ジェンダーはセクシャリティではない

多様性・SOGIE

セクシャリティとジェンダーは違うと覚えておきましょう。

セクシャリティというのは、

  • 生物学的な性別(sex)
  • 性的指向(どんな相手を性的に好むか)(sexual orientation)

といったものです。身体や性交渉・恋愛に関することです。

ジェンダーというのは、アイデンティティや表現(ルックスやキャラ)に関することです。

「あなはたどのような人として扱われたいですか?」ということを確認するのはジェンダーについての問いで、「あなたは誰とエッチしますか?」というのはセクシャリティについての問いです。前者は配慮となるかもしれませんし、後者は大きなお世話(プライバシー侵害)となるかもしれません。

心理分野で著名な方も混同している場合があります。たとえば、特定の社会における男らしさや女らしさというものの枠に収まらない自分を表してゆくことを「セクシャリティの解放」と言ったりします。それは「ジェンダーの解放」とでも言った方がよいでしょう。身体や欲望(欲望があるということ自体)に解放するもなにもないわけです。

個人とその相手の問題と、社会とのかかわり方の問題では、意見するにしても、踏み込み方が違ってくるのではないかなと思います。

なぜそんな混乱が起きているのか気にしてみました。どうやら、

男らしさ=女を抱きたい
女らしさ=男にモテたい

という感覚(またはそれが投影された世界観)がある場合は、混同が起きやすいようです。「女がオシャレをするのは男の気を惹くためだ」とか「男が頑張るのは女を手に入れるためだ」という思い込みも見え隠れします。自分がそうだとしても、そうではない人も多くいます。

このあたりの詳細の是非はともかく、どんな考察をするにせよ、セクシャリティとジェンダーは違うというのを覚えておくのはお勧めです。

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