セラピストの助言が、一般的な説教とは真逆なんてことがあります。

一般的には「頑張らなきゃ」と言われるような状況で、セラピストが「頑張るのやめたと言ってみて」といったりします。

「頑張れ」と「頑張るな」は、論理的には二者択一ですが、心理的には二者両立です。

セラピストがやめさせようとしているのは、「頑張ること」ではなくて、「頑張らないと言えないこと」です。

人に「私は万引き癖があります、と言ってみてください」と言うと、たいていの人は言います。ところが、本当に万引き癖がある人に言うと「なんでそんなこと言わなきゃならないんですか」と抵抗を示します。

つまり、「万引き癖がある」ことと「万引き癖があると言えること」は同じではなく、むしろ真逆だったりします。

それとちょっと似ていて、「頑張るのやーめたと言えない」ということと「頑張れる」ことは同じことではないのです。人はこれを同じだと思い込んでいます。

言い方を変えると、「頑張れること」と「頑張るのやーめたと言えること」は、相反しないのです。

「(頑張るのをやめたと)言えない」というのは怖れ、足枷です。それを解けば頑張れるようになったりします。

人は(頑張るのをやめた)と言ってしまうと頑張れなくなると怖れています。それは無意識の恐怖と言葉に囚われた思考から作り出されています。論理的にはそうてすから、罠にはまります。

心理的には、「(頑張るのをやめたと)言えない」というのも、「頑張れない」のも、同じ足枷なのです。

というのは喩え話で、説教は正しいけれども効果がなく、赦しは津だ敷くないけど効果が出るということがあるよということ。

しかし、「頑張るのをやめたと言ってみて」という台詞を暗記してセラピストの真似をしてもダメてす。

セラピスト自身が罠から抜け出していなければ、失敗します。また、セラピストが罠から抜け出していれば、台詞を暗記してなくても必要な表現が出てきます。

それをなんとか丸暗記でやろうというのが、いわゆるメソッドです。

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心理セラピスト Kojun(上野貢潤)
心理セラピスト/Points of You アドバンストレーナー(日本資格)/プラクティショナー
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