たいていは問題を話すことができません。
「針が刺さって痛い」と言うことができずに、「となりにハリネズミ君が引っ越してきたのは間違いだ」という話をします。
「間違いだ」「正しくない」「けしからん」「バカだ」「どうしようもないね」とは言えますが、「痛い」とは言えません。
言えないから痛みを解決できないのですが、言わないことで痛みを感じないようにしています。
たとえば、DVを受けやすい人は、DVのひどさは話せても、こわいとか、かなしいとかは言えません。
クレーマに狙われやすい事業主も同様です。
カウンセリングでは、本当の問題を言えるようになります。言わない人もいます。解決したい人は言うし、解決したくない人はカウンセリングを止めます。どちらでも、その人の人生が一歩進みます。