泣き止むには、
まず泣かないとね。
かつて自身のセラピーに没頭した頃、自分の中の何かが泣き止むという体験をしました。
泣きやんでみて、初めて悲しみがあったことが分かったのです。
それ以前に自分の中で何かが泣いているという感覚があったわけではないのよ。「泣いている感覚が無くなった」という体験ではなく、「泣き止む」という体験です。
そこで初めて、自分が悲しみを持っていたことに気づくけど、泣きやんだので悲しみの感覚はもう分からないのです。
悲しみの感覚が分からないくせに、「おー、これが悲しくないという世界かぁ」と新感覚を味わいます。
信じない人は信じませんが、いちおう書いておきましょう。
泣かない子供が幸せなのではない。
泣き止んだ子供になれ。
(心理セラピストKojun)
※注・自分に嘘ついていると、いくら泣いてもだめです。
悲しくてもいいなら、生きてみる
生きる怖さを、生きてみる
もはや、それを苦しみとは呼ばない
悲しむことができるから
あのときの、アスファルトの熱さが悲しい
あのときの、小川の水の冷たさが悲しい
だからこそ
少しは独りでなくなった
大切なところに 、とどいてきた
今日は、ついに癒しのとき
そして、もう一度生きる
以前と何かが違う世界に、もう一度生きる
【セラピストの詩】 悲しむことができるから