技法・アプローチ
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多元的アプローチ
特定のメソッドや理論を過信することなく、流派を超えて学んでいます。
心理セラピーの技法は数百以上あると言われています。10万種のたんぱく質が20種のアミノ酸から作られているように、心理セラピーも共通要素から作られています。私はアミノ酸の修得を目指し、クライアントごとにたんぱく質を合成しています。
多元的アプローチは「技法の単なる寄せ集め」にならないように、目的と課題によって整理することが推奨されます。Kojunは次の目的と課題のために技法と理論を取り入れています。
主な目的
心と人生の謎を解き、心の自由を手に入れる。自身の物語を取り戻す。
主な課題
- 必要な視点を手に入れる。
- 心理的安全(安心)を得る。
- 自分の望みを知る。
- 必要な体験をする。
参考文献
心理カウンセリングの基盤(無意識を扱う)
スキーマ理論/脚本分析
脚本分析などにより、意志の力で変えることのできない独特の認知・自動思考、無意識的パターン、その根源にある生き方のルールが見つかることがあります。
「戦え、戦え」「自分は大切ではない」「自分の判断より他者の承認」「幸せになるのは悪いこと」「感謝したら負け」などです。
それらは、論理療法では「イラショナル・ビリーフ」、CBTでは「コアビリーブ(中核信念)」、スキーマ療法では「スキーマ」、交流分析では「禁止令」、再決断療法では「早期決断」など様々に呼ばれます。
ですが、実際には教科書に正解はなく、クライアントの中から発見されます。
これらは意識的に変えることが出来ず、変えようとするほど強まってしまう努力逆転の性質を持っています。すなわち、ベーシックな認知療法のように気づいただけでは治りません。
それは深く刷り込まれているからと説明されることが多いですが、Kojunのクライアントではとても大事な何かを守っている場合もあります。
単なる強く刷り込まれた条件反射ではないという意味で、Kojunはその正体を「the hidden」と呼んでいます。
つまり、カウンセリング(心理相談)では中核信念やスキーマあたりまで仮説を見立て、心理セラピーではもうひとつ奥の「the hidden」などを扱います。
中核信念やスキーマは心理セラピーのターゲット(なにを変えたいか)を見立てるのに役立ちます。この見立てにより、短期間に変化が起こります。
脚本分析は、「いつもへんな異性と付き合う」「いつもチャンスを逃す」など、人生で繰り返されるパターンを分析します。そこでは、交流分析の脚本分析を現代風に応用しています。
脚本分析もまたクライアントがどのように人生を変えたいのかを話し合うのに役立ちます。
Kojunのカウンセリングやセラピーは、人生や生き方を変えることを狙います。
- 『スキーマ療法』ジェフリー・E・ヤング
- 『能動的推論 – 心、脳、行動の自由エネルギー原理』カール・フリストン、他
- 『TA TODAY』イアン・スチュアート、ヴァン・ジョインズ
- 『人生脚本のすべて』エリック・バーン
参考記事
愛着理論/安心基地
※「安全基地」という言葉がよく使われていますが、意味にニュアンスを近づけるために「安心基地」と呼ぶことにします。英語は「Safe Base」ではなく「Secure Base」ですし。
Kojunの心理セラピーでも、内なる安心基地が育つことは「傷つかないこと」ではなく「傷ついても大丈夫」として達成されることを推奨しています。
スキーマや恐怖症が悩みの原因である場合は、それらを手放す心理セラピーが適応します。しかし、逆に足りないものを取り入れる心理セラピーが必要となる場合もあります。それが愛着に関するセラピーです。(境界性パーソナリティ障害も少し似ています)
愛着に関する場合はじわじわと注入する、分離-個体化に関する場合ならグレーゾーンの痛みを包む、ピンポイントに不安定な場合は失われたピースを見つける、というように回復プロセスには個性があります。いずれにしても、矯正という考えではうまくいかないものです。
