プロフィール
心理セラピスト Kojun
主な活動
心理相談/心理セラピー


「精神的に自由になりたい」「誰にも理解されなかった」「存在したい」という相談が多いです。
グループ・セッション


マインドフルネス、写真カード、ナラティブ、リフレクティングなど。時間がゆっくりと流れるといわれます。100回以上イベント開催しました。参加者の要望に合わせて臨機応変にワークを組み立てることが多いです。
心理セラピストとしての特徴
- 感情処理/エンプティチェア/写真カードなどの体験的技法を使う。
- 「当事者を診る専門家」ではなく「当事者が観る世界の専門家」。
- 「人を助ける」ことに憧れたのではなく、「人が助かる」こと(当事者の力)に魅せられた心理セラピスト。
- 権威ではなくサバイバーたちに育てられた心理セラピスト。
クライアントの感想より
「誘導もない、否定もない、隠す必要もない」
「言葉にならない感覚も丸ごと受け入れてもらえる」
「静かな情熱をもって、クラアントにかかわる方です」
学歴
- 広島大学 理学部 卒業(物性物理学・脳の神経回路網モデル)理学士
- JAIST 北陸先端科学技術大学院大学 人工知能研究グループ 修了(認知科学・状況意味論)情報科学修士
※神経回路網モデルはトラウマや感情の科学的理解に欠かせない基礎学問です。認知科学はAIの基礎にもなる理系の心理学です。
その他の研修/トレーニング受講
- Professional Therapist Training Program 修了(10 days, JPTTA, 交流分析・ゲシュタルト療法/感情処理/愛着理論等の応用統合)
- Emotion-Focused Therapy Level 1 修了(4 days, isEFT認定, 感情焦点化セラピー)
- 医療・心理職者のためのマインドフルネス研修会 受講済み(2 days, プラムヴィレッジ僧侶団招聘/聖路加国際病院精神腫瘍科主催)
- PTSDのためのPE療法研修会 受講済み(24 hours, 持続エクスポージャー法)
- Skills for Psychological Recovery 受講済み(2 days, National Center for PTSD/NCTSN開発, サバイバー支援)


※その他、セラピストの実践訓練会、事例検討会、当事者団体のイベント、グループ療法/ワークショップへの参加も重視。
相談業務の関連分野
- グリーフケア・リテラシー検定合格(死別・喪失・悲嘆に立ち会う心構え)
- 法学検定〈基礎〉excellent合格(離婚、暴力など、様々な相談背景を理解するため)
- メンタルヘルス・マネジメントⅠ種(マスターコース)合格(職場における心の健康づくり)
- 情報セキュリティマネジメント試験合格(クライアントのプライバシー保護)
これまでの歩み
物心ついた頃から離人感とエンパス体質5を持つ。幼少時代から瞑想・身体性アウェアネス・脱フュージョン等の心理セルフケアを実践する。青年期にはコンサル先の経営者/管理職/任侠に呼び出されて、迷いや葛藤の聴き役をさせられる。また、生きづらい性格・行動パターンを持つ人々(のちに「アダルトチルドレン」「愛着障害」「複雑性トラウマ」などの言葉で語られるようになる)を多く惹きつけ、共に生き、独特な葛藤、傷つけあうシナリオ、典型的な人生の顛末に精通する。
精神疾患患者(うつ、双極症、統合失調症様、易怒性、強迫症様など)約50名のグループ自習活動の進行役リーダーを務める。


自助グループの先駆け Attitudinal Healing6 (当時は創始者ジャンポルスキー博士がご存命)に出会い、「治す」「変える」より大事な、プロセスや当事者を信じて見守る姿勢を学び、後のグループセッション/個人セッションの下地が出来る。
臨床家たちから「よい心理セラピストになる」と言われ、体験的技法の心理セラピー(愛着理論/TA・ゲシュタルト療法/感情処理法/簡易サイコドラマ/短期精神力動/脱感作など)を4人の師から学ぶ。
エンパス体質が整い、他人のアレルギー反応等が身体に移らなくなる。(クライアントの隠れた感情が感覚に表れることはある)
2015年に心理セラピストとして開業。予算のないクライアントたちのために超短期療法を実践する。アダルトチルドレンや暴力トラウマを主として、「誰にも理解されなかった」という相談者に好まれる。
難民支援から始まり広く応用されている写真カードPoints of You®と出会い、そのトレーナーとして数十人のファシリテーターを育成する。「プロセスを信頼する」というコンセプトを広める。


