迷いについてのご相談にはいくつかの方法があります。
ちなみに、私がご相談内容を聴いたあと目を閉じて考えているのは、どのアプローチが馴染むかを捉えようとしています。
「覚悟を促進する」アプローチ
選択による望みと痛み(恐れ)を問います。いわゆるメリット、デメリット比較に似ています。ただ、何を望んでいるのか、何を心配しているのか、という感情を自覚していただくことを重視します。
これは恐怖の克服や覚悟が必要なテーマに合いそうです。
これはべつの記事でも書きました。
「後悔しないための」アプローチ
それぞれの選択肢の未来を現す椅子を置いて、相談者が椅子に移り座りながら(その未来にいるイメージを感じて)、それぞれの未来を味わい、どの未来がよいか選びます。
これは「後悔しないため」といった感じのワークで、 転職するかしないかみたいなテーマに合ってるでしょう。
未来からのアプローチ
いまから選ぼうとしている次のステージ(数年間)を「1つめの未来」と呼びます。その次のステージを「2つめの未来」と呼びます。そして、後者としてどうなっていたいかを選んでいただく方法です。
たとえば、親の介護のためにUターンするかどうかという迷いなら、介護が終わった後が「2つめの未来」をです。
子育てのために田舎に住むかどうかというまよ迷いなら、子育てが終わった後が「2つめの未来」になりますが、ちょっとこのアプローチ合わないというか、不十分になるかもしれませんね。
人生の後半に合いそうです。