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自己一致

  • 2023-04-24

「だって本当のことじゃないですか」と自己一致

心理セラピストは言葉の言い表す内容よりも、なぜそれを言うかに敏感です。そこを扱わないと人の悩みが解決しないからです。 「だって本当のことじゃないですか」 たいていの場合、本当のことだからという理由では人は発言しません。 食事をしながら、「海は青い」とか「6の2倍は12だ」とか突然に言ったりはしません […]

  • 2023-04-19

心理支援業界の「標準化」概念はちょっと旧い

情報科学/IT業界を経験しております私からすると、心理とITは共通する部分があります。 コンピュータシステムせよ、管理システムにせよ、機械的な理想論ではなく、人間の心理を踏まえた現実論が生き残ってきました。 臨床心理学は各業界の中に潜んでいるのですが、ここでは2つ業界そのものについて感じることを書い […]

  • 2022-08-17

葛藤の反対が統合

心理セラピーで「統合する」なんて言いますね。 自己一致なんかも統合ですね。言葉と行動の一致も統合ですし、考えていることと感じていることが一致するのも統合でしょう。 統合していない状態は「分断」とでもいいましょうか。 「フリをしているのをやめる」のも一致でしょう。フリをするのは、本当の自分と見せかけの […]

  • 2022-07-02

トラウマ克服のために恐怖や怒りの感情を扱う

暴力被害トラウマなどの場合は、恐怖や怒りの感情の扱いについて書いています。実際には様子をみながらカスタマイズして行います。 また、様々な手法があるので、ここに挙げていることが全てではありませんし、異なる立場をとるものもあります。 ここではよく知られたPE、CPT、IPTなどとは少し異なるところを挙げ […]

  • 2022-06-23

「それじゃだめだ」と思い知らせたくなる感情反応パターン

他人のことについて、これはダメだなあと思ったとき、それを思い知らせたくなりますか? イライラしながら教えたくなりますか? ゆるせませんか? それとも、イライラしながら、そんな自分を見つめますか? 私の経験則では少なくとも二通りの克服シナリオがあるように思います。 克服のヒント1:ちゃんと泣く 克服で […]

  • 2021-09-27

自己一致ってなんですか

「自己一致」とはなんなのかと尋ねられることがあります。感情を扱う心理セラピストの観点で、分かり易く説明します。 感情の不一致から入門すると分かり易い 「自己不一致」を理解すれば、「自己一致」が分かり易いでしょう。 これが定義というわけではないのですが、意識と無意識が一致していないという例を挙げてみま […]

  • 2021-05-03

宮廷道化師は王様の心理セラピストだったと思う

宮廷には宮廷道化師というのがいます。いわゆるピエロですね。 あれは王様向けのカウンセラー/セラピストだったんだと思うんですよ。しかも、傾聴スタイルではなく、直面化ありスタイルのね。 普通は家臣が王様に「ほんとは恐いんでしょ」なんて言おうものなら、首を切られてしまいます。だからだれも言えない。 ところ […]

  • 2021-04-22

苦しみを大切にするということ

心理セラピーの現場では、「苦しんでいる人ほど、解決しやすい」と言われることがあります。 悩みの解消をしようとしない、あるいは解消いしたにもかかわらず悩みの状態に戻ろうとするということが起きます。いわゆる、抵抗ですね。 どういう人が悩みを解決するかというと、ちゃんと苦しんでいる人なんですね。 ところが […]

  • 2021-03-20

カウンセラーの「傾聴」が気持ちわるい!?…からの「共感」を捨てるトレンド

「カウンセラーの共感しまっせな構えがキモい〜」 そんな話ありますね。私は「業務スキルくささ」と呼んでますが。 「傾聴」にまつわる技法の変遷を見てみましょう。 二十年前くらいは非指示療法(ノンディレ)が流行しました。カウンセラーは話を聴くだけで指示も助言もしないというものです。 カウンセラーは意見のな […]

