アドバイスされるは苦手ですか? 教えてもらえるのは有難いこと。でも、嫌な感じがすることがある。
たまには我慢して、素直に聴いてみる。素直にならなきゃ、と頑張ってみる。
素直になりたいのであれば、素直ではない自分にハグ。今回は、そのための方法を。
あなたが受け取っているもの
「そうじゃない方がいいと思う。こうした方がいいよ」というのを、「アドバイス」と呼びましょう。
「それだったら、こんなやり方もあるよ」と選択肢を増やしてくれる。これを「情報提供」と呼びましょう。
善意か悪意かというのは、あまり関係なさそうです。
アドバイスは追い込まれる感じがして、情報提供は自由にしてくれる感じがします。アドバイスには評価(現状の否定)と指示(こうすべきだという指示)が含まれているようにあなたは感じています。
実践1:自分が情報提供されている場面を見つけてみる
初級は、なんでもかんでも有難がろうとするのではなく、有難がりやすいものを有難がりましょう。
ここで、注意点。「あの人はアドバイス屋だ」というように人単位で判断しないようにしましょう。それこそが、あなたが嫌っている評価(現状の否定)です。それをしてしまうと、あなたがアドバイス屋になってしまうのです。ここ、ダークサイドに落ちるポイントですのでご注意を。
実践してゆくと、アドバイスだけど情報提供とも受け取れなくもないケースがあることに気づくかもしれません。自分次第でもある。でも、無理していい子になるのではなく、素直に気づいてください。
素直に受け取れるものもある、というのが解るだけでも、えもいわれる怖れが少し解けます。
ちなみに、評価と指示なく情報提供のようなやりとりが可能になっているとき、人は「つながっている」と感じるようです。
あなたの中に起きていること
他人を分析する人に陥る前に、自分がアドバイス嫌いだということに気づきましょう。
「あの人はアドバイス屋だ」ではなくて、「私はアドバイスが嫌いだ」です。
実践2:アドバイスされたときに自分に起きている感情を見つけてみる
これも、すぐに出来る場合と、10年かかる場合があります。
自分が何かを怖れていることに気づいたら、それを受け容れます。(それが事実であることを認める)
受け容れるというのは、自分を責めるということではありません。(この勘違い、意外とあります。責めるのではなく赦すね)
受け容れるほどに、反応的にではなく、自然にアドバイスから距離をおくことができます。たとえば、軽く聞き流しながら、ちょっと参考にするといった感じになります。
「そんなの無理だーっ」
それを言う人は、実践2をやってない人ね。実践する前に解決しようとするのは諦めましょ。
実践1で光をつかんでおいて、実践2で闇を解きはじめます。
そして、いつの間にか、ちょっと良くなっている自分に気づきます。