「ゆるせない」。それを言うということは、ゆるさないといけないと思ってる?

「ゆるせない!!」。と言う前提には、ゆるすべきだとか、ゆるすのが綺麗なことだとか、そんな何かがありますよね。

そこでいう「ゆるす」は、腹を立てないこと、嫌な顔をしないこと、だと思われています。それを頑張っていると、事態は悪化します。

なんども言いますが、精神的な「ゆるし」というのは、怒らないことではないです。怒らないようにすることは、感情の抑圧であり、精神的な「ゆるし」の反対。

感情を抑圧することで、感情に支配されなくなると、多くの人々は思っています。

人々はネガティブな感情を避けたいので、「感情をコントロールする」というような本やセミナーが売れたりします。

感情を抑圧すると、一時的には支配されなくても、いつの間にか長期的に支配されてます。すなわち、それは借金でその場をしのぐようなものなのです。

「ゆるせない!!」と言いながら、怒らない練習をし、拳を握っています。

その結果、そのことがずっと気になっています。

精神的な「ゆるし」は、その囚われから脱出することです。目的語は相手ではありません。

ちゃんと怒らないから、精神的な「ゆるし」(あの人からの解放)が起きないということもあります。(さらに、怒るだけでは不十分なケースが多いですが)

ちゃんと怒ると聞いて、相手に会って言いたいことをぶつけることだと思ったとしたら、残念ながら不正確です。相手に会う必要はありません。心理コンサルティングで体験的にレッスンすることをお勧めします。

「ゆるせない!!」と言いながら、あの人のためにエネルギーと人生を費やすのか。それとも自分のために自分を使うのか。

「あの人をゆるしましょう」とは言っていませんよ。「怒るのをやめましょう」とは言ってませんよ。そんな風に言われているように思えてしまうから、体験的なレッスンがお勧めです。

※当サイトの記事には実践経験に基づく意見や独自の経験的枠組みが含まれます。また、全てのケースに当てはまるものではありません。ご自身の判断と責任においてご活用ください。

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