人間は自己一致(他の言い方もありますが)しないように出来ています。
悩みを越えるために、そこから解放されるには、すでにそこにある「天然の痛み」がカギとなります。「天然の痛み」を大切にすることが、自己一致でしょう。
自己不一致の道を選んだ人は、人を変えたくなります。たとえば、劣等感を隠したまま優越感を手に入れた人は、評価したり、存在を排除したり、叩いたりしたくなります。
人を変えたくなった人は、他者のための「人工の痛み」つくり出します。それは、説教、叱責、評価の形をとるでしょう。
人工の痛みで人を変えようとする人ではなく、天然の痛みを大切にして変われるようにしてくれる人が貴重です。
痛みを作り出すのではなく、そこにある痛みを使います。