人から言われた言葉の受け取り方は大きく分けると三通り。
Ⅰ、反応的(自分に対する肯定か否定かを自動解釈する)
Ⅱ、ニュートラル(文字通りに聞いて解釈しない)
Ⅲ、メンタライジング(その意図や気持ちを知ろうとする)
「おー、これは辛(から)いですね」
Ⅰ、「文句言うなら食べるな」
Ⅱ、「そう、塩が効いてますからね」
Ⅲ、「だいじょうぶ?」
Ⅰになってしまう心のトラブルもあります。それを頭で気づいてゆこうとするのが認知行動療法。頭でわかってもどうにもならない何かを解消するのが感情を扱う心理セラピーです。
Ⅰは自分のなかの怖れが解釈を作り出しているので、それを受容する必要があります。ですので、自分をみることができる人ほどⅠにならずⅢになって他人の気持ちを察することができます。