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Kojun

  • 2019-05-05

必要以上に怒る人は、必要なときに怒れない

必要以上に怒る人は、必要なときに怒れない。というようなケースがあります。 人は怒るとき、何かの危険や不安を感じています。 怒りはそのリスクに対する対処なのですが、その恐怖に負けてしまうとリスクが何なのか見えなくなることがあります。 その状態をKojunは「怖れ」と呼びます。 「あー、あの人のことかぁ […]

  • 2019-05-03

「恐さ」は最も根源的のように見えます

人はネガティブ感情を避ける。その中でも、とくに「恐い」を怖がる。 自分の悲しみ、怒りは、目をそらしたがるけど、他人のそれは傍観しやすい(需要しやすい)ですが。恐怖だけは、他人のそれも怖れやすい(赦せない)です。 心理相談でも、「恐さ」を認めたくないという抵抗は、あまりにも支配的である場合があります。 […]

  • 2019-04-29

原因と罪悪と責任

原因と罪悪と責任は別のことです。 誰が原因をもっているかということと、誰が悪いのかは別のことです。 どこに行ってもイジメられるとしたら、イジメられる原因を自分がもっているかましれません。それは、必ずしも自分が悪いということではありません。 社長は責任をとります。社長に原因がなくても、社長が悪くなくて […]

  • 2019-04-25

知識が少ないと知識を使いたくなる

知識が少ないと知識を使いたくなる。心理学を使って「すごーい、どうして分かるんですかぁ」と言わせる。それをやってると、分からないことに耐えられなくなるよ。 決めつけとは、どうやら、自分が理解できる範囲に収めようとする性質。 理解できないということへの怖れ。 理解できないものを、否定もせず、目をそらすこ […]

  • 2019-04-09

強めの一時的な不安イメージの応急対処

強い不安についての応急対応には、呼吸法が有名ですが、ここではそのほか2つのアプローチを紹介して比べてみます。 タッチ 1つは、現実に近づくアプローチ。 目の前の現実に五感を触れさせます。テーブルや壁などの、目の前のモノに触ります。 そして、手すりなどに触れます。目の前の人の体に触れるわけにはいかない […]

  • 2019-03-06

ネガティブを怖れれば、ポジティブも怖れる

ポジティブでも、ネガティブでも、怖れは怖れです。 セラピーでは、「私は悲しい」のような言葉を言ってもらう場面と、「私は幸せになります」のような言葉を言ってもらう場面とあります。 ネガティブ感情を怖れて言えない人は、ポジティブ願望も怖れて言えません。 ネガティブ感情を怖れなかった人は、ポジティブ願望に […]

  • 2019-03-01

陰を見ることは光

闇が解ければ、解けるほど、たくさんの陰(小さな闇)が見えてくる。 暗闇では陰を見ることはできないが、日が射せば木漏れ日(小さな光)を見ることができる。 陰を見つければ、どこから光が射しているかが見えてくる。

  • 2019-02-23

あがり症の共通点

トラウマによる対人緊張の場合 対人緊張には様々な反応場面がありました。「相手が目上のときに緊張する」とか、「相手が複数人のときに緊張する」とか。 その背景にある深層イメージにも様々にあります。「攻撃される感じ」とか、「見捨てられる感じ」とか、「笑われる感じ」とか。 それらの「される」恐怖が強く、悩み […]

  • 2019-02-19

セラピストの見立ての良さとは

セラピストが自分と向き合う人であると、見立て(お悩みの原因の見極め)が良くなります。 それは、「よく当たる」という意味ではありません。 「決めつけない」「柔軟」「きめ細かい」というような意味です。 アマチュアは、当てることを目的としてします。「わー、すごーい。どうしてわかるんですかぁ」と言われること […]

  • 2019-02-12

「変わる」というのは、今までの自分を赦すこと

対人支援業には、人を変えたい人たちが多いようです。でも、私や私のクライアントをそっとしておいてほしい。その大事な時間だけは。 私は人が変われるようにしたい。 私は人を変えたくない。 変えられるようにできたとしても、本人は変えないかもしれません。 いままで出会った人たちで、変化を選ばなかった人たちもい […]

  • 2019-02-08

自己一致とは、ホンネとタテマエの一致ではない

ホンネは隠して自覚せよ ホンネとタテマエを無理に一致させないほうがよいです。 ホンネとタテマエを無理に一致させると、自分にも嘘をつくことになります。 嘘をつくときは自覚が必要です。それは自分に嘘をつかないために。 タテマエとホンネを一致させると、自己一致しなくなってきます。 自己一致とは タテマエと […]

  • 2019-02-04

「言いたくない」と言える人は感情知能が高い

「言いたくありません」と言えるのは、すごいことです。 通常は、言いたくないことは無意識下に隠されます。その結果、「わかりません」「思いつきません」となります。 「やりたいことがわからない」というのは、「やりたいことが何なのか、言いたくない」と捉えてみると、やりたいことがわかるワークを設計するヒントに […]

