- 2022-09-12
グループセッション的なワークショップ
ひさしぶりにワークショップ(グループセッション)をます。(感染症リスクを考慮して少人数となりますが) 参加者になにを届けるか、すなわち参加者はなにを求めているのかを考えています。 当日に参加者の一人ひとりが教えてくれると思いますが。 近頃は、自分を知る、自分になるってことを求めている人が多いようです […]
ひさしぶりにワークショップ(グループセッション)をます。(感染症リスクを考慮して少人数となりますが) 参加者になにを届けるか、すなわち参加者はなにを求めているのかを考えています。 当日に参加者の一人ひとりが教えてくれると思いますが。 近頃は、自分を知る、自分になるってことを求めている人が多いようです […]
第5回公認心理師試験の問78について、私の考えを書いてみます。 虐待という問題を善悪で捉えるのかというテーマと関係しているかと思います。 問78はこんな内容 小児科外来で、医師が2日前に階段から転落した乳幼児の診察中に、虐待が疑われる外傷を認めた。医師が更に診察を行う間、乳幼児を連れてきた親の面接を […]
Kojunの心理セラピーは、感情に触れてもらうセラピーですが、感情を出させるというよりは、感情を大切にするという感じです。 感情を大切にするってどういうことなのか、今回は涙について、具体的な例を挙げながら書いてみます。 あなたは誰かが泣いていたらティッシュやハンカチを差し出しますか? Kojunのグ […]
Kojunは「人に対してとてつもなく肯定的だ」と言われることがあります。 ちょぴり取り乱すクライアントなどの判断に困るようなケースへの対応について、どうしてそんなことができるのかと問われると、人を信頼しているからかなあと思うことはあります。 どうやら、私はクライアントの力を信じているわけです。 です […]
セラピスト勉強会あるある カウンセラー向けのある講座で、「みなさん〇〇先生のようなセッションに憧れますよね」と言われていました。 また、著名なセラピストのデモンストレーション・セッションを見学して、「エレガントなセッションでした」と感動する人もいます。 技芸は真似からというのはそうだと思いますが、私 […]
「虐待が増えている」という表現に注意したい 「近ごろ児童虐待が増えている」という言葉をよく聞きます。多くの場合は、「よく聞くようになった」の言い間違いです。 稀に統計の話であったとしても、示されるのは児童相談所の取扱い件数の増加です。通告窓口の告知やキャンペーンなどにより取扱い件数が増えているであろ […]
私は心理セラピーやワークショップ・ファシリテーターをしているので、メソッド(手法や療法)は使います。 メソッドの素晴らしさに感動してセラピスト活動を続ける人もいます。 ですが、私は標準化された再現性の高いメソッドなんてものにはあまり興味がありません。 実は、セッションが上手くいったとしても、「〇〇療 […]
このミルクの動き、心理セラピーで扱う人間関係や人生や心の景色に似ている。 家族療法で言われるシステム論や円環的因果律では、ものごとは局所的ではなく全体同時に起きていると視ます。とはいえ、一部はよく動き、他は動きが小さかったりもします。 また、起きていることは必然だけど、因果ではない。 流体力学の法則 […]
私には複数の心理セラピーの師匠がいますが、その中の二人について書いてみます。 心理セラピーでは「葛藤」を扱います。つまり、変化したいという気持ちと、その背後にあるものを変えたくないという抵抗が拮抗するわけです。 抵抗が強いと心理ワークに真剣に取り組まないこともあります。つまり、逃げちゃうわけです。 […]
心の問題を克服して変化したことについても書いてゆこうと思います。 心の問題というのは、愛着不安定、広義トラウマなどの精神的な不自由のことです。私も主ないくつかを解消してきました。 特別な症状などがなくなるというのはさておき、書いてみたいのは日常生活や世界観の変化ですね。 掃除が気持ちいい 私は引っ越 […]
人からよく「あなたは伝える使命があるんでしょ」と言われます。クライアントから言われたこともありますし、夜の街で朝まで一緒に遊んだ不良女性からも言われました。 私にとって、ずっと、伝えることは好きでもあり、大変なことでもありました。 人が気づかないことに気づいて、伝えたら叩かれて、理解されなくて。 そ […]
