【チャイルド物語】――「奇行」という名の神経エクササイズ、あるいはダークネス

心理セラピーの感想では「ありのままを出すことができた」「なにを言っても大丈夫と思えた」「取り繕わなくてよい」という感想が多いです。

Through Darkness

驚かれない、慌てられない、善悪に回収されない。怒り、恨み、矛盾、加害的な感情も。奇麗事じゃない対話をします。

Kojunも人々から「生まれてこなければよかったね」等と言われてきた化け物なので、クライアントも魑魅魍魎な自分を出しやすいのかもしれません。

Survivor’s Dignity

また、共に学んだ仲間も汚点や弱さだらけでした。先生たちも影を見せてくれました。

「人間に対する絶対的な肯定があるんでふね」と驚かれたことがあります。「あなたがそうなったのにも訳があるんですね」というような免罪ではなくて、汚れた人が立ち上がるのを見てきましたから。

Being-with

「受容」とか「寄り添い」というよりは、「我と汝の関係」。会話中に「それはお辛いですね」と言うことも、顔を歪めて共感を表すことも少ないのが特徴です。「カウンセラーというより動物と一緒にいるようだ」とも言われました。

深層心理の心理セラピーと出会い変容を経験してからは、人から「やさしい」と言われることはなくなり、「あたたかい」と言われるようになりました。

なぜか人を癒す「奇行」の正体—神経エクセサイズ

Kojunは、歩きながら宇宙語を呟いたり、ぬいぐるみを持ち歩いたり、手足をブラブラしたりと、奇妙な行動をしてきました。自分でも何故そうするのかは理解していませんでした。ただ、「それをするのが自分」でした。そして、それを見た人たちも癒されていました。

ところが近年になって、身体志向セラピーのエクササイズを集めたカードや本を見ていると、Kojunの奇行にそっくりな動作が多数掲載されているのです。トラウマ関連の神経科学によると、これらの不思議行動は自律神経を整える作用がある神経エクササイズであることが解ってきました。

Kojunは生き延びるために、科学を待たずに試行錯誤してサバイバル技術を身につけていたのでした。

自由を使う練習

アートセラピーは専門というほどではありませんが、セルフワークとしてはよくやっています。
湧き出る自由を使って絵を描いたり、心と折り合うように天然石を並べたりします。ある時期からは写真カードを並べるワークも始めていて、そちらは専門になってしまいました。(⇒Points of You



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