プロフィール

心理セラピスト Kojun

サバイバー共同体に育てられた、サバイバーのための心理セラピスト。

主な活動

心理相談/心理セラピー

心理セラピー中のKojun
解放のイメージ

アダルトチャイルド/ACEs・幼少期トラウマ/複雑性トラウマ/性被害トラウマ/人生を支配する対人パターン/完了しない感情に関する相談が多いです。

心理相談/セラピー
体験者の声

グループ・セッション

奈良のワークショップ風景

参加者の要望に合わせて臨機応変にワークを組み立てることが多いです。時間がゆっくりと流れるといわれます。

グループセッション/講座
イベント参加者の声

心理セラピストとしての特徴

体験的技法

感情処理法やイメージワークを使う。深い体験を必要とする方に向いている。

実存主義・サバイバー視点

当事者を診る専門家ではなく、当事者が観る世界の専門家。人間性アプローチ。

理系出身

脳神経科学や認知科学を踏まえつつ、人間を複雑系1として捉える。

資格・学歴等

資格等

  • 公認心理師2
  • Points of You Japan アドバンストレーナー3

メンタルヘルス・マネジメントⅠ種/TICCトラウマインフォームド・コーディネーター4/Attitudinal Healing Japan ファシリテーター5/グリーフケア・リテラシー検定6/情報セキュリティマネジメント試験合格7

加入団体

  • 日本心理療法統合学会
  • 大阪公認心理師会

学歴

  • 広島大学 理学部 卒業(物性物理学・脳の神経回路網モデル)
  • JAIST 情報科学研究科 人工知能研究グループ 博士前期課程 修了(認知科学・状況意味論)

これまでの歩み

Kojun
Professional Therapist Training Program diploma

言葉を話さない幼児。転んでも泣かず、お菓子を貰っても喜ばず、なぜ人が喧嘩するのが分からない。幼少時代から離人感とエンパス体質を持ち、瞑想・身体性アウェアネス・脱フュージョン等の心理セルフケア技術を実践する。

中学生頃には不良君たちから連日のように悩みを聞かされ、成人するとコンサル先の経営者/管理職/任侠に呼び出されて長時間何度も悩みを聞かされる。ただし、この頃は助言することに興味なし。

生きづらい性格・行動パターンを持つ人々(後に愛着不安定/虐待・DV連鎖/複雑性トラウマ/アダルトチルドレン/各種トラウマ等と呼ばれる)を多く惹きつけ、その独特なトラブルや人生脚本に触れる。

臨床家たちから「よい心理セラピストになる」と言われ、心理セラピー(愛着理論/TA・ゲシュタルト療法/感情処理法/簡易サイコドラマ/短期精神力動/脱感作など)を最初の4人の師から学ぶ。

医療からも福祉からも見捨てられた心理的サバイバーたちの当事者共同体の中で、心理セラピーを実践的に学ぶ。

2015年に心理セラピストとして開業。予算のないクライアントたちのために超短期療法を実践する。アダルトチルドレンや暴力トラウマを主として、「誰にも理解されなかった」という相談者に好まれる。

クライアントからも師たちからも「あなたは資格なんか要らないでしょ」と言われていたが、無資格者を研修に参加させないなどの心理職均一化運動が始まったので、上位3%の試験成績で国家資格「公認心理師」に登録する。

ニーズの変化に対応し、緊迫した短期療法だけでなく、ゆっくり回数を重ねる心理カウンセリングもするようになる。

実践の経緯

人物の特徴

「分かりにくい私」を生きる

中学生になっても時間割を覚えることができず、大学では試験日程や教室の変更があると単位を落としていました。中間テスト98点、レポートAランク、期末テスト欠席0点、落第・・・みたいな。

なぜかサバイバーたちはそんなKojunの力を信じて、心理セラピストに育てました。

ジェンダー・クィア

Kojun when young
Kojun
Genderfluid Pride Flag

双性のジェンダー・クィア(ノンバイナリー)です。

古今東西「悩み相談」や「心の儀式」を担うクィアがいました。日本の古墳に埋葬されている巫女リーダーの骨もDNA鑑定では♂と判明したそうです。 Kojunもファシリテーター仲間から「巫女」とあだ名されています。

しかし現代では、人から「頼むから死んでくれよ」「生まれてこなければよかったね」などと言われてきました。

参考:LGBTQを「病気」としていた過去をアメリカ精神分析医学会が正式に謝罪

カウンセリングが面白い理由

Gallup社のストレングスファインダー®では、次のような強み特性が見つかりました。

  1. 着想:喩え話や仮想事例を瞬時に作り出すのが得意です。
  2. 個別化:専門知識よりもクライアント固有の体験を重んじる実存主義です。8
  3. 未来志向:心理セラピーでは過去も扱いますが、もちろんそれは未来を変えるためです。

5つの学び

当事者実践からの学び

「当事者を見る専門家」ではなく「当事者が見る世界の専門家」になりました。9

たとえるなら、泳いだことがある水泳コーチです。10

体験より先に心理学の知識を学ばなくて、当事者たちと出会う前に臨床心理学を専攻しなくて、本当によかったと思っています。

アンダーグラウンドでの学び

心理セラピーを学ぶ前から、専門家の目の届かない実社会の中(カウンセリング室の外)で人間関係や感情に人生を翻弄されるマイノリティやサバイバーたちと多く出会い交流してきました。11

当事者共同体での学び

「心理職になりたい/資格がほしい人たち」と共にではなく、「生き延びようとしている人たち」と共に学びました。

「○○先生がそう言ってるから正しい」ではなく、当事者たちから学び、当事者たちに育てられました。

師弟関係での学び

当事者に育てられたとはいえ、専門家の師もいます。古風なスタイルの学会理事から、米国帰りの先進的な臨床家まで、異なるタイプの複数の師や先輩から人間関係・ライブSV・教育分析等を通して、パーソナルな知を学びました。

専門書・専門研修からの学び

専門書も読みますが、盲信せずに実体験と照らして読んでいます。

研修は当事者から学んだことの答え合わせのように感じることが多いです。殆どの研修は支援者が何をするか教えるだけですので、それが当事者にとってどんな体験なのかについてよく意見を述べています。

サイコロジカル・リカバリースキル研修会(兵庫県こころのケアセンター)修了証
PE療法講習会の受講証明書

動画ギャラリー

  

サバイバーへのメッセージ

今日あなたが街ですれ違った人たちの中には、人生の宿題に挑み、すでに生き方を変えた人たちもいます。綺麗な言い訳に生きるか、闇を呑込んだ感動に生きるか。選ぶ時がきます。私は、ご自身の中にある「深い洞窟」を通り抜けて、生き方を変える人たちと共にあります。

※このページのKojun人物写真、イベント風景は多少の加工はありますが実際に撮影されたものです。
※ラジオ音声はゆめのたね放送局からの許可を得て公開しています。

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