ブログ

  • 2022-10-03

幼少期を扱う心理セラピー

人生を支配する感情パターン/対人関係パターンのお悩みを扱う場合は幼少期に触れることが少なくありません。 アダルトチルドレンや機能不全家族の影響について扱う場合ももちろん幼少期に触れます。 ただし、深層心理に変化を狙う場合は、ゲシュタルト療法や力動アプローチを取り入れます。それは「いまここ」で起きてい […]

  • 2022-10-02

間主観アプローチ

Kojunの心理セラピーの特徴でもある「間主観的アプローチ」について書いてみます。それは、主観的と客観的のどちらでもないものとして説明されます。 主観的 一人称 I 内省・体験・内面 間主観的 二人称 we = I + you 共感・対話・内面 客観的 三人称 it 科学・論理・外面 久保隆司著『ソ […]

  • 2022-10-01

マニュアル化すると効果がなくなる心理セラピー

感情体験を重視する力動的なセラピー、本人主導を重視する人間性アプローチというのは、手順よりもセラピストの生き様などが影響を与えやすいものです。それゆえ、効果検証、エビデンス研究が困難です。 そのことを具体的なイメージで説明してみましょう。 例1:マニュアル化すると効果がなくなる心理セラピー 例えば、 […]

  • 2022-09-30

ビビらない不安症

不安症の人が必ずしも気が弱いとは限りません。 いつも心配ばかりしている人が、いざというときに落ち着いていたりします。 それはセンサーが過敏な人に似ています。 震度1未満の揺れがちょくちょくあったとして、過敏な人はそれに気がつきます。ですからいつも心配です。 気が弱いと思われています。 あるとき震度5 […]

  • 2022-09-29

ポスト・トラウマティック・グロース

ポスト・トラウマティック・グロース(PTG)について、「頑張って乗り越えたら人生の価値になる」と説明されていることがありますが、ちょっと違うのではないかなと思います。 なにもストレスがないよりも、適度に苦難がある方が、人は幸せになるということは統計研究がいろいろあるようです。 ですがそれは適度なスト […]

  • 2022-09-24

ゲームクリエーターと心理セラピスト

私は元ゲーム業界でゲームを企画開発していました。そして今、心理セラピストです。この二つの仕事には似ているところがあります。 それは、偶然の力を使うということです。 偶然の反対は作為です。開発側からみたゲームとは偶然を取り入れた作為のことです。 王様と占い師 参謀が王様に対して、「この戦争は撤退したほ […]

  • 2022-09-20

セラピストとクライアントは対等ですか

対称ではないけど、対等だと思います。 心理支援の教科書には、対等ではないことを前提にしたようなものもあります。対等を目指すように教えるものもあります。 対等を目指すというのは、見下さないようにするということで、相当な訓練が必要とも言われます。ずっと出来ない人もいます。 それは上から目線の発言をしない […]

  • 2022-09-17

手放すことを苦しんでよい

悩みの解決とは、どうしようもないことを諦めて、出来ることをすること、とも言えるかもしれません。 生きづらい人は、あるテーマについて、変えられない過去を諦めずに、変えられるはずの未来を諦めているということがあります。 心理セラピーは未来を変えるために行うものです。ですが、それは変えようとしても変わりま […]

  • 2022-09-14

クライアントをディスカウントしない

Kojunの心理カウンセリングの特徴に、クライアントをディスカウントしないというのがあります。これは人間性心理学の特徴かもしれませんが。 カウンセリング用語では、被支援者を無力な者とみなすことをディスカウントと言います。ディスカウントとはみくびるという意味です。 カウンセリング料金の値引きのことでは […]

  • 2022-09-12

グループセッション的なワークショップ

ワークショップ(グループセッション)を再開します。(感染症リスクを考慮して少人数となりますが) 参加者になにを届けるか、すなわち参加者はなにを求めているのかを考えています。 当日に参加者の一人ひとりが教えてくれると思いますが。 近頃は、自分を知る、自分になるってことを求めている人が多いようです。 即 […]

  • 2022-09-11

「よい意味で諦める」の正体

心理セラピーでは非常識なことを話したりします。 ですから、古来では神殿とか教会とか山の寺とか、世俗から離れたところで精神に関わる儀式は行われてきたのでしょう。 また、とくに感情を扱う儀式には、「よい意味で諦める」というものがあります。 諦めの境地をみるために非常識が必要 心理セラピーでも「よい意味で […]

  • 2022-09-11

自分を傷つけない味方が2割いる

生きづらさの解消のプロセスの多くが広い意味での愛着関係の修復とも捉えることができそうです。それは対人関係の変化のように見えますが、ほんとうは内側の変化です。 それは、たとえば、こんなふうに展開します。。 複数のカウンセラーを渡り歩きながら、段階的に心を回復するクライアントがいます。 いろんな人に会っ […]