  • 2019-02-04

「天然の痛み」を大切にする

人間は自己一致(他の言い方もありますが)しないように出来ています。 悩みを越えるために、そこから解放されるには、すでにそこにある「天然の痛み」がカギとなります。「天然の痛み」を大切にすることが、自己一致でしょう。 自己不一致の道を選んだ人は、人を変えたくなります。たとえば、劣等感を隠したまま優越感を […]

  • 2019-02-04

男性の下心は無意識化される

男性が女性に対して下心をもつとき、それがバレないように、まず自分自身に対して下心を隠すということがままあります。 下心がない男を心から演じるような感じですね。 「男の人がそんなに器用なわけない」と思われるかもしれませんが、そうでもしないかぎり女性を騙せないくらい不器用なのです。 なので、本当に下心が […]

  • 2019-02-04

売り手は、顧客視点を持てなくなる。

久しぶりに経営心理のお話です。 売りたい気持ちがあるとき、たいていは本人はその気持ちがあることを自覚するのは難しくなります。 自覚できない、すなわち無意識下に隠れる、すなわち心理的な死角(ブラインド・エリア)ができます。 そうすると、相手がそれを欲しがっているかどうか、相手が何を欲しがっているかどう […]

  • 2019-01-23

怒りを出せない人になると、 優しさを出せない人になる

怒りを出せない人になると、優しさを出せない人になる。 おとなしいけど、優しくはない。 怒りは攻撃だというなら、それなら悲しも攻撃です。 「人を悪者にするためではなく泣くことができること」 と 「人を痛めつけるためではなく怒ることができること」 は似ています。 「人を痛めつけるためにしか怒れないこと」 […]

  • 2018-12-15

人を裁きたくなるとき、自分の苦しみが隠れている

「人が間違っている。人が悪である。人が未熟だ」とジャッジするとき、裁くとき、人を変えたいという気持ちが隠れています。 そのとき、「人が行動を改めてくれたら、人が考えを変えてくれたら、人が変わってくれたら、自分の苦痛が和らぐ」という、苦痛が隠れています。 「あなたは間違っている(変わるべきだ)」と言う […]

  • 2018-12-14

「過去指向の罠」と「未来指向の罠」を超える

「過去をほじくりまわす」だけのカウンセリングは、自分が不幸である理由がわかるだけです。人生で起きるできごとを、過去のことによって解釈しながら生きるという制約を背負ってしまいます。これを「(間違った)原因論(過去指向)の罠」と呼んでいます。 「過去をないことにする」カウンセリングもあります。「原因論( […]

  • 2018-12-04

技術や心理学を学んでもセラピストにはなれない

技術や心理学を学んでもセラピストにはなれないと思います。 それは、いくつかのちょっとドキッとする実体験から学びました。その話はしませんが… 心理学や手法手順を学んでもなれないのは、葛藤に付き合う場面があるからです。 それは「あなたは何を恐れていますか?」という質問をする役みたいなものです。 ※実際に […]

  • 2018-12-01

性トラウマの克服のビフォー/アフター

軽度の性トラウマの克服を経験した私が、克服のビフォー/アフターを語ってみようと思います。男性の腕力をもつ私ですら、こんなことが起きるのですから不思議です。 ※トラウマ反応のある方はお気をつけてお読みください。 ※なお、私は一般的な女性の被害体験、克服体験も心理カウンセリングを始める前から聞いています […]

  • 2018-11-30

背中を押されて起きることは、人によって異なる

背中を押されること、元気に振る舞えと言われること、それが役に立つかどうかは、人によって事情が違います。 腕力を使われた経験がある人と、ない人では、「押されないこと」の大切さが違うかもしれません。 自分にとってよいことが、他の人にとって同じとは限らない。それは、その人の何かがダメだからで、それを直すの […]

  • 2018-11-30

私がこういう人間になったのは何故か、1つのセオリーに解釈を固定するのは危険

事情が違うのです。なぜ違うのかを問わずに、仲間に受け入れることができる世界を夢見ています。 I am dreaming about the world.   でも、過去になにが起きたかを、自分がどういう人間であるかの理由にして語るのは、お勧めしません。(一時的には必要かもですが) だからこ […]

  • 2018-10-08

「人より優れなければ幸せになれない」という刷り込み

自信なさとか、余計な競争心とか、他者評価に生きるとか、そういったもの奥に、劣等感とか劣等コンプレックスというのが、ありますね。 劣等感を解決することは、劣等感を消せばよいというものではないというお話。 「人より劣っているという感覚」として自覚されることがあります。だからといって「人より劣っていない状 […]

  • 2018-10-05

ちゃんと泣く

ネイティブアメリカンの儀式でも、心理セラピーでも扱われる原始的な感情について。 原始的な感情である、「怒り」「恐い」のルーツは、身を守るためのものでしょう。戦うために血流を増やしたり、隠れるために血流を減らしたりね。これがない種は滅んだことでしょう。 もう一つの原始的な感情である「悲しみ」は、なんの […]

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