カウンセラーの種類!?

Who is Kojun?

カウンセラーの種類について、私なりに書いてみます。参考にしていただくために、イメージしやすさを重視しますので、私見も含みます。正確な情報や詳細を求める方は、それぞれの用語の公式な定義をお調べください。

ここに書くことは、私がこれまでに出会った人たちの印象に基づきます。

また、大雑把に3通りにに分けてみましたが、これらの複数にまたがるような人もいます。

自分が会いたいのはどんな人なのか考えるヒントになればと思います。

臨床心理士・公認心理師

臨床心理士はカウンセラー関連ではもっとも権威のある資格とされてきました。大学院で心理学を学んでいることが前提で、たくさん心理学を勉強した人という印象です。研究者のような人もいます。

臨床心理士は民間資格、公認心理師は国家資格ですが、取得の難しさは公認心理師の方が低めかと思います。

公認心理師の方が、「医師の指示」に従うという明記があります(臨床心理士は生意気だとお怒りの医師もいらっしゃったようです)。その他にも厚労省の方針により義務などが法律で定められます。試験合格したけど資格登録はしていないというカウンセラーもいます。

一方で、実際にお会いした公認心理師(かつ、臨床心理士ではない)の方々の印象は、後述のディプロマ系の人たちに似ています。以前ならディプロマ系だった人たちも取り込まれているような印象を受けます。臨床心理士の方々からすると、ある意味では中途半端な似たような資格ができて気持ち悪いかもしれません。

どちらも、業務独占資格ではないのですが、医療機関の勤務ではこれらを採用条件にしているところが多いように思います。

また、精神科医は医師免許をもつ人で、五分間の診察と薬の処方が典型的なスタイルですが、稀にカウンセリングをする人もいます。

その他にも、産業カウンセラー、精神保健福祉士、カウンセリングスクールが発行する資格などもあります。

資格はその人の人格を保証するものではありません。クライアント(来談者)を「カモ」と呼んでいるような人も、試験に合格すれば資格はとれます(とってます)。(臨床心理士の面接試験では態度や姿勢なども問われるそうです)

手法を習得していることも問われないようです。これは様々な流儀や意見があるので、たしかに試験では問えないと思います。主な療法の概要くらいは問われますが。

実践的なカウンセリングを一度もしたことのない資格者というのもいます。(心理学部を卒業したばかりの人や、勉強の得意なコンサルタントなども取得しています)

自ら克服体験があるとか、PTSDが解消するとは実際にどんな感じなのかとか、認知行動療法が役に立った/立たなかったというような当事者側としての実体験も問われません。(パン職人に喩えると、パン作りの知識は問われるが、パンを食べたことがあるかは問われない)

弁護士や会計士の専門性が知識をベースとしているのと同様に、試験では知識を問います。(受験参考書を見ると、どんな知識が問われているか確認できるでしょう)

ネット上の記事をみてゆくと、カウンセラーの質をよくするために必要なことは「お勉強」であるという前提で制度や施策が議論されていることが浮かび上がります。

ディプロマ系・元当事者系

なんらかのコースや講座で特定の流儀などを習得した人たちは、卒業証明(ディプロマ)はありますが、資格という形ではありません。

多くの場合、なんらかの当事者経験をもつ人が、心理分野以外の社会人経験を経てたどり着きます。(ディプロマ系=当事者系ではないのですが、典型としてはこんな人がよくいますという印象です)

これを「人の痛みのわかる人」ととるか、「自ら病んだ人が他人の支援などできるものか」ととるか、見方の分かれるところです。

Kojunはここに属します。なので、資格にこだわるクライアントや、「患者さん」はあまり来ません。

コースや講座は、自らのクライアント側体験を通して学ぶ(カウンセリングやセラピーを受けながら学ぶ)ものが多く、その点はコーチングの業界に似ています。

様々な困難を持つ人たち(虐待された、虐待している、人が怖い、死にたくなるなどなど)を同窓として身近に見ながら克服プロセスを学びます。

資格が発行されないコースに学びに来る人たちですから、「カウンセラーになるために資格をとるぞ」という学び方ではありません。差し迫った現場の人たちです。

心の問題、苦しみや葛藤を扱いますので、セラピストになる意思を師匠に伝えると、ハードな訓練を受けることもあります。トレーニング中に失禁した人などもみました。私もトレーニングで「助けて」という言葉を言う場面で意識なくなりそうになりました。それぞれのトレーニングの善し悪しはともかく、知識をたくさん学ぶよりは、自らプロセスを体験したり、身近な仲間が心の問題を克服して幸せになってゆく(または諦めて去ってゆく)実例を見ることになります。

このような「養成トレーニング」は、「公認心理師合格率No.1資格取得コース」とは全く別物です。

大学の研究や試験対策のように知識から入るのではなく、実体験を頼りに学びます。

(パンを食べながら、パン職人になるとでもいいますか)

人によっては、当事者仲間の口コミ情報に通じていることもあります。

ディプロマ系に限らないのですが、ありがちなケースとして、当事者系の場合、自分の心の問題をある程度は解決していないと、クライアントを自分の問題に巻き込む場合があります。親や離婚相手を恨んでいると、クライアントにも恨むように仕向けたりするなど。もちろん、これは公認心理師などの資格を持っている当事者系にも起こり得ることですが。

これについては、自分の問題をすべて解決しているセラピストがよいのではなく、自分も未解決の問題をもっている/もっている可能性があると認めていることが必要です(開示はしなくてよい)。クライアントを自分の問題に巻き込むセラピストの特徴は「自分には心の問題がない」と主張することが挙げられます。(となると、「自分は当事者系ではない」といっている人も怪しくなってきますね)

なんらかのメソッドが入口になることが多いようです。手順を覚えるだけで出来てしまう簡単なメソッドを機械的に使うだけの人もいますし、あり方を深めてセラピストという存在・生き方になってゆく人もいます。

スピリチュアル系

これも様々で一概に言えませんが、心理学のもどかしいところをすっ飛ばして、いっきに本質をつこうとするアプローチかと思います。

クライアントさんのお話(スピリチュアル系に相談した体験談)を聞いていると、気休め程度のものから、なるほど上手いこというなというものまで様々。

なんとなくインチキが多いと思われているかもしれませんが、国家資格もそれは同じかもしれません。人の悩みにつけこんで悪どく稼ごうと思っている人も試験に合格すれば国家資格もとれますので。

「あなたの病気がよくなったのは、私が波動を送ったからですよ」みたいな感謝に飢えた人は、悩みの解決レベルが浅い印象はあります。

私は「スピリチュアル嫌いです」と言うと怒るような人とは付き合わないです。スピ嫌いな人も宇宙(ユニバース)と一体なのですから。その程度を呑み込めないスピリチュアリストはどうも…

 

長らく医療界はカウンセラーを否定してきたようですし、国家資格所有者が民間資格やディプロマの撲滅を願ったりすることがあるようてす。私もスピリチュアル系をあやしいと思ったりします。

ですが、心理を扱う私たち、自分に何が起きてるか気づきたいものです。心理職も人間ですから、お客をとられるという恐怖が形を変えて他者否定をしてしまうのは仕方のないこと。そんな自分に気づけないカウンセラーになることだけは避けたいものです。

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心理セラピスト 広義トラウマの解除/生きづらさ改善(人生を支配するパターン、自己肯定、アダルトチルドレン、性暴力被害の過去、いじめトラウマ、PTSD、喪失、対人不安、愛着不安定、恐怖症など)を扱います。
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