Megu(心理職お勉強アプリ)

心理職向けのキーワード潜在学習システムです。
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(免責)
※データの正確さの保証はありません。自己責任でお使いください。
※メンテナンスや事故によりシステムが使えないことがあります。
このシステムの特徴
連想当てっこゲームです。
主にボキャブラリーを整えるための機械的学習です。語彙に脳を慣らします。
有意味学習と組み合わせると効果的です。内容に興味がある人は、このシステム+有意味学習で、学習効率が目覚ましく改善される可能性があります。
試験の点数が取りたいだけの人は楽しめないと思います。
データ内容は、心理カウンセラーの教養を目的としています。公認心理師の試験範囲を参考にしていますが、試験対策に限定しないキーワードを集めています。
「試験に出ないことを覚えるのは損だ」というお考えの方には向いていません。
作者は認知科学専攻/ゲーム会社勤務/教育システム開発の経験をもとにこれを開発しています。
このシステムの学習理論
これは演習問題ではありません。(この意味を理解できる人は約半数ですが)
認知心理学の概念を使って説明します。ついでに記憶や学習の理論について勉強しましょう。
「効果の法則」で努力を省く
断片記憶を発生させる方法としては、ソーンダイクの試行錯誤学習の「効果の法則」を使っています。猫でもできる学習方法です。
覚えようとすることについての努力を最小化しています。
「正解が分からないからMeguを使えない」と言う人がよくいますが、そんな人はプライドを捨てて猫になりましょう。ソーンダイクのパズルボックスを調べてください。
「正解がわからないとボタンが押せない」という病がある人はこのシステムを使うのはお勧めしません。
知らないものは考えても分からないでしょう。答えを知っているふりなんかしてないで、さっさとボタンを押し間違えてください。学習速度は無知を認める速度で決まります。
次のデータは予め正解情報を予習しなくても学習が成立することを実験するためのものです。(猫のパズルボックス)
単純接触効果で怖れをなくす
ゲーム操作により、専門用語や人名に脳内を慣らすことができます。
すなわち「見たことある単語」を増やすことで、テキストや資料を楽に読めるようになります。
たとえば、上に「単純接触効果」という用語がありますが、この用語を少しでも聞いたことがある人は興味をもってこの文章を読めますが、まったく聞いたことがない人は「うわっ、難しい」と思い込んでしまいます。読む前から負けてしまうのです。
テキストを見たときに未知の単語が頻出すると、とても難しく感じて学習意欲がそがれますが、その学習段階を早期に抜け出すことができます。(学習容易性判断の改善)
このシステムでは、単純な機械的操作によって短時間に大量の専門用語や人名に慣れることができます。
連想記憶とメンタルレキシコン
用語を脳内の語彙ネットワークに登録します。
「ユング - 集合的無意識」のように、関連する用語の対で学習することで、「すかっと爽やか – コカ・コーラ」のように記憶されます。これを連想記憶といいます。
「人類共通の… – 集合無意識」のように、用語と意味の対を学習します。この対をメンタルレキシコンといいます。
このシステムは短時間に大量の断片知識(連想記憶とメンタルレキシコン)を発生させます。
ただし、このシステムは機械的学習ですので、概念理解まではできません。適当なタイミングで用語をネット検索やテキストや勉強会などで有意味学習を補ってください。
「シェマの同化」の快楽を準備する
ピアジェのシェマ獲得理論によると、人は概念学習に際して「シェマの同化」と「シェマの調節」を繰り返します。「シェマの同化」は既に知っている知識に新たな知識を付け加えることに相当します。
「シェマの同化」が起きると、「知識が結びつき始めた」感じがして勉強が面白くなってきます。
「シェマの同化」のためには、既存の知識が必要です。Meguシステムはその種を大量に作るためのものです。
語彙ネットワークに多量の断片記憶(連想記憶やメンタルレキシコン)を持つことは、「シェマの同化」の機会が多量に準備されて、勉強が面白くなることを意味します。
以上により、Meguは不慣れな領域の学習開始時に適しています。
「螺旋状のカリキュラム」
とりあえず用語に慣れる、有意味学習を補いながら、あれこれデータを渡り歩く。J.S.ブルーナーは螺旋状のカリキュラムにより、概念の絶えざる改定によって高いレベルの理解に達すると言っています。
スキナーのプログラム学習の原理も取り入れていますが、スモールステップ原理は少し弱いですので、やりやすいデータから試してください。
「潜在学習」で試験対策
試験問題の答えを予め暗記しておくことはできません。どのような形式で知識が問われるか、当日の設問を見るまでわからないからです。過去問の答えを暗記しても、過去問が出題されるわけではありません。
試験では「持っている知識を使って初めてみる問題を解く」必要があります。これは、目的を与えられたときに再構成される知識材料を持っていること、すなわち「潜在学習」が問われているということです。
用語や概念のつながりである語彙ネットワークを育てることは、「初めてみる問題を解く」や「意味学習」「発見学習」の準備(潜在学習)になるでしょう。
Meguが演習問題でも解説テキストでもないために試験勉強には役立たないと考える人は、まだ潜在学習に理論到達できていない可能性があります。
ある用語や概念から、芋づる式に他の用語や概念を想起することを活性化拡散モデルといいます。
「内発的動機」を高める
自己決定理論によると、お勉強を「しないと困る/したら試験合格できる」など(外的調整)から始まって、「しなければいけないのだ」(取り込み)、「勉強する必要を感じる」(同一化的調整)、「興味が駆り立てられる」(統合的調整)へと動機が変化して内発的動機が育ちます。
前述の「シェマの調節」、すなわち自分の知識を例外によって修正することは、初学者にとっては不快なことです。しかし、たくさんの「シェマの同化」を経験すると「シェマの調節」も面白くなってきます。