次の心理支援者を探すとき

さて、心理支援者(心理カウンセラーや心理セラピスト)と上手くいかず、次の心理支援者を探すときのことを書いてみたいと思います。

私もサバイバーの一人なので相談する側(クライアント側)としても何人もの心理支援者に会ってきました。

いい人たちに出会えたことも幸運でしたが、他の人たちを観察して重要なポイントにも気づいています。

過去に出会ったセラピストや心理支援者について、出会えてよかった点を捉えているということが支援者探しの秘訣だなということです。

よぽど酷い詐欺みたいなケースについては、そのときの自分の精神状態を振返るとよいかと思います。

そうでない場合、たとえば、ちゃんと話を聴いてくれない、土足で心に踏み込んできた、決めつけてくる、なんもわかっちゃいない、冷たいなどなどのフツーの人間にありがちが限界だった場合、その支援者との出会いから得られたものをしっかり得ておく必要があります。

限界を感じて支援者を変えるとき、支援者の欠点や悪口ばかり言っていると、完璧な救世主が見つかるまで彷徨い続けることになります。

支援者を救世主かクズに二分して評価している場合は深刻です。それは暴力や搾取についていってしまう人にありがちな性質でもあります。

得られたものや、助かったことを捉えておくと、足りなかったものが見えてきて、それを次の支援者探しのヒントにできます。そうして、支援者探しの精度があがってゆくのです。

「知識は得られたけど、安心は与えてくれなかった」とか、「ホッとしたのはよかったが、専門分野が違った」とか、完璧でないところから、何かを得ておく必要があります。

自分にとって必要な支援者の条件も変わってゆきます。たとえば、最初はずばり言ってくれる人、次に自分を傷つけない人が必要となり、上級者のサバイバーになると感じの悪い心理支援者でも使いこなせるようになったりします。

完璧な救世主探しをやめると、少し希望が見えてきます。

※当サイトの記事には実践経験に基づく意見や独自の経験的枠組みが含まれます。また、全てのケースに当てはまるものではありません。ご自身の判断と責任においてご活用ください。

※当サイトの事例等は事実に基づいてはいますが複数のケースや情報を参考に一般化して再構成、フィクション化した説明目的の仮想事例です。

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