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Kojunの心理セラピー

Kojunの心理セラピー(心理療法)では、感情処理を深く扱い、TA・ゲシュタルト・再決断・インナーチャイルド、人間性心理学、実存主義を統合しています。教科書のウケウリではなく、クライアントと共に作り上げてきた世界観を使って説明します。

  • 2024-11-14

ゲシュタルト療法の矛盾ぽいところについて

ゲシュタルト療法に限らないのですが、似たような心理セラピーを体験した人から「考えないで、感じてください」みたいなことを言われて困ったという不満を聞くことがあります。 現象学ってなんだ ゲシュタルト療法は現象学を背景にしていて、次のようなことを重視しています。(用語は私なりに分かり易い言葉に置き換えて […]

  • 2024-08-30

「怒り」は解放した方がいいのか、抑えた方がいいのか

自分の「怒り」の感情に悩んでいる場合、怒りを抑える方法に関心があるかもしれません。一方で、抑えても根本解決になりそうにないので解放したいと考える人もいます。 手法はどちらもあります。どちらが正しいかというよりも、「解放する」とは何か、「抑える」とは何か、を知ることが実践のポイントとなるように思います […]

  • 2023-03-09

「認知の修正」が中心でない心理セラピー

クライアントさんに変化が起きるとき、心の振舞い方が変わります。それはパーソナリティの変容とも呼ばれます。生きづらさから解放されてゆくときもそうですし、ある種の精神疾患の回復にも関係します。 ここでは、狭い意味での「認知の修正」アプローチとは異なるセラピーがあることを例を挙げてみてみます。 認知の修正 […]

  • 2023-02-23

感情処理と論理療法の使い分け

これは単純に言い切ることは出来ないのですが、大まかなイメージを「怒り」の例によって描いてみたいと思います。 ※事例は仮想事例です。 論理療法を優先したいケース 例1ー1 あなたが自転車で小道を進んでいると、数人のグループが道幅いっぱいに広がってあるいていた。あなたが通れないことなど知ったことではない […]

  • 2023-02-02

論理療法とKojunアプローチ:「正す」ではなく「選ぶ」

Kojunは「認知の修正」という言葉が好きではありませんが、認知療法の元祖(の一人)であるA.エリスの論理療法はちょっと好きだったりします。 ※論理療法の発展形である論理情動療法は人間性心理学であるという解説もあるようです。 それもまたクライアントの信念を変更するのですが、A.エリスの論理療法では変 […]

  • 2023-01-07

Kojunセラピーと短期療法

「短期」の意味 短期療法と言っても、必ずしも時間制限をすることで急かすわけではありまん。セッション回数や時間制限を設ける手法もあるようですが、時間を意識はするもののそのような制限を設けない短期療法もあります。 短期療法の共通点は、目標を定めて焦点化するという点と説明されることが多いようです。 ※「治 […]

  • 2022-12-20

感情の解放ってなに? 「怒り」編

体系的に正確に説明するのは難しいのですが、少しでも誤解が解ければということで書いてみます。 ※「解放」という用語は独自の定義枠組みで使っています。 よくある誤解 なによりも最初に指摘しておかなければならないことは、「怒りを表出することで怒りをおさめる」のが怒りの感情解放セラピーではない(とはかぎらな […]

  • 2022-12-19

感情の解放ってなに? 「恐怖」編

感情の解放について書いてみます。今回扱う感情は「恐怖」です。 感情のコントロールとの違い 恐怖の感情コントロールの究極は、回避・麻痺になりえます。トラウマは過剰な感情コントロールの結果とも言えます。ですが、その回避・麻痺は緊急対応としては自然なこととも言えます。 慣らすことは解放ではない 「恐怖対象 […]

  • 2022-12-11

双性による性被害カウンセリング

Kojunのとこに性被害トラウマの相談があるのは、Kojunがダブルジェンダーであることも関係あるように思います。 ※ここでは当事者クライアントが女性、加害者が男性というケースを前提とします。 男性性の必要性 女性の性被害トラウマのセラピーは女性でないと出来ないと思われがちですが、意外と男性セラピス […]

  • 2022-10-27

自己肯定感の心理セラピー

自己肯定感の大事な理解 「周囲に優れた人たち、素晴らしい人たちがいると、自己肯定感が上がらない」というのは、注意を要する捉え方かと思います。 確かに、そなように感じるのは自己肯定感が低い状態かもしれません。 しかし、他者と比べなくても大丈夫なのが自己肯定感です。 このことは、自己肯定感の低い人にとっ […]

  • 2022-10-07

クライアントに心理セラピーの手法を合わせる

心理カウンセリング/心理セラピーの世界において、「手法にクライアントを合わせるのではなく、クライアントに手法を合わせるのだ」ということが言われます。 これは、手法にクライアントに合わせようとしてしまうことはよくあるという戒めrえでしょう。 セラピストやカウンセラーも全てを理解しているわけではないので […]

  • 2022-10-03

幼少期を扱う心理セラピー

人生を支配する感情パターン/対人関係パターンのお悩みを扱う場合は幼少期に触れることが少なくありません。 アダルトチルドレンや家族機能不全の影響について扱う場合ももちろん幼少期に触れます。 「あの頃」と「いまここ」 ただし、深層心理に変化を狙う場合は、ゲシュタルト療法や力動アプローチを取り入れます。 […]