悪い意味での依存になる甘やかしではなく、しかし安心基地となるものを体験することが必要となります。あるいは与える側としての体験が回復を促す場合もあります。
また、Kojunは安心基地(痛みや不安を聴いてもらえる、情動調律してもらえる場や人)と安全基地(探索活動を支える、裁きから守られる隠れ家)を区別して捉えています。
※愛着のセラピーは、アシスタント手配の都合でスケジュール調整が難しい場合があります。
- 『乳幼児の精神衛生』J.ボウルビィ
- 『愛着行動(母子関係の理論Ⅰ)』J.ボウルビィ
- 『子どもを生きればおとなになれる―「インナーアダルト」の育て方』クラウディア・ブラック
- 『愛着関係とメンタライジングによるトラウマ治療』J.G.アレン
- 『愛着障害 – 子ども時代を引きずる人々』岡田尊司
CBT基本モデル/ゲーム分析
お悩みの場面について、何を考え(認知・自動思考)、何を感じ(感情・身体)、なにをしたか/しなかったか(行動・制止・回避)といったことを振り返ります。
これによって、お悩みを具体的な場面の現象として主観的かつ客観的に捉えます。
ご自身がなんで困っているのかを、現象として自覚して語れるようになります。
- 『認知行動療法実践ガイド:基礎から応用まで第2版』ジュディス・ベック
- 『論理療法』A.エリス、R.A.ハーパー
- 『Games People Play(人生ゲーム入門 – 人間関係の心理学)』エリック・バーン
- 『関係フレーム理論(RFT)をまなぶ』ニコラス・トールネケ
認知科学/脳の計算モデル
スキーマやイメージワークを「脳の予測信号」で捉えたり、無意識をニューラルネットワークの現象として捉えたり、再決断やパーソナリティ変容を脳の自由エネルギー原理で捉えたりしています。
解決志向/ブリーフセラピー
心理セラピーをするにあたっては「どうなりたいですか?」を必ず尋ねます。どうなるとよいのか(解決像)を描くことは、なにが苦しいかを言うこととは別のことで、それをソリューション・フォーカス(解決志向)と言います。そういう意味では、Kojunのセラピーは解決志向であり、クライアントもその問いに必ず答えます。(うまく言葉にできないことはありますが、それは心理カウンセリングで扱います)
解決志向と訳されますが、Kojunはこれを「原因は見ない」とは解釈しません。解決のために必要な原因は扱います。根本原因を扱わないことで浅く速く解決するとか、過去から逃げるための解決志向ではありません。
ブリーフセラピーとは、短期療法と訳されますが、扱うテーマに軸足をおくことで、結果的に短期になるというような意味だそうです。認知行動療法のような浅層のものから、短期力動のような深層のものまで含まれますので、ブリーフセラピーという言葉がどんなセラピーを指しているかは多様です。ブリーフセラピーという手法があるわけではないと思うのがよいでしょう。
メタファー
様々な事例とともにメタファー(たとえ話)も使います。伝統的な風習や日常語の中にも多くのメタファーが埋め込まれており、神話などもメタファーです。
心理セラピーで使う技法(感情を扱う)
1回のセッションの中で複数の技法を使います。
ナラティブ・アプローチ/実存療法
普遍的な疾患としてよりも、個別のストーリーとしてお悩みを扱います。
ポジティブに解釈し直すというような綺麗事ではなく、その人自身の物語を見つめます。
感情処理/EFT
感情に関するお悩みの場合は適切な感情の扱いを探します。
また、パーソナリティに関するお悩みでは、認知的技法が通用しないケースで、比較的簡単なケースでは、「抑圧された感情」を解放または所有することで、心の足枷を解いてゆきます。1
※気づき未満のものを全て「抑圧」と呼ぶ必要はないかもしれませんが、ここでは他意なく、意識外に隠れちゃってる程度のものも指します。
※無意識には抑圧以外にそもそも意識できないプロセスも多く含まれます。ポリヴェーガル理論のニューロセプションや反射、知覚の途中プロセスなどです。
