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Kojunスタイル

感情解放セラピーの注意点

感情を解放するセラピーはセラピストを選ぶということを以前書きました。当たり前すぎて書き忘れていた大事なことを補足します。 感情の解放とは 解放というのは、抑圧や防衛機制などにより無意識に押し込められた本当の気持ち、隠れた感情を感じたり表現したりすることです。感情を出すわけです。これが「感情を出し切る […]

「当事者は不幸を選ぶ権利もある」

ネイティブセラピストの特徴に当事者視点があります。 それは支援者都合の支援、社会都合の支援 との対比です。 社会都合の支援とは、就労させることをを目的とした自立支援福祉サービスなどです。 支援者都合の支援というのは、性暴力被害者のPTSD症状を消す目的で心理療法をする、薬物依存者を社会復帰させるため […]

肯定的な心理セラピーはポジティブ・シンキングではない

私には心理セラピスト業界の好きなところと嫌いなところがあります。 好きなところは「正しさを強制してこない」ってとこです。 嫌いなところは「正しさを強制してくる」ってとこです。 「したくない」「したけどできない」「したくない自分を受け入れたい」などなどの、ありのままの自分を捉えることから始めることがで […]

メソッド化できない心理セラピー

心理療法の分野では標準化されたものがよいとされています。標準化というのはマニュアル化されていて、誰がやっても同じ結果が期待できるるというような意味です。つまりそれは、研究者や行政にとってよいってことですね。 標準化できないものは、職人芸みたいなものだから価値がないというわけです。 昔のセラピストでミ […]

心理セラピーに「させる」はある!?

本人中心アプローチでも指示は出す!? とある学会分科会で、心理セラピーでクライアントに指示を出すようなことについて、あるセラピストが「うちではクライアントになにか”させる”なんてことはないです」と言うのを聞いて、あっと思いました。 私の個人セッションも、本人中心ですから、「これが正しいからこうしなさ […]

心の問題はもつれた糸

心の問題の解決というのは、もつれた糸を解くことに似ていると思います。 失敗やハズレの心理セラピーというのも、実はプロセスになっていることがあるように思います。 つまり、試行錯誤ってことです。 最近は、臨床心理学に正しい答えを求める風潮がありますが、それは教科書に答えが書いてあるという世界で育った人た […]

なかなか伝えられないこと

これまで伝えることができなかったこと、伝えられるようになるといいな。 人が気づかないことに気づいて、伝えたら叩かれて、理解されなくて。 その難しさは3つ。 ①真実は叩かれる。抑圧との闘い。②それは言葉と体験の狭間にあって、簡単に表現できない。③伝えるべき内容がより深みを増して、自分自身がついてゆけな […]

学歴で心理カウンセラーを淘汰せよ!?

あなたは、どう思いますか? これは、長期にわたって心の悩みと向き合っている人、カウンセラーやセラピストを探している人は、一度考えてみてよいかと思います。 心理カウンセラーや心理セラピストに学歴は必要か? 大学で心理学心理学部を卒業している必要があるか? 大学院までいってないとダメとか、アメリカに留学 […]

心理療法による改善率を気にしない

かつて、アイゼンクという人がこんな研究結果を出しました。「精神分析心理療法をうけた人の改善率は44%。と開業医で受診した患者で精神分析心理療法を受けていない患者の自然治癒は72%。したがって、精神分析は効果がない」と。 この研究は後に他の研究者たちに反論研究されているのですが、ちゃんとした批判研究は […]

心理療法家の、知識が先か、体験が先か

私たちネイティブ・セラピストは、先に実践体験があり、その後に心理学の概念を学びます。 大学教授が書いた資料などでは、その逆で、心理療法家やカウンセラーは大学で心理学を勉強してから、次に実践経験をつむことが前提となっています。それらを私はサイコロジストと呼びます。 みんな自分が通ってきた道を正しいと思 […]

Q&A 人の悩みを聞いて苦しくなりませんか?

心理セラピーをしていると、人の苦しみを扱います。虐待、寂しさ、暴力被害、不運などなどのエピソードもよく出てきます。対人支援の者が相談者お話を聞いたりしていて、しんどくなってしまうことを「もらっちゃう」と言います。 私は「もらっちゃう」がありません。 苦しみに共感はしますが、私が元気がなくなることはあ […]

感情力動アプローチがセラピストを選ぶ理由

精神分析と感情力動の違い どちらもフロイトにルーツをもつ、無意識に触れてゆくアプローチではあります。 「意識化する」 ≠ 「頭で理解する」 無意識にあったものが、意識できるようになる。涙がボロボロこぼれたり、鳥肌が立ったりします。これは「頭で理解している」のでしょうか? 体感でしょう。 たとえば、「 […]

適切な心理アセスメント!?