  • 2021-03-08

心に傷のある心理セラピストの良し悪し

それは私がネイティブセラピストと呼び、カール・ユングがウーンデッドヒーラーと呼んだものです。トラウマ克服、精神疾患、心の痛みなどの経験や当事者性が、支援提供にあたり有効に働いている心理支援者のことです。 一方で、「自分が苦しんでたら、他人を助けられないでしょう」とか「そんな弱い人間に支援は無理でしょ […]

  • 2021-01-18

感情処理による心理セラピー

ここではKojunの心理セラピーの土台の1つ、感情処理に基づく力動アプローチ(感情力動アプローチと呼ぶことにします)について書いてみたいと思います。 そのルーツ 「精神力動アプローチ」はずっと遡れば精神分析から派生いした心理療法の主流の1つです。人間の無意識を扱うというのが特徴です。 比較的新しいと […]

  • 2020-08-25

絶望を感じて、本当に前向きになる

あることについて最近やっと自分がこの世の中に絶望していることを感じるようになりました。 拗ねていることは以前からありましたが、そうではなくて、ちゃんと絶望を感じることができるようになってきたということです。 そのおかげで、困りごとはいろいろとあっても、ずいぶんと幸せを求めやすくなっています。 このプ […]

  • 2019-02-09

自己一致すると見えてくるものがある

自己不一致が解ける具体例と、心理セラピストの探し方について。 自己不一致 「自己不一致」というのは、自分に正直ではないことを言います。それは人間だれしも持っているものだと思います。 一般的には「自己一致していない」と言うのでしょうけど、私は完全一致を目指すよりも、必要に応じて不一致を解消することをお […]

  • 2019-02-08

自己一致とは、ホンネとタテマエの一致ではない

ホンネは隠して自覚せよ ホンネとタテマエを無理に一致させないほうがよいです。 ホンネとタテマエを無理に一致させると、自分にも嘘をつくことになります。 嘘をつくときは自覚が必要です。それは自分に嘘をつかないために。 タテマエとホンネを一致させると、自己一致しなくなってきます。 自己一致とは タテマエと […]

  • 2019-02-04

「天然の痛み」を大切にする

人間は自己一致(他の言い方もありますが)しないように出来ています。 悩みを越えるために、そこから解放されるには、すでにそこにある「天然の痛み」がカギとなります。「天然の痛み」を大切にすることが、自己一致でしょう。 自己不一致の道を選んだ人は、人を変えたくなります。たとえば、劣等感を隠したまま優越感を […]

  • 2018-04-25

本当の解決をしたいなら、ネガティブ感情を怖れないセラピストがよい

ネガティブな感情をなくすのが仕事だと思っているセラピストがいます。 「悲しい」を「悲しくない」に変える。泣いている人を、笑っている人に変える。 これは、セラピストがクライアントに好かれたり感謝されるためのセッションです。クライアントのためのセッションではありません。 セラピスト訓練のデモを見ていて多 […]

  • 2017-12-22

なにが嫌なのか、こっそり言ってみよう

たとえば、「死ね」なんて語彙に安易に頼らないほうがよいですよ。 倫理や道徳ではなくて、心理の観点から自分のために。 何が嫌なのか、こっそり独り言を言ってみましょう。 「むかつくーっ」 おしい! 何が嫌なのか、こっそり言ってみましょう。 「あいつの嫌なところ」ではなく、「自分が嫌がっていること」ですよ […]

  • 2017-09-13

対人緊張・あがり症の克服シナリオ

「あがり症をなんとかしたいです」といきなり相談に来る人もいますが、多くの場合はファイナルファンタジーのセシルのような道をたどる人も多いです。 ここでは、あがり症を例に、そのよくみかける共通バターンについて書いてみます。 恐くなくなることが克服なのではない。 (心理セラピストKojun) 第1幕:優越 […]

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