セラピーはマイナスからゼロへのプロセスだと言う論説があります。
しかし、セラピーのプロセスを経て幸せを感じている人、味わい深い人生を楽しんでいる人たちがいます。というか、たいていそうなってるでしょ。
「セラピーはマイナスをゼロにするものです」と言わず、「私はマイナスをゼロにするプロセスにしか立ち会えませんでした」と言ってもらいたいものです。
私が悩んであたときに出会ったセラピストやカウンセラーは、私を「マイナス」として見ることはありませんでした。
「マイナス」「ゼロ」「プラス」、そんなラベルを持っている支援者のところへ行かなくてよかったよ。行ったこともあるけど。
傷つかなくなるから前進できるのではないですよ。傷ついても前進できるようになるのですよ。その先にアレがあって、そして自信へとね。
多くの場合、なにかを諦めてないから悩んでるんでしょ。解決したらゼロになるやろか?
「マイナス」というラベルを貼ったから、ゴールが「ゼロ」になってしまったんじゃないの?