自由を使わないということは、自由を拒絶するわけですから、自由は手に入りません。
心理セラピーでは、自分自身に対して話しかけてもらう場面があります。
そこで、「人がなんと言おうと、あなたは幸せになっていいよ」と言うことも、「あなたは価値のない人間だ。人目を気にして生きろ」と言うことも、自由に選べます。
この自由を使って自分を幸せにする選択をする人には、さらなる自由が得られます。
自由を使って自由を増やす。それは資本の運用のようなものです。セラピストはその元手となる最初の小さな自由へガイドします。
過去を変えようとせず向き合った場合だけ、未来を選択することが可能になりす。
過去の自分や真実を受け入れない人は、自分に対して「不幸になれ」と言い放ちます。
過去の真実を受け入れた人は、自分に対して「幸せになれ」と声をかけます。
どちらを選ぶ方もいます。
この選択をセラピストが代わりに行うことはありません。ご自身で選んでいただき、それを見守ります。ご自身で選ばなければ、それは自由ではありません。
本人が選んだとおりの未来へ向かいます。
自分で選ぶ(自由を使う)人にのみ、自由は実現します。