カウンセラー探しは試行錯誤でよい
自分に合うカウンセラーを探す。
カウンセラーは、決め手となる人に最初から出会えるとは限らない。5人目、10人目で初めて自分にとって役に立つ支援者に出会えたなんてよく聞きます。
支援者探しは試行錯誤となるわけです。私は権威を妄信するよりも、そういうものだと思って主体的に探すのがよいと思います。
試行錯誤とカウンセラーショッピング
ですが、ドクターショッピングみたいに「あーこいつもダメだった」と、ころころ変え続けるのはよくないと思います。
しかし、カウンセラーショッピングにならずに試行錯誤するコツは?
毎回それなりに活用して、何かを得ているということだと思います。
期待通りではなかった場合に、できれば全否定せずに「でもここは役に立つこともあった」という部分を拾えるか。それが拾える人はだんだんと支援者選びの精度が上がってゆきます。
拾えない人はだんだんと怪しいサービスへ引き寄せられてゆくこともあります。奇跡を期待するようになるんですね。
批評家になってしまう場合もあります。幸せになる、苦しみを手放すという目的を忘れて、支援者を評価するために生きてる人になってゆきます。
試行錯誤できれば精度があがる
それなりに役に立った部分をちゃんと拾って受け取ってゆくと、「自分に必要だけど、なかなか提供されない支援」が何なのかわかってきます。手に入りにくいものが何なのかわかる、これがカウンセラー選びの精度があがるということ。「本当の共感ができる人」とか「余計なことを言わない人」とか「例外の扱いが得意な人」とか、もっと言葉にらない何かかもしれませんが。「〇〇疾患の専門家」とか言ってるうちは未だ旅は始まってもいない段階かもしれません。
「10人目で出会った」というケースも、その10人目が完璧な人だったという話ではないのです。
私も来談者(クライアント)側の立場では、必要な1人に出会うために10人以上に会ってます。その1人にもダメなところや至らないとこらがあります。しかし、そこは他で補えばよいのです。
ある種の心の課題がある人は、「全てを満たしてくれる一人」を探そうとする性質があります。すると、100点以外は0点となってしまいます。完璧な支援者はいないので、永久にハズレを引きながらさまよい続けるということになります。
その場合は、そのトラップから抜け出すことを支援者を探しましょう。それは、自分が「この人なら不完璧でも許せる。不完璧でもいいから会いたい」と思える人、となります。完璧以外の世界を教えてくれる人です。