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対人支援者向け

  • 2022-09-10

必要なのは「死ぬな」ではなく「生きてほしい」

ゲシュタルトの祈り、という詩があります。(インターネット検索ですぐ見つかります) それが援助職の倫理として正しいとも言い難いのだけど、真実を語っているようにも思います。 「助けたい」「助かってほしい」は願い。 「助けなければならない」は怖れ。 怖れは自分にとっての苦痛を避けているのであって、実は援助 […]

  • 2021-10-25

人が取り乱したら「精神科へ行け」という風潮

いくつかの相談事例について福祉関係者の方々の意見を聞く機会があったのですが、いくつか気になることがありました。 その一つ、事例研究で心理的なトラブルがあるとすぐに「精神科の受診を進める」という意見がでるということ。これは精神疾患かもしれないということではなく、合いそうな医師に心当たりがあるとかではな […]

  • 2021-01-22

心理支援者の種類~たくさん助けたい人、ひとりを助けたい人

心理セラピスト、心理支援者の種類について、また一つの観点で書いてみます。 今回の観点は、たくさん助けたいセラピストと、ひとりを助けたいセラピスト。 ※「助ける」という言葉が上から目線かどうかの議論はここではしません。 もしかすると、あなたは多くの人を助けている支援者(カウンセラーなど)を探していませ […]

  • 2021-01-19

「行動」のサポートの違い

カウンセリングやコーチングなどの対人支援での「行動」の支援について違いをみてみましょう。 来談者(クライアント)が企画した行動を実行できなかったときに注目すると、支援の性質が様々に異なることがわかりやすいでしょう。 企画した行動とは、たとえば「〇〇教室を見学する」「次の面談までに映画を観に行く」とい […]

  • 2020-12-20

私が「強い人」と呼ぶのは、社会的弱者や弱っている人

私は対人支援業者としては、珍しい世界観をもっています。 心理セラピストとしての私は「強い人」に関心があります。 多くの対人支援職者は「強い人には関心がない。弱い人をサポートしたい」と言います。 誰を「強い人」と呼んでいるかが異なるようです。 私が「強い人」と呼ぶのは、繊細な人、何かが出来ない人、不安 […]

  • 2020-08-04

カウンセリング業界の予想

小難しく書いてしまってるので、適当に読み飛ばしてください。 職業や肩書ではなくカウンセラーやセラピストになろうとしている人たちと学ぶために・・・勉強会、講座を始めています。 かつては医師が心理療法を否定していたようですが、ここ数年間で精神科医も心理療法の勉強をするようになっていて、ただ薬を出し続ける […]

  • 2020-07-14

余計なアドバイスは赦しのプロセスを妨げる

よく対人支援(とくにカウンセリング)やお友達の悩みを聴くときに、「余計なアドバイスはしない方がよい」と言われます。 これを形式的に学んだカウンセラーが何も意見を言わずに「そうですか」しか言わないなんて不満を聞いたこともあります。 また、友達の悩みに対してアドバイスしたら、「アドバイスなんか求めてない […]

  • 2020-07-11

知識は人を救わない

公的な整備(厚生労働省?)はカウンセラーの質の底上げのために、知識、知識と言っているようです。 しかし、ある講演会で「ひきこり家族の会」の幹部の方いわく「これまで何人もの心理士/心理師さんを呼んで講演してもらったけど、成果はなかった。なるど心理学の知識としては正しいのかもれないけど、それは私たちには […]

  • 2020-07-10

「正す」と「赦す」アプローチ

対人支援(カウンセラー、相談員など)プロ向けの講座をしていると、「プロは何が違うのですか?」と聞かれることがあります。 いろいろありそうですが、心理セラピストやカウンセラーに関して言えば、「正す」以外のアプローチ「赦す」を知っているということを挙げてもよいかもしれません。 たとえば、水泳のクロールで […]

  • 2020-05-17

「寄り添う」という言葉がとらえどころない理由

「寄り添う」という言葉がとらえどころない理由。それは、「なにかをすること」ではなくて、「なにかをしないこと」だから。 優しい言葉をかけるとか、相槌をうつとか、「なにかをすること」ではないからだと思います。 試しに私が疾患を持つとか被暴力経験を持つとか、開示したとします。瞬時に人は態度を変えます。それ […]

  • 2020-03-28

「死ぬな」と言うのが対人支援とは限らない

私はご本人からの依頼しか個人セッション(カウンセリング)を提供していませんが、「あの人を助けてください」と言われることはたまにあります。 「私の息子が死にたいと言っています。カウンセリングで止めてください」というご相談。 こういうのは引き受けません。息子さんにお金を渡して、息子さんが依頼してくるなら […]

  • 2020-02-07

「二次利得」という言葉で人を裁かないで

二次利得という言葉 「二次利得」、ときに人を馬鹿にした言葉だと思うことがあります。 心理支援の分野に「二次利得」という言葉があります。これは病気やトラブルを抱えている人が、それによって得ていること(優しくしてもらえる、仕事をしなくていいなど)のことです。 本人がトラブルを病気を手放そうとしない原因を […]

  • 2020-02-02

精神医療研究者と心理支援者の世界観の違い

精神医療の研究者はある療法により、うつ病の治癒率が30%から50%に上がって喜んでいますが、ある人は喜べないと言いました。 セラピストである私も喜べないです。 たとえば、あなたが死んだほうがましだと思うほどの苦しみに陥ったとします。 あなたが支援者に支援を求め、支援者はある療法をつかったが、苦しみは […]

  • 2020-01-30

私が尊敬するセラピストの特徴

私が尊敬する師匠セラピストは、私がクライアント(来談者)として訪れたとき、私から学んで私にセッションを提供しました。そうして、それまでの先生たちが支援できなかったテーマを解決に導いたのです。 本物のセラピストというのは、心理学部や学術文献や養成所で学んだことの成果をカウンセリング室で出すのではありま […]

  • 2019-10-26

ファシリテーターのコンテイン力とホールド力は別物

セラピー的な場のファシリテーターへの指導で、参加者が感情的になった場合に「コンテインせよ」というのがあります。一般的な研修講師に求められる「ホールドせよ」と混同されているようなので、それらは全くべつのことという私の見解を述べています。 コンテインは溢れ出した感情を安全に受け止めるという感じです。それ […]

  • 2019-05-30

セラピーの適切介入

カウンセリングやセラピーでの「介入」とは、ちょっと話の腰を折ったりすることを指します。 たとえば、「本当の問題は何か?」という介入があります。 前提として、人は本当の問題を偽の問題にすり替えていることが多いということがあります。 たとえば、「営業成績を上げるには?」という相談テーマ。本当の問題は「営 […]

  • 2018-12-04

技術や心理学を学んでもセラピストにはなれない

技術や心理学を学んでもセラピストにはなれないと思います。 それは、数々のちょっと恐い実体験から学びました。その話はしませんが… 心理学や手法手順を学んでもなれないのは、葛藤に付き合う場面があるからです。 実際のやり方とは違いますけど、たとえば「あなたは何を恐れていますか?」という質問をする役みたいな […]

  • 2018-03-21

自分はセラピーを体験したくないというセラピスト

心理のスクールが大抵6ヶ月なのは、知識やメソッドを学ぶための3日間と、それらに支配されないことを学ぶ177日間なんだろうなと思います。 最近では、「人を助けて感謝されましょう」な宣伝も多い。180日間かけて、知識とメソッドを学ぶケースが増えているらしい。 そんな学校の生徒たちは、学んだ知識を使ってお […]