児童虐待について法整備がされ通告義務などが知られるようになってきました。昔ながらの心理セラピスト視点で、またぶっちゃけたことを書いてみます。賛否あるとは思いますが、あえて言うならというお話です。 世代間連鎖と克服意志のある保護者 児童虐待については、虐待している保護者の救済・援助については語られるこ […]
心理セラピーをしていると、人の苦しみを扱います。虐待、寂しさ、暴力被害、不運などなどのエピソードもよく出てきます。対人支援の者が相談者お話を聞いたりしていて、しんどくなってしまうことを「もらっちゃう」と言います。 私は「もらっちゃう」がありません。 苦しみに共感はしますが、私が元気がなくなることはあ […]
ずっと前から、叩かれそうになりながら、ひっそりお伝えしていますが、私は「自殺予防」とか「自殺防止」という言葉に違和感を持っています。 これまで自殺防止とは、たいていはゲートキープ(自殺しそうな人を止める)のことを指していて、それはそれで必要なことでもあるのですが、そもそも死にたくなる事態をなくさなけ […]
「専門家としての姿勢」みたいな話 専門家としてふさわしい価値観や倫理をもつべしというものです。 専門家の言動が人に与える影響というものをよくよく配慮しましょうという説明もされていて、それはまあ分かります。なので、全面反対ではないのですが、この言葉にはかすかに、微妙な違和感を感じます。 感じる違和感 […]
心理職をする動機として、「感謝されたい」「人を助ける自分になりたい」「人の役に立ちたい」というようなのは、あまりよくないと言われます。わかります。 たしかに、「あなたを助けることで私は価値のある人間になるのだ」って思っている心理職に出会うと、相談できないことってあります。 「助ける側の人間に価値があ […]
私はホルモン投与や手術などの性適合治療へ向けて進むことはしませんでした。ときおり涙を流すことはありますが、フツーの女性になるよりも、自分の魅力を追求したいと思います。 いろいろあるジェンダー要素の中で、「声」についてはちょっと特別です。 私の声には倍音成分が多く含まれています。有名人では美輪明宏さん […]
宮廷には宮廷道化師というのがいます。いわゆるピエロですね。 あれは王様向けのカウンセラー/セラピストだったんだと思うんですよ。しかも、傾聴スタイルではなく、直面化ありスタイルのね。 普通は家臣が王様に「ほんとは恐いんでしょ」なんて言おうものなら、首を切られてしまいます。だからだれも言えない。 ところ […]
数年前に、こんな言ったら世間から叩かれそうで言えなかったこと、今なら大丈夫かもしれないので書いてみます。 「新型ウツ」という言葉が流行ったことがあって、マスメディアにこんなような事例と記事が載せられていました。 A君は ウツ病 の診断をもらい会社を休職しました。それなのにお出掛けして、満面の笑顔の写 […]
カミングアウトしたことで幸せになった人たちはいます。だからといって、「カミングアウトしましょう」と言うのはひどいことだと思います。 加害者を許して楽になった人たちはいます。だからといって、「許しましょう」というのはひどいことだと思います。 自己開示して心の問題を解決した人たちはいます。だからといって […]
私は対人支援業者としては、珍しい世界観をもっています。 心理セラピストとしての私は「強い人」に関心があります。 多くの対人支援職者は「強い人には関心がない。弱い人をサポートしたい」と言います。 誰を「強い人」と呼んでいるかが異なるようです。 私が「強い人」と呼ぶのは、繊細な人、何かが出来ない人、不安 […]
「友達の人数と幸せの関係」についての研究(統計調査)の話があるそうでして。 「友達が多いと幸せとは限らない」という示唆の結果で興味深いんですが。 研究テーマはいいんですが…この研究には私は不満があります。 主な幸せの尺度にの中に「うつ病になってない」があるようなんですよ。 「うつ病は不幸だからなる」 […]
わたしはカウンセラーであるわりには、共感的なリアクションが薄いです。セッション中に涙が出ることはありますが、それは癒しのプロセスの場合であって、「お辛いですね」みたいな表情は殆どしないと思います。 その代わりといいますか、理解できないものを少し受け入れるスペースがあります。 「なんかわからないけど、 […]