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天使のエビデンス、悪魔のエビデンス

情報を吟味するときに、天使のエビデンス、悪魔のエビデンスを区別しています。

天使のエビデンス

自らの実践をより発展させるために、実験結果やデータを活用とするエビデンスの使い方。

たとえば、PEとう手法の研究者が「PE単独での成果と、PE+CPの組合せた場合の成果を比較する実験を行い、PE単独の方が成果が高かった」という研究結果を得ています。これはCPの価値を否定してPEの有意性を示すための研究ではなくて、PEにCPを統合した方がよいかを判断するための研究です。この結果により、PEにCPを統合しないことに決めたそうです。

手法の良し悪しではなく、手法の得意分野を調べたり、組合せ統合の道を探ったりするためのエビデンス研究です。

悪魔のエビデンス

自らが支持する手法が優れていて、他流が劣ることを主張するためのエビデンスの使い方。

エビデンスのない手法や知見を否定することを目的としています。

エビデンス・ベースド・アプローチの利点として手法の淘汰を挙げているのも、こちらの影響かと思います。

参考

「統合的心理療法とドードー鳥の裁定:心理療法に優劣はない」齊尾武郎(臨床評価 41巻2号 2013)

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