深い悲しみに気づいて流せなかった涙を流すとか、あのとき言えなかったことをイメージワークで言うというようなことがプロセスに含まれます。
感情や葛藤を直接的に扱うため深い変化が得られます。ですが、未完了の感情を扱うことはご自身にとってかなりの冒険となりますので、自分にとって信頼できるセラピストと出会うまでに時間がかかることが多いです。
力動アプローチや感情処理は、抑圧された感情、葛藤を直接に扱うため、「セラピストの知識」よりも「セラピストの生き様」が影響します。1
また、「馬鹿にするな!」が怒りではなく恐怖感情(劣等感)である場合を見抜く、涙が悲しみではなく怒りの抑圧である場合を見抜くなどの独特のセンスがセラピストに要求されます。
これは感情の共感的な理解とエポケー(判断を手放すこと)の両立という独特のポジションにセラピストは立ちます。
狭義の精神分析(中立、客観的、治療構造以外の接触なし)が「そっと秘密の箱の蓋を開ける」、多くの感情処理セラピーが「感情を出させる」ようなものだとすると、とくにKojunのセラピーでは出てきた感情の救済に重きをおきます。
感情を出すことだけでなく、感情が出ないことも重要な意味をもつことがあります。(インパス焦点化)
感情を扱うというのは、「感情を出す」だけでなく、「本当の気持ちに気づく」「感情の善き側面を使う」というような展開になることも多いです。1*
感情を高ぶらせるセラピーはクライアントに負荷がかかると批判する専門家もいますが、Kojunのセッションでは暖かい場となることが多いです。(⇒体験者の声)
- 『カウンセリングに活かす「感情処理法」』倉成宜佳
- 『エモーション・フォーカスト・セラピー入門』レスリー・S・グリーンバーグ
- 『感情に働きかける面接技法』レスリー・S・グリーンバーグ、他
- 『カールソン神経科学テキスト 第4版』「11章-情動」 ニール・R・カールソン
- 『感情とはそもそも何なのか』乾敏郎
参考記事
・感情処理による心理セラピー
・感情を扱うセラピーは辛い?
・涙を拭かない心理セラピー
再決断療法/スキーマ療法
あえて大雑把に言うとですが・・・
TAゲシュタルト療法の一つである再決断療法は、力動アプローチやゲシュタルト療法をベースに、その成り行き任せなところを改善すべく、TAの分析により早期決断(中核信念ともいえる)の見立てを取り入れたもの。さらにはCBTのケースフォーミュレーションを取り入れた実践もある。
スキーマ療法は、CBT1をベースに、その深層心理を扱えない限界を超えるため、自動思考の奥にあるスキーマ(中核信念ともいえる)の見立て、力動アプローチやゲシュタルト療法を取り入れたもの。
これらは同じ山を反対側から登ってきたもので、やっていることはほぼ同じか、かなり似ているかと思います。
コーラとペプシは同じだと言ったら怒る人もいますが。
前者は深いところから始め、後者は検証しやすいところから始めたと言えるかもしれません。
自動思考や反応パターンの奥にある深層心理を仮説特定する点も似ています。それはスキーマ、中核信念、早期決断などと呼ばれています。その具体例は理論によって異なりますが、クライアントのお悩みを扱えれば何でもよいと思います。
体験的な技法を使うことがこれらの共通点であると思います。スキーマ療法は認知的技法と体験的技法の両方を使い、再決断療法はセラピストが認知について分析しつつも体験的技法を中心に提供します。
*Kojunのセラピーでも、原則として深層心理にあるスキーマ/中核信念をターゲットにします。
ただ、スキーマや中核信念は教科書に書いてあるそれではなく、クライアントの中にあるそれを見るスタイルです。そこがセラピストとしての特徴になります。
技術的にはゲシュタルト療法の実践を取り入れています。主観的な体験を呼び起こして必要な体験を得るワークもします。
ルビンの壺
エンプティチェアは、椅子を並べてクライアントの記憶の中の人物などと対面するなどのイメージワークです。