  • 2022-09-11

心理的な「統合」ということ

人間関係や社会生活の中で、とても傷つく体験、絶望などに対して、どのように対処すればよいのでしょうか? それは医学的な疾患とは別の、傷つき、座礁として出会います。 その解決プロセスについて、深層心理セラピーでは「統合」という言葉が使われます。 それは分裂という心の病、もしくは分裂という未成熟を解消する […]

  • 2022-09-10

必要なのは「死ぬな」ではなく「生きてほしい」

ゲシュタルトの祈り、という詩があります。(インターネット検索ですぐ見つかります) それが援助職の倫理として正しいとも言い難いのだけど、真実を語っているようにも思います。 「助けたい」「助かってほしい」は願い。 「助けなければならない」は怖れ。 怖れは自分にとっての苦痛を避けているのであって、実は援助 […]

  • 2022-09-08

心が自由な人は反社会的か

過剰に人目を気にするという心の病があります。過剰にというのは、自分の幸せに反してということです。 心理セラピーでそれを解消した人など、心が自由になった人はそうではありません。 さて、人目を気にせずに、自分が生きたいように生きるとなると、サイコパスや独善的な人になるのではないかと心配されます。 心が自 […]

  • 2022-09-05

その人生は自己肯定感の低さがもたらしているのかどうか

幼少期に刷り込まれた何かが人生の足枷になっているというのは、心理セラピーのよくあるテーマです。 自己肯定感の損傷というのもその一つです。そして、それは殆どの日本人が持っている傷であります。 多くのクライアントも自己肯定感の傷を持っています。ですが、クライアントのお悩みの根本原因がそれかどうかはケース […]

  • 2022-08-30

心理支援職におけるイニシエーションの危険性

大学で心理学を学ばずに心理職になることを批判する人があります。また、大学で学ばずに資格をとる人たちを許せないと言う人もいます(公認心理師Gルート批判など)。もちろん批判している多くは、大学で臨床心理を学んでいる人たちです。まあ、一部の人たちらしいですけど。 似たようなこととしては、心理職が社会的に認 […]

  • 2022-08-29

第5回公認心理師試験の結果/振返り

重い腰を上げて受験した公認心理師試験の合格発表があったので、自分の気持ちに基づいて振り返ってみたいと思います。 試験の結果 Kojunの合格通知も届きました。 192点です。合格者の中の上位3%くらい。 ※合格しましたが登録手続きをしていないので、いまのところKojunは公認心理師ではありません。お […]

  • 2022-08-27

精神的に自由であるとは、自分を信頼できるということ

Kojunの心理セラピーのクライアントの多くが共通して「自由になりたい」と言います。 精神的な自由を得るために来るのです。 精神的な自由と不自由 それはトラウマ的な刷り込みに支配されずに、考えたり行動できたりするようになるということでしょう。あるいは、時間が止まっていた心の成長を復活して、自分に従っ […]

  • 2022-08-26

親の命令に反発しながら服従し続ける人生

たとえば「人目を気にしすぎる」「優秀でない自分を許せない」「新しいことに挑戦できない」などの悩みが人生レベルで続いている場合、親から引き継いでいる場合があります。 すなわち、人目を気にして指図する親、優秀じゃないと許さない親、新しいことに挑戦しようとすると止める親です。 それがどうも親の影響であるこ […]

  • 2022-08-23

「科学的」が不幸を招くとき

たとえば「ポジティブな姿勢や言葉を使えば、いろんなことが上手くいく」ということが、「科学的に証明された」と言われたりします。 実はこれ、間違いなのですが、よく信じられます。 「科学的」という言葉を使うと科学でなくなる 実験室の中の出来事に科学というお墨付きをあたえると、実験室の外でも成り立つと信じら […]

  • 2022-08-19

心理セラピーで過去を扱うことの、もう一つの説明

心理セラピーで過去を扱うことについて、以前はよく「未来を変えるために、過去を扱うんだよ」と説明していました。 親を恨むとか、出生を呪うとか、過去に囚われるためではないということ。 そして、過去に対する感情を扱えた人は、未来へ向けた再決断などができます。目的と手段の関係なんだよって説明です。 それはそ […]

  • 2022-08-17

葛藤の反対が統合

心理セラピーで「統合する」なんて言いますね。 自己一致なんかも統合ですね。言葉と行動の一致も統合ですし、考えていることと感じていることが一致するのも統合でしょう。 統合していない状態は「分断」とでもいいましょうか。 「フリをしているのをやめる」のも一致でしょう。フリをするのは、本当の自分と見せかけの […]