クライアントたちからは「資格や権威はあてにならない」と何度も聞かされていたが、臨床心理学の権威主義・学歴主義による魔女狩り7が勢いを増したため、国家資格「公認心理師」に登録8する。それをきっかけに、関連分野に視野が広がる。
クライアントのニーズの変化に対応し、緊迫した短期療法だけでなく、ゆっくり回数を重ねる心理カウンセリングもするようになる。
5つの学び
アンダーグラウンド/当事者共同体での学び 25%
「心理職になりたい/資格がほしい人たち」と共にではなく、「生き延びようとしている人たち」と共に学びました。専門家の目の届かない「生活の中の当事者たち」と多く出会い交流してきました。9
当事者実践からの学び 25%
たとえるなら、泳いだことがある水泳コーチです。体験より先に心理学を学ばなくて、本当によかったと思います。
師弟関係での学び 20%
とはいえ、プロの臨床家からの指導も受けています。古風から前衛的まで複数の異なるタイプの師からSV・ライブSV・教育分析等を通して、心理セラピストの生き方を学びました。
心理系の専門書・専門研修からの学び 20%
体験から学び始めましたが、様々なクライアントに出会いながら、必要な知識も探し求めました。
研修は「資格がもらえる研修」よりも「出会ったクライアントのために、必要なことを教えてくれる研修」を選んできました。
自然科学・数学からの学び 10%
心理学の統計的ではなく、医学の要素還元的でもなく、人間を複雑系として捉えています。
ヘンな訓練
心理セラピーを始めた頃、日常生活で目が合ったくらいでも周囲の人々に除反応(安心により心の蓋が開き、強い感情が一気に溢れ出すような現象)が多発しました。正しく扱えば深刻な悩みが解決する10 が、近くに素人さんがいると事態に反応して余計なことをしてしまうことも多いです。そこで、準備の整った心理セラピーの場以外でそれが起きないように、通常のセラピスト訓練とは真逆の、強い安心感を人に与えないための訓練をしました。
その他の特徴
ジェンダー・クィア
双性のジェンダー・クィア(ノンバイナリー)です。古今東西「悩み相談」や「心の儀式」を担うクィアがいました。日本の古墳に埋葬されている巫女リーダーの骨もDNA鑑定では♂と判明したそうです。KojunもPoints of You仲間からは「巫女」のような存在と言われています。
一つだけ合わない業界があった
幼少期逆境体験を持つクライアントたちに接してきたので、児童福祉に関わろうと試みるが、福祉施設やNPOの幹部たちから「けがらわしい」「個性的過ぎて話す気にもならない」などと言われる。
参考:LGBTQを「病気」としていた過去をアメリカ精神分析医学会が正式に謝罪
参考:Free & Equal:排除の代償(国連人権高等弁務官事務所)
人々が怖れる何か
現代社会においては、なにかと人の想像を超える存在であり、人から「頼むから死んでくれよ」「生まれてこなければよかったね」などと言われてきました。ただ生きているだけで、人から憎まれたり、「この人なら傷つけてもよい」されるかもしれない危険に晒され続けると、人の本当の心の動きが見えてきます。それは他の人には聞こえない音が聞えるようなものです。そして、そのおかげで、この世界の美しいものも見えるようになりました。人々のトラウマもまた、そのようなものなのかもしれません。
カウンセリングが面白い理由
Gallup社のストレングスファインダー®では、次のような強み特性が見つかりました。
- 着想:喩え話や仮想事例を瞬時に作り出すのが得意です。
- 個別化:専門知識よりもクライアント固有の体験を重んじる実存主義です。11
- 未来志向:心理セラピーでは過去も扱いますが、もちろんそれは未来を変えるためです。
ギャラリー
音声 – 1/fゆらぎ
動画 – Youtubeより
サバイバーへのメッセージ
今日あなたが街ですれ違った人たちの中には、人生の宿題に挑み、すでに生き方を変えた人たちもいます。綺麗な言い訳に生きるか、闇を呑込んだ感動に生きるか。選ぶ時がきます。私は、ご自身の中にある「深い洞窟」を通り抜けて、生き方を変える人たちと共にあります。
※ラジオ音声はゆめのたね放送局からの許可を得て公開しています。