【体験談】突破できない心の闇

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心理セラピストは、セラピストである前に、心理セラピーのクライアントとして上手くいった経験が必要です。自分の気持ちやシャドウ(目を背けてきた心の闇)に向き合ったことのない人に、自分の気持ちに向き合うナビゲーションをされたくないですよね。

そこには、お勉強で得ることのできない体験があります。

なんですが・・・、かつて、私は難しいクライアントでした。セラピストが思わず「難しいなあ」とつぶやくこともありました。それでも、心理セラピーを上手く活用することはできて、希死念慮などの深刻な問題を解決していいきました。

そして、自らも心理セラピストとしての訓練を受けるようになり、順調と感じていた頃、デモンストレーションを兼ねて先生のグループセッションを受けることになりました。

わりと簡単なテーマを選んだつもりだったのですが・・・・、なんとセッションの序盤から身動き出来なくなってしまいました。崖っぷちのような感覚。前に進むと落ちる。後ろに下がると失う。一歩も動けない。

せめて泣こうと思いましたが、感情がなくなり、泣くこともできません。ただ、目に針を刺すような難しさを感じました。それまでは上手く成果を出してきたのに、これはムリ。なんでこんな簡単なことが出来ないのか。

「もうこれまでか」(自分には突破できない心の闇がある。これでは人様にセッションを提供する資格はない)

そこには一緒に学んだ仲間が見学していました。もう彼らともお別れだと思いました。彼らとの想い出が箱の中に入ってゆくのを感じました。死ぬまで開けないように鍵をかけて大切に封印されてゆきます。心が勝手にお別れの準備をしている。

気がつくとセッションは中断されていました。見学者のために解説がありました。「これは最も難しいタイプです」「こういう人は通常、心理セラピーを受けに来ません。支援を求めることなく、変わらずに一生を終える場合が多いです」

脱落か。自分には重大な心の課題が残っている。これでは人にセラピーを提供することは出来ないだろうと分かりました。そう、やり方を習えば誰でもセラピストになれるというわけではないのです。

私には心理セラピーは出来ないのかと先生に質問したところ、「それは自分で決めることです」と言われました。

その後のグループセッションには参加しませんでした。しかし、部屋から出ずに部屋の中に留まりました。床だ、と思いました。床に寝転がりました。自分に必要なものを探すと、ぷにぷにの赤ん坊が現れました。今になって思えば、一種のインナーチャイルドワークです。独りで苦しんでいた頃、自分で対処法をつくりだしていた経験からの直感でした。そこにいた誰もが私の邪魔をせずに、次のセッションに集中していました。

赤ん坊はいなくなり、部屋の隅で椅子に座りました。その後、何事もなかったかのようにグループに戻りました。

ひとまず「へへへっ」と笑ってみるも、厄介なことになりました。このままでは、先生たちのセッション受けても無理ってことです。

その後、自分のための独自の心理ワークを始めました。さらに、「傷ついてもいい」というのが必要だと言われたことを思い出して、傷つく練習をしました。

なるほど、これが傷つくということか。身体がピクピク震える日々。

そして、知りました。

「傷ついても、治る」

(セラピスト仲間からは、無茶するなと言われましたが)

今回は心理セラピストがセラピストになるまでの裏話エピソードでした。そんな心理セラピストがどのようにして心の問題を解決するのか興味のある方は、心理セラピーの概要やQ&Aもご参考に。

 

 
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