プロフィール

心理セラピスト Kojun
来歴


幼少時代から離人感とエンパス体質を持ち、瞑想や心理セルフケア技術を使う。
若年期には、コンサル先の経営者/管理職/任侠に呼び出され、数百時間以上におよぶカウンセリングを実践させられる。また、心に傷のある人たちを多く惹きつけ出会い、当事者世界に精通する。
臨床家たちから「よい心理セラピストになる」と言われ、アダルトチルドレン等を対象とする心理セラピー(感情処理/TA・ゲシュタルト療法/フォーカシング/簡易サイコドラマ/愛着理論/精神力動/脱感作/セルフリペアレンィングなど)を4人の師から学ぶ。
当時社会から見捨てられ深刻な状況にあった虐待連鎖/愛着不安定/DV/ヤングケアラ―/複雑性トラウマ等の当事者たちと共に心理セラピーを実践し、その克服/回復に立ち会い、人間の計り知れない力に魅せられる。
日常生活で周囲の人に除反応(強い感情が溢れて悩みが解決する)が発生してしまうので、受容・共感が伝わらないように訓練する。5
2015年に心理セラピストとして開業。クライアントとセラピストの生き様が出会う実存的アプローチで、「誰にも理解されなかった」という相談者6に好まれる。
上位3%の試験成績で国家資格「公認心理師」を取得するが、サバイバー視点ゆえに心理師としては異質な
存在。
特徴






音声 – 1/fゆらぎ
カウンセリングが面白いと言われる理由
Gallup社のストレングスファインダー®を参考に自己紹介してみます。
- 着想:喩え話や仮想事例を瞬時に作り出すのが得意です。
- 個別化:専門知識よりもクライアント固有の体験を重んじる実存主義です。7
- 未来志向:心理セラピーで過去を扱えます。過去の記憶を、未来を変えるために使うことが得意。
総じて、教科書に答えが載っていない領域が得意です。
小学校では「バカ」と呼ばれていた
中学生になっても時間割を覚えることができず、大学では試験日程や教室の変更があると単位を落としていました。中間テスト98点、レポートAランク、期末テスト欠席0点・・・みたいな。凸凹が激しいです。なぜかサバイバーたちはそんなKojunの力を信じて、心理セラピストに育て上げました。
ジェンダー・クィア




双性のジェンダー・クィア(ノンバイナリー)です。
人からは「頼むから死んでくれ」「生まれてこなければよかったね」などと言われてきました。対人援助団体や施設のお仕事をしようとすると、「汚らわしい」「話す気にもなれない」と門前払いされました。
日本の古墳に埋葬されている巫女の骨をDNA鑑定すると生物学的に♂と判明したそうです。Kojunもファシリテーター仲間から「巫女」とあだ名されています。世界各地にも昔から「悩み相談」や「心の儀式」を担うジェンダー・クィアがいたようです。
参考:LGBTQを「病気」としていた過去をアメリカ精神分析医学会が正式に謝罪
好きな言葉
- 「心で見るときだけ本当のことがわかる」星の王子さま
- 「事実はもっとも美しい学説よりもなお美しい」クロード・ベナール8
5つの学び
当事者実践からの学び
知識に先立って、自身のプロセスを体験しています。そのおかげで、「当事者を見る専門家」ではなく「当事者が見る世界の専門家」になりました。体験より先に心理学の知識を学ばなくて、本当によかったと思っています。910「どうやって支援するか」とは対照的な「自分だったらどうするだろうか/どうしてほしいだろうか」という視点があります。
たとえるなら、泳いだことがある水泳コーチです。
アンダーグラウンドでの学び
心理セラピーを学ぶ前から、実社会の中(カウンセリング室の外)で人間関係や感情に人生を翻弄される人たち(共依存カップル、DV当事者、アダルトチルドレン、精神疾患者、アウトサイダー等)と多く出会い交流してきました。11 専門家の目の届かないところにいる多くの人たちこそ、人間の心理を理解するには重要な人たちだと思います。
たとえるなら、LGBT研修で同性愛者について学んだ知識と、ゲイバーで当事者たちと語り合ってきた経験との違いです。
当事者共同体での学び
アカデミックな心理職向け研修は、資格がほしい人で溢れています。一方で、専門家たちの知らないところで、当事者同士で実践を行いトラウマを克服/回復した人たちが大勢います。Kojunは後者のコミュニティがバックグラウンドです。
「心理職になりたい/資格がほしい人たち」とではなく、「生き延びようとしている/心の自由を求めた人たち」と共に学び、そこで当事者側の言葉を使い、当事者たちによって育てられました。
師弟関係での学び
学派争いから距離をおきながらも、複数の師や先輩から人間関係・SV・教育分析等を通して、正論を超えたパーソナルな知を学びました。「知識を見るのではなく、目の前のクライアントを見よ」、「迷ったときはクライアントの利益を考えよ」など、覚悟ある先人と出会うことでしか学べないものです。
専門書・専門研修からの学び
当事者たちから学んだとはいえ、専門知識がそれらの体験知を繋いでくれます。実存主義者ですので、専門書は盲信せずに実体験と照らして読んでいます。
認知心理学と知識工学/AIの技術を使って、心理学/脳科学/関連分野の専門書から数万件の専門概念を抽出して、意味ネットワークのデータベースを構築して学びました。
研修は権威者から技術を仕入れるというよりは、当事者から学んだことの答え合わせのように感じることが多いです。


動画ギャラリー
サバイバーへのメッセージ
今日あなたが街ですれ違った人たちの中には、人生の宿題に挑み、すでに生き方を変えた人たちもいます。綺麗な言い訳に生きるか、闇を呑込んだ感動に生きるか。選ぶ時がきます。私は、ご自身の中にある「深い洞窟」を通り抜けて、生き方を変える人たちと共にあります。
※ラジオ音声はゆめのたね放送局からの許可を得て公開しています。