もとは実存主義のゲシュタルト療法の技法で、セラピストとクライアントの組み合わせによってプロセスも結果も異なっていきます。職人芸っぽくなりますが、様々なイメージするワークを組み立てることが出来ます。
ゲシュタルト療法は直感重視でしたが、そこに交流分析等の理論を加えたのが再決断療法、認知的技法と組み合わせて手法として体系化して実証しやすくなっているのがスキーマ療法といったところでしょうか。
参考記事
ショックトラウマ
ショックトラウマ(単発の出来事によるトラウマ、PTSDなど)では、出来事からある程度の時間が経過しているクライアントを対象に、主に語ることによる癒しを扱います。計画的なプログラムとして実施するPE(持続エクスポージャー法)についても応相談です。
また、暴力被害トラウマの場合は、バウンダリー(自分を守る心理的城壁)を修復するために、怒りのワークや、ドラマセラピーを取り入れます。
マインドフルネス
セッションの始めに沈黙の時間をとることがあります。そこで、必要に応じてマインドフルネス誘導をします。
マインドフルネスは方法というよりは状態のことです。焦って大事なことを見逃さないように、自動修正せずにありのままにご自身を観察できるように、いったん立ち止まります。
あえて仏教瞑想用語を使うなら、先を急がずに立ち止まって観る「止観(しかん)」や、ときには矛盾した複数のことにも心を開く「放心」を実現します。
Kojunはマインドフルネスを日常に取入れており、数年間のグループセッションでマインドフルネスや求心の誘導を数十回は行っています。
プラムビレッジ僧侶や脳科学の研究講演などからも影響を受けています。
フォーカシング
セッションの中盤では、自分の隠れた気持ちなどに気づく、大事なものをたとえ言葉にならなくても捉える「求心」のプロセスにフォーカシングの作法を借りることもあります。
具体的には、モヤモヤとかザワザワに対して仮の名前をつけたり、共鳴させたりするイメージ手法です。
元々は技法というよりは、あらゆる心理療法において「成功するクライアントが共通してやっていること」として発見されたものです。
ちなみに、仏教瞑想用語の「求心」は先述の「放心」と対となる言葉です。
マインドフルネスは自動反応を手放すことだとすると、対してフォーカシングは自動反応を増幅して捉えるという感じでしょうか。
短期力動療法
無意識の力、葛藤、防衛、反復されるパターンなどを力学的なアナロジーで捉える点で、力動療法の流れを汲んでいます。変化を起こす力や、変化に抵抗する力のようなものの性質を理解して、むやみに正そうとせず、解いてゆきます。
精神力動療法というのは、簡単に言うと、気づいていなかった感情に気づきいたり無意識を理解してゆく方法です。
*問題を焦点化する(解決したい悩みを明確にする)ことで早い効果を実現するものですので、動機づけが高く、感情体験を避けなくてよいクライアント向けです。
短期力動療法の平均セッション回数は10~15回だそうですが、Kojunのセラピーは1〜5回くらいです。
身体性/ポリヴェーガル理論
ワーク中にタッチ技法や動作指示があります。
とくにセラピストがクライアントの身体に触れるタッチ技法は、「誰がやっても同じ結果」とはなりにくいです。人に触れられるのが苦手な人から「あれ、あんたなら大丈夫だ」と言われたり、「暖かいものが流れ込んでくる」と言われるくらいの相性が理想です。
愛着不安定やショックトラウマ(広義PTSDなど)に関しては、このあたりが重要になってきます。
Kojunは心理セラピストのトレーニングに参加していたころより、当時まだ注目されていなかったポリヴェーガル理論のニッチな講座などに参加していました。当事者たちにとっては当たり前のシャットダウンを説明するこの理論は、臨床家の間でこれが注目されるのは数年後のことです。ここでも当事者が専門家よりも先です。
また、クライアントによっては、エンプティチェアと組み合わせて簡単な身体動作を取り入れることもあります。
*- 『ソマティック心理学』久保隆司
- 『ポリヴェーガル理論入門』ステファン・W・ポージェス
