お互いを変えようとしている場合
- By: 心理セラピスト Kojun
- カテゴリー: 人間関係
- Tags: リフレクティングファンクション(自分を振り返る力), 人間関係, 自己の障害

人間関係
お互いに相手を変えようとしている場合、どちらも変わらない。
経営者は従業員に変わってほしいと思い、従業員は経営者に変わってほしいと思う。家族の場合も同様。
どちらが正しいかは関係ない。
現状を打破することと、正しさを貫くことは、なんの関係もない。
「正しい方は変わらなくてよい。悪い方(間違っている方、不健康な方)が変わらなくてはならない」という呪いのルールから逃れる必要がある。
「まず自分が変わる」ということは、自分の方が悪いということではない。
心の能力の高い方が先に変わるしかない。
経営者と従業員の目的はなんでしょうか? 研修やカウンセリング導入の目的が相手を変えることなら、お互いを変えようとしているというトラップは何十年も長引くでしょう。目的が幸せになることなら、やがてトラップを解くでしょう。
「まず自分が変わる」ということは、相手の言いなりになるということではない。いわゆる「あゆみよる」のことではありません。
相手に従うのも、相手に反撃するのも、相手軸。それでは変わっていない。
自分を生きること。
「それが出来ていない貴方が悪い」と聞こえるとしたら、まだ悪者探し、ダメ者探しを卒業してない。
悪者探し、ダメ者す探しを卒業したなら、「自分を生きよ」が自分への批判ではなくなる。
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