プロフィール

心理セラピスト Kojun
サバイバー共同体に育てられた、サバイバーのための心理セラピスト。サバイバーと共に、真実に向き合う。
主な活動
心理相談/心理セラピー


アダルトチャイルド/ACEs・幼少期トラウマ/複雑性トラウマ/性被害トラウマ/人生を支配する対人パターン/完了しない感情に関する相談が多いです。
グループ・セッション


参加者の要望に合わせて臨機応変にワークを組み立てることが多いです。時間がゆっくりと流れるといわれます。
よく言われる印象
あたたかい/おもしろい
アプローチ
- 感情体験/イメージワーク(実際の体験をすべての基盤にする)
- サバイバー視点(当事者を見るのではなく、当事者が見る世界を見る)
- 心理療法統合(学派の壁を越えて必要な手法を使う)
- 人間性心理学・実存主義(クライアントを権威や理論よりも大きな存在と捉える)
- 科学融合アプローチ(体験知・哲学を軸に心理学モデル・脳科学を取り入れる)
主体的な深い体験を必要とする方、長期的な解決を目指す方に向いています。
これまでの歩み


幼少時代から離人感とエンパス体質を持ち、瞑想や心理セルフケア技術を活用する。
それらの体質や苦痛から、人の感情や行動の背景を敏感に感じ取り、独特の知覚と世界観を発達させる。
青年期にはコンサル先の経営者/管理職/任侠に呼び出され、カウンセリングをさせられる。
一方で、心に傷のある人たち2を多く惹きつけ出会い、当事者世界に精通する。臨床家たちから「よい心理セラピストになる」と言われ、心理セラピー(愛着理論/TA・ゲシュタルト療法/感情処理法/簡易サイコドラマ/短期精神力動/脱感作など)を4人の師から学ぶ。
社会から見捨てられた愛着不安定/虐待・DV連鎖/機能不全家族/複雑性トラウマ/各種トラウマ等の当事者たちと共に心理セラピー実践を試行錯誤し、その克服/回復に立ち会い、人間の計り知れない力に魅せられる。
日常生活で周囲の人々に除反応(強い感情が溢れて悩みが解決する)が発生してしまうので、受容・共感が伝わらないように訓練する。3
2015年に心理セラピストとして開業。クライアントとセラピストの生き様が出会う実存的アプローチで、「誰にも理解されなかった」という相談者4に好まれる。
Active Hope参加を通してネイティブアメリカン由来のサークル技法の影響も受ける。また、劇団に顧問カウンセラーとして関わり、古代から続く演劇訓練の影響も受ける。
自助グループとワークショップを統合したグループセッションを開催し、ファシリテーターの養成にも貢献する。マインドフルネスやナラティヴなアプローチについて実践を深める。
上位3%の試験成績で国家資格「公認心理師」に登録するが、サバイバー側の視点を持つゆえに、心理師としては辺縁の存在。
対人援助機関や児童福祉施設に関わろうとすると、「普通じゃない人は悪影響を与える」などと門前払いされる。
最近では、社会構造的トラウマ5、トラウマセンシティブ・マインドフルネスにも関心を持つ。
学歴・資格等
学歴
- 広島大学 理学部 卒業(神経回路網)
- JAIST 情報科学研究科 AIグループ 博士前期課程 修了(認知科学・科学哲学・状況意味論)
加入団体
- 日本心理療法統合学会
- 大阪公認心理師会
個性・スタイル






音声 – 1/fゆらぎ
カウンセリングが面白いと言われる理由
Gallup社のストレングスファインダー®を参考に自己紹介してみます。
- 着想:喩え話や仮想事例を瞬時に作り出すのが得意です。
- 個別化:専門知識よりもクライアント固有の体験を重んじる実存主義です。12
- 未来志向:心理セラピーでは、過去の記憶を未来を変えるために使うことが得意。
総じて、教科書に答えが載っていない領域が得意です。
「分かりにくい私」を生きる
中学生になっても時間割を覚えることができず、大学では試験日程や教室の変更があると単位を落としていました。中間テスト98点、レポートAランク、期末テスト欠席0点、落第・・・みたいな。
なぜかサバイバーたちはそんなKojunの力を信じて、心理セラピストに育て上げました。
ジェンダー・クィア




双性のジェンダー・クィア(ノンバイナリー)です。
古今東西「悩み相談」や「心の儀式」を担うクィアがいました。13 Kojunもファシリテーター仲間から「巫女」とあだ名されています。
現代では、人から「頼むから死んでくれよ」「生まれてこなければよかったね」などと言われることがありますが、彼らの持つ怖れが手に取るよう見えます。
参考:LGBTQを「病気」としていた過去をアメリカ精神分析医学会が正式に謝罪
好きな言葉
- 「心で見るときだけ本当のことがわかる」星の王子さま
- 「事実はもっとも美しい学説よりもなお美しい」クロード・ベナール14
5つの学び
当事者実践からの学び
「当事者を見る専門家」ではなく「当事者が見る世界の専門家」になりました。たとえるなら、泳いだことがある水泳コーチです。15
体験より先に心理学の知識を学ばなくて、本当によかったと思っています。16
アンダーグラウンドでの学び
心理セラピーを学ぶ前から、専門家の目の届かない実社会の中(カウンセリング室の外)で人間関係や感情に人生を翻弄される人たちと多く出会い交流してきました。17
当事者共同体での学び
「心理職になりたい/資格がほしい人たち」とではなく、「生き延びようとしている/心の自由を求めた人たち」と共に学び、そこで当事者側の言葉を使い、当事者たちによって育てられました。
師弟関係での学び
学派争いから距離をおきながらも、複数の師や先輩から人間関係・SV・教育分析等を通して、正論を超えたパーソナルな知を学びました。「知識を見るのではなく、目の前のクライアントを見よ」、「迷ったときはクライアントの利益を考えよ」など、覚悟ある先人と出会うことでしか学べないものです。
専門書・専門研修からの学び
研修は権威者から技術を仕入れるというよりは、当事者から学んだことの答え合わせのように感じることが多いです。実存主義者ですので、専門書は盲信せずに実体験と照らして読んでいます。


動画ギャラリー
サバイバーへのメッセージ
今日あなたが街ですれ違った人たちの中には、人生の宿題に挑み、すでに生き方を変えた人たちもいます。綺麗な言い訳に生きるか、闇を呑込んだ感動に生きるか。選ぶ時がきます。私は、ご自身の中にある「深い洞窟」を通り抜けて、生き方を変える人たちと共にあります。
※ラジオ音声はゆめのたね放送局からの許可を得て公開しています。
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