- 『ひと目でわかる 脳のしくみとはたらき図鑑』黒木 俊秀 監修 / 神野 尚三 監修 / 小野 良平 訳
- 『絵でみる脳と神経』馬場元毅
ぬいぐるみセラピー
なんだか最近一部で心理ケアにぬいぐるみを使うのが流行っているようですが、Kojunは以前からぬいぐるみを使っています。
イメージワーク
簡易ドラマセラピー、インナーチャイルド/セルフリペアレントを取り入れることがあります。
- 『サイコドラマの理論と実践』磯田雄二郎
- 『イメージ脳』乾敏郎
エクスポージャー
恐怖症などに系統的脱感作を取り入れることがあります。
伝統からの影響
統合アプローチですが、まずは心理療法の三大流派に対して、大まかな立ち位置を述べます。
人間性アプローチからの影響・共通点
主にゲシュタルト療法/再決断療法、ナラティブアプローチを通して影響を受けています。また、当事者経験も有るので、実存療法的です。
- 当事者中心主義。「患者」「要支援者」ではなく「クライアント」と呼ぶ。
- 治すというよりは、心の成長や変容を目的とする。(トラウマ反応や対人パターン等の解消はあります)
- ゲシュタルト療法のエンプティチェアをよく使う。
- 実存(クライアントがこれまでの人生、セラピストの生き様)を使う。学問的な正しさを押し付けない。
主に当事者コミュニティから学んでいるので、横の関係がベースになっています。民間の養成機関で受けたトレーニングは、手順よりも生き様が影響する人間性アプローチを多く含んでいます。
人間性アプローチっぽくないところ
- ひたすら傾聴するわけではない。技術としての「共感」はあまりしない。
認知行動アプローチからの影響・共通点
- 見立てにおいて、悩みの原因として中核信念を扱う。
- 共同的実証主義(一緒に仮説を検証してゆく)とユーモア。
- 記憶の再処理(思い出して語るなど)がトラウマの癒やしに役立つことがある。
- 恐怖症やトラウマの一部に「条件付けの消去」が役立つことを認める。(ただし、慣れる対象はトラウマのリマインダーに拘らず、「楽しむこと」「怒ること」などに慣れることを優先することが多い)
認知療法は日本でCBTが流行る少し前に先駆的な当事者向けプログラムに参加して学んでいます。後に数分間で中核信念を見立てる訓練を受けています。
マインドフルネスは若い頃から禅や茶道で親しみ、主催するグループセッションの状態づくりでファシリテーション実践してきました。
認知行動アプローチっぽくないところ
次のようなことは認知行動アプローチへの誤解とも言われますが、実際にはよく見かけるので、念のために挙げておきます。
- 合理性による「認知の修正」ではなく、感情処理やイメージワークによる再決断や実存的選択を行う。「治す」ことを正義としない。
- 「効果エビデンスがあるからやりましょう」とは言わず、個を重視する。科学主義(勘や経験を使ってはいけない、数字が全て等)ではない。
- なんでもかんでも「回避」という概念で捉えて安易に暴露(クライアントを苦手なことに慣れてもらう)を優先しない。苦手の本質を扱う。
精神分析的アプローチからの影響・共通点
精神分析的アプローチからの影響は主にその近代版のような「交流分析」「短期力動」「プロセスワーク」を通して受けています。
- 無意識の存在と重要性を認める。
- 幼少期の影響を認める。(ただし、これは原因論にとどまらず、それを扱うことで悩みが解決することがあるという目的論も含みます)
ユング心理学、対象関係論などを背景とする師から教育分析1を受けています。
精神分析的アプローチっぽくないところ
- 一つのテーマに何年間もかけることはしない。(精神分析的アプローチの中にも短期精神力動というものがあり、それは近いです)
- 転移は積極的には活用しない。(代わりに空椅子などのイメージワークを使う)
- 権威主義(高い地位の専門家やベテランの言うことが正しい)を信じない。
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