ジェンダー多様性の用語解説

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トランスジェンダーの中でも、FTMやMTF以外を表す概念の用語を解説します。ちゃんとした定義はあちこちにあるかと思いますので、個人的実感を交えて書いてみます。

なんでもかんでも、性同一性障害・性別違和ではないということです。

non-binary gender(ノンバイナリー・ジェンダー)

binaryは二値(yes/noや男/女)、二者択一を表します。ですので、non-binaryは二者択一以外にもあるよという意味です。

ジェンダーについては、どちらでもない無性、どちらでもある両性、どちらにも溶け込める中性など。

都内で外国人の会話を聞いていると「LGBT」よりも「non-binary」という言葉が聞こえます。インターネットでは「NB」と書かれたりしているようです。

「私ってレズビアンなんだろうか? そうかもしれない。でも違っていたら本当のレズビアンに失礼かも。どっちなんだろ」などと悩む人が多かったようです。それに対して、「だいじょうぶ、いろいろだから」と言うニュアンスです。

マイノリティを差別しないようにと言うよりも、そもそも多様(マジョリティーなんてない)なんだぜと言う感じとも近いです。

多様性というのは、カテゴリを増やしてゆくことではなくて、空白をゆだねること。

この時流、ジェンダー以外に関しても、ホッとする人いるんじゃないかな。

gender fluid(ジェンダー・フルーイド)

fluidは流動的の意味。

gender fluidは両性に近いかと思いますが、「日によってジェンダーが違う」と説明されます。必ずしも日という単位ではないような気もしますが。

明治維新の前の日本にいた「はにわり」は、1ヶ月の半分ずつジェンダーが変わったそうです。

そのほか、ちらほら聞くのは、「起きてるときは男子、就寝時に女子になる」とか。これは交感神経が関係あるのでしょうか。

営業オカマさんが営業日以外に素にもどるのは違いますよ。たぶん。

私個人の主観的な仮説では、もしかしたら両性+エンパス、状況や環境のなにかを感じ取って変化しているのではないかと思うこともあります。

gender non-conforming(ジェンダー・ノンコンフォーミング)

この用語はあまり知られていないですが、多くの人に関係あるのではないかと。

ジェンダーが社会通念から外れてる人のことです。社会との関係性ですので、社会が認めてしまうと該当しなくなります。

「男らしさ、女らしさ」に反するもの全般に通じると思います。女子力高い男子とか、オヤジギャルも軽度のgender non-conformingではないかと。少なくとも性自認が越境してると言うよりはしっくりかと。

SOGI(身体の性(雄雌)、性自認(心・アイデンティティ)、性表現(装い・スタイル)、性的指向(性対象・恋愛対象))でいうと、性表現に関係が強いと思います。

女装(女性服を着ている雄)の場合、性自認との関係で多様性があります。ある人は「私は女ですから女性服を着たい」、ある人は「男でも綺麗/可愛くなっていいじゃないか」と。前者は狭義のトランスジェンダー、後者もトランスジェンダーに含まれなくないかもですが、gender non-conformingな感じです。両方当てはまる人もいます。

トランスジェンダーは必死で女らしく/男らしくするものだというのも崩れています。

以前にも増して、かわいらしい男子がいたり、男前な女子がいたりします。ま、いるよね、ということです。

 
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