとか、ゆるすのが綺麗なことだとか、そんな何かがありますよね。 そこでいう「ゆるす」は、腹を立てないこと、嫌な顔をしないこと、だと思われています。それを頑張っていると、事態は悪化します。 なんども言いますが、精神的な「ゆるし」というのは、怒らないことでは […]

  • 2017-08-06

嫌いな人のSNSには「いいね!」を押してしまう

苦手だなあ、イヤだなあと思うと、その人の投稿に「いいね」押してしまう。場合によっては、シェアまでしたりして。そして、コメントまで。ずぼらな自分が、苦手な人に限って漏らさずコメント返信してしまう。 分かりやすい時代になりました。 「いいね!」を押したくて押しているのか、押さずにはいられないのか? 自由 […]

  • 2017-07-29

「怒り」に関する様々なケース

怒りがおさまらない。ものごとが手につかないくらい。それをなんとかしたい。そんな悩みもあります。 解消方法は、それがなぜ起きているのかにも依るのですが、参考までに一般的なプロセスのことを書いてみます。 ※文章だけで個々のケースに対応できません。これはワークのマニュアルではありません。 相手を変えること […]

  • 2017-07-26

ポジティブ/ネガティブの扱い方の入門

ポジティブとネガティブの扱い方の入門です。実践ではいろいろと不思議なことが起こります。しかし、基本を勘違いしていると、まったく見当違いな努力をしてしまいます。今回は、その基本をざざっとまとめていました。 ネガティブ思考はお勧めしません ネガティブに思考する、すなわち、どのようにでも解釈できる出来事を […]

  • 2017-07-24

幸せへの必須能力、心の知性(EQ/EI)

人の成功や幸福を決定づけるものは、知能指数(IQ)ではなく、心の知能指数(EQ)/心の知性(EI)であることが数十年前から調査報告されているそうです。 これを高めるとはどういくことなのでしょうか? 自分の心の状態(主に感情)に気づくこと。それが根本だろうと思います。他者の気持ちを察するのも、自分の気 […]

  • 2017-07-20

すぐ喧嘩になる本当の理由 ~ 「こわがらない」という怖れ

こわがらないと、こわくなります。そして、喧嘩になります。 反射的に言い返すのは恐がっているから 例えば、店主(自分)が客から不満を言われたとします。「悪いのはあんただ」と、心の中でそのように思う。 例えば、セミナー講師(自分)に参加者が嚙みついたとします。そこで、「上手くいかないのはあなたのせいです […]

  • 2017-06-15

「嫌なのに誘いを断れない」人に必要な質問

「嫌なのに人の誘いを断れない」というケースについてお話します。 上司から昼休みのランチに誘われるが、断れずいやいや同伴してしまう。 嫌なんです。本当に嫌なんです。 友人は「断ればいいじゃないか」と言います。でも、どうやって断ればいいかわからない。 (相談例) このような人には、断る方法をいろいろとア […]

  • 2017-06-13

「感情豊か」と「感情的」のちがい

「感情的」であることは、理性(気づく能力)を妨げる悪いこととされてきました。ふむふむ、そうですね。 「感情豊か」であることは、感性(感じる能力)を高める良いこととされています。ふむふむ、そうですね。 「感情はよいもの?わるいもの?」という問いをやめて、「感情的にならずに、感情豊かになるには?」という […]

  • 2017-06-06

あの人が嫌い!? 「怒り」と「怨み」は真逆です

ある人のことが嫌い。そんなとき、どうすればよいのでしょうか? どのように自分の感情と向き合えばよいのでしょうか? 感情をコントロールして抑えるのがよいのでしょうか? ⇒おすすめしません 相手に思い知らせてやった方がよいのでしょうか? ⇒おすすめしません それが過剰反応の場合は、心理セラピー等で、その […]

  • 2017-05-26

2種類の「あきらめました」が人生を左右する

今回は、あきらめたときの注意点とでもいうようなお話を。 人が「あきらめました」と言うとき、心理状態としては全く異なる2種類があります。 これらの区別は本人にとって難しいものです。 「あきらめる」ということの本来の意味は(A)です。そこには悲しみがあります。そして、悲しみは人間にとって必要な感情です。 […]

  • 2017-05-22

自分の内面に目を向けると、相手の気持ちをわかる準備ができる

感情知性とは自分をみつめる力、「心の闇」に先を越されないで。 営業さんの例 ある会社の営業グループでの講演セミナーで、「大切なのは自分の感情に気づくこと」というお話をしました。 見込み客が遠ざかるときには、 「あの人が商品を買ってくれないのは、その必要性をちゃんと理解していないだからだ」 というよう […]

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