サイコロジスト的なスタイル 私のスタイルとは異なりますが、サイコロジストのお仕事なんかだと「適切な心理アセスメント」が必須とされています。こんな感じでしょうか。 アセスメント → 手法の選択 → 説明 → セラピーの実施 そうしないと、間違った手法でダラダラと費用と時間を使わせてしまうということです […]

「専門家としての姿勢」などと言われてますが

心理職のコンピテンシーと言われている項目について、私のことを振返ってみます。今回は「専門家としての姿勢」と「文化的ダイバーシティ」。 「専門家としての姿勢」 専門家としてふさわしい価値観や倫理をもつべしというものです。 専門家の言動が人に与える影響というものをよくよく配慮しましょうという説明もされて […]

私が心理セラピストをしている動機

心理職をする動機として、「感謝されたい」「人を助ける自分になりたい」「人の役に立ちたい」というようなのは、あまりよくないと言われます。わかります。 たしかに、「あなたを助けることで私は価値のある人間になるのだ」って思っている心理職に出会うと、相談できないことってあります。 「助ける側の人間に価値があ […]

ネガティブに耐性がないのは本当はポジティブではない

ボジティブな支援スタイルあるある カウンセリングやセラピーの中には、ネガティブな考えをポジティブな考えに変えてゆこうとするスタイルがあります。 それが効果があるケースもあるのですが、一時的に気分が良くなって後に元に戻るというケースももあります。 問題の根っこが心の浅いところにあるお悩みの場合は、ボジ […]

感情力動アプローチの「手順ではない何か」

感情力動(感情処理にもとづく精神力動)アプローチでは、抑圧された感情に触れてゆきます。 たとえば、あがり症の人は、具体的な話になると緊張場面に対して「平気です」と言ったりします。本当は恐いのですが、その感情を抑圧しているわけです。または、人を恐がっていることを認めたとしても、それがどういう感情なのか […]

性暴力/虐め被害 – 「闘い」は「戦い」とは限らない

差別との闘いについての議論で「戦わなければ負けだ」という言葉を聞いて、ふと思い出しました。それは違うと言っておきたいと思います。その議論を聞いていた人の中に、暴力被害者がいるかもしれないと思ったからです。 ※閲覧注意。暴力に関する記述あり。 虐めや性暴力の被害者で、腕力での抵抗(戦い)をあきらめた人 […]

宮廷道化師は王様のセラピストだったと思う

宮廷には宮廷道化師というのがいます。いわゆるピエロですね。 あれは王様向けのカウンセラー/セラピストだったんだと思うんですよ。しかも、傾聴スタイルではなく、直面化ありスタイルのね。 普通は家臣が王様に「ほんとは恐いんでしょ」なんて言おうものなら、首を切られてしまいます。だからだれも言えない。 ところ […]

心の悩みの相談先、3つのセクター

厚生労働省が均一化を推し進めていますが、心の悩みの相談先は本来は多様です。 相談先を探したり、組み合わせるには、ここで述べる3つのセクターを意識すると見通しがよくなるかと思います。 ここに述べるのは私見ですが、医療文化人類学のArthur Kleinmanを参考にしています。 ユーザー・セクター 家 […]

心理学は科学か?

理学部出身の私ですが、心理学は科学ではないと思っています。 科学である必要もないでしょう。 心理療法もまた、科学的である必要はないと思っています。当事者としては、べつに科学的な人生をおくろうとしているわけではないので。 科学的な心理療法もあってもよいと思いますが、それと価値とはあまり関係ないように思 […]

「治療」視点と「克服支援」視点の違い

「治療法」は誰でも学べるけど、「克服法」は当事者しか学べません。 たとえば、「子供を叩いてしまうんです。子供がトラウマとか愛着障害とかになると思います。子供を助けてください・・・」というママさんがいます。 一般世間は「子供を助けなきゃ」となるでしょう。 ある専門家は「ママさん、あなたが救われる必要が […]

禅語「主人公」

障がい者支援の分野などで、「個人モデルと社会モデル」という言葉があります。 「障がい」とは障がい者個人の問題として支援したり訓練したりするのが個人モデルの支援。「障がい」とは社会の問題であるとして、社会インフラを整えたり人権などの教育を充実させたりする支援を社会モデルです。 Kojunの対人支援(心 […]

2021-03-02 このサイトの今後の執筆予定について

このサイトで書いてゆきたいことを、挙げてみます。 ・心理支援者(とくに心理セラピスト)を探す人のためのヒント。主体的に自分で探す人を応援したいと思います。 ・語り部として。心理業界に何が起きたか、相談者、支援者の双方の視点で時代の証人になろうと思います。失われつつある先人たちの宝を今後に残します。 […]

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