  • 2022-09-17

「手放すこと」を苦しんでもよい

悩みの解決とは、どうしようもないことを諦めて、出来ることをすること、とも言えるかもしれません。 生きづらい人は、あるテーマについて、変えられない過去を諦めずに、変えられるはずの未来を諦めているということがあります。 過去を諦めない人は、未来を諦める 心理セラピーは未来を変えるために行うものです。です […]

  • 2022-09-11

「よい意味で諦める」の正体

心理セラピーでは非常識なことを話したりします。 ですから、古来では神殿とか教会とか山の寺とか、世俗から離れたところで精神に関わる儀式は行われてきたのでしょう。 また、とくに感情を扱う儀式には、「よい意味で諦める」というものがあります。 諦めの境地をみるために非常識が必要 心理セラピーでも「よい意味で […]

  • 2022-08-19

心理セラピーで過去を扱うことの、もう一つの説明

心理セラピーで過去を扱うことについて、以前はよく「未来を変えるために、過去を扱うんだよ」と説明していました。 親を恨むとか、出生を呪うとか、過去に囚われるためではないということ。 そして、過去に対する感情を扱えた人は、未来へ向けた再決断などができます。目的と手段の関係なんだよって説明です。 それはそ […]

  • 2022-08-17

葛藤の反対が統合

心理セラピーで「統合する」なんて言いますね。 自己一致なんかも統合ですね。言葉と行動の一致も統合ですし、考えていることと感じていることが一致するのも統合でしょう。 統合していない状態は「分断」とでもいいましょうか。 「フリをしているのをやめる」のも一致でしょう。フリをするのは、本当の自分と見せかけの […]

  • 2022-08-05

認知再構成法+深層心理セラピーの統合

認知再構成法(CR)というのは狭義の認知行動療法です。昔は認知行動療法(CBT)といえばこれのことを指していましたが、いまではいろいろな認知行動療法が出てきたので、ここでは認知再構成法(CR)と呼ぶことにします。 CRはわりと意識に近いところ(前意識くらい)までを扱うものですね。自動思考の変化を狙う […]

  • 2022-07-22

宿命と解決志向アプローチ

Kojunから見た解決志向アプローチ(以下、SFA)を語ってみたいと思います。 SFAはもともと家族療法に縁のあるものだそうですが、Kojunの心理セラピーは短期療法という接点があるように思います。 ウェルフォームド・ゴールを発掘する カウンセリングにおいて、原因について掘り下げる作業をケースフォー […]

  • 2022-07-10

トラウマ体験を想起するセラピー

過去のトラウマ体験を想起してもらうセラピーには2通りあるのではないかと思います。 馴化のプロセス PEの想像エクスポージャーなどでは馴化が図られます。思い出し、語ることで、記憶が整う。それは「暴力を受けたことを思い出すことは、再び暴力を受けることとは異なる」ということを体験的に知ってゆくプロセスと言 […]

  • 2022-07-07

「原因論の罠」と「目的論の罠」

過去を扱う心理セラピーなどへの批判にこのようなものがあります。 「過去の被虐待が原因だと指摘してもラクにならない」 はい、指摘しただけではラクにはなりません。指摘するだけでは心理セラピーとは言えないでしょう。 そこで、「原因」ではなく「目的」に注目しましょうというのが目的論です。 伝統的な精神分析が […]

  • 2022-07-06

涙を拭かない心理セラピー

Kojunの心理セラピーは、感情に触れてもらうセラピーですが、感情を出させるというよりは、感情を大切にするという感じです。 感情を大切にするってどういうことなのか、今回は涙について、具体的な例を挙げながら書いてみます。 あなたは誰かが泣いていたらティッシュやハンカチを差し出しますか? Kojunのグ […]

  • 2022-06-24

正論で解決しない悩みにはゲシュタルト療法の「図地反転」

正論のアドバイスでは解決しない心の悩みには、直感を使った心理セラピーが使える場合があります。 ゲシュタルト療法の「図地反転」について、その具体的なイメージを書いてみます。(権威の引用ではなく私見です) ゲシュタルト療法はイメージワークっぽくやることが多いのですが、それでは文章で表現しにくいので、ここ […]

  • 2022-06-24

ACEsの過去とゲシュタルト療法の「いまここ」

勉強会で話す機会がありましたので、ついでにブログにもゲシュタルト療法の「いまここ」について書いておきます。 以下は、実践経験からKojunなりの説明を書いてみます。 アダルトチルドレンというのは、心理セラピーにおいては過去を扱うということを意味しますので、「いまここ」といいながらも幼少期の感覚をいま […]

  • 2022-06-19

深層心理セラピーの3幕構成

子どもの頃に起因する生き辛さをもつ人たちが心理セラピーに来ます。 何十年もかけて準備して来ます。 そのような心理セラピーを3幕構成で外観してみようと思います。 第1幕:主訴 クライアントが悩みを述べたり、心理セラピーで扱う悩みを決めたりします。 この時点で、Kojunはクライアントが望んでいる未来の […]

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