心の闇とは、真実を隠す力。
その話の前に、灯りを消しましょう。
不安が本当の気持ちを隠す
たとえば、同業者はお互いに競合関係にあります。だから、「自分のお客をとられたら嫌だな」とか「同業者の客をとってしまったら、嫌われちゃう」という不安のようなものが発生することがあります。
そこで、即座にそれを隠すための自動反応が生じます。この文章を読んで、不快な感じがしたり、緊張が走るのがそれです。
この場合だと、「競合を意識している私でありたくない」という怖れがあります。
不安を隠す闇
上に書いた「不安」は怖れではありません(単なる感情です)。「怖れ」が「不安」を隠すのです。
これが完成すると、そのことを自覚できなくなります。真実を見る力が失われるので、それを心の闇と言います。
多くの人の勘違いは、ネガティブな感情を闇と呼んでいることです。ネガティブな感情をないことにするのが闇です。
「競合だなんて考えたこともない」というフリをするために、様々な嘘が必要になります。それが刺激されると誰かを嫌いになります。悪口を言います。行動が歪んでゆきます。そるが闇の力です。
ネガティブ感情をないことにして生きる。ぞれが闇です。
そんな闇を否定すればするほど、闇の力は強くなります。
この文章を読めば、「自分には殆ど闇がない」と思うための準備が始まります。
私たちは闇の力を必要としています。それを否定することで、闇の勝利となります。
したがいまして、心の闇を愛せる人のみが、心の闇を解くことができます。