心理セラピー・心理相談

心の悩み、とくに神経症(広義トラウマ、恐怖症など)は解きほぐしてゆくと、正常な機能により生じています。

私のクライアントは、単なる慰めではなく、真実に触れたがります。なかには「ぶった切ってください」とか言う人もいます。それは、触れ難きもののフィードバックが必要と本能的に知っているかのようです。「失敗しちゃったね」「恐いのね」「困ったね」「悪い子ちゃんね」「痛いね」というフィードバック。

抱えられないものが、抱えられるように縮小されて返ってくることが必要なのです。専門的には摂取同一化と言われるあたりのことです。

「痛いね」は共感というイメージでわかりやすいかもしれませんが、「あなたホントは自信ないんでしょ」みたいなのもそれになりえます。ただし、これは、言う人、言い方、関係性によって、縮小されるか、拡大されるかが決まります。拡大されて返ってくると「傷つく」というエラーになります。

たとえば、私のような性別中性キャラが「あなたホントは自信ないんでしょ」と言うのと、検察官みたいな人が言うのとでは、縮小か拡大かが違うわけです。

縮小の場合、「自信がない」という恐ろしい体験が、「自信がなくて困ってるよ、あららどうしましょ」のような軽減された体験として返ってくるわけです。

これは、共感と同情(可哀想と見下ろす)の違いにも同様です。

「それは大変ね」と言いながら、縮小される必要があります。しかし、面白おかしく言えばよいというものではありません。「それは大したことじゃないよ」と言うのでもありません。縮小とは、問題や痛みの過小評価のことではないのです。

それは、痛みを所有したセラピストの体験からくるものです。お勉強では得られないものです。

そして、冒頭に述べた「正常な機能」にたどり着くのです。

「癒やし」が勇気を要するというのはこのことです。そして、それは人を要するのです。

そして、それらを再結成して、心理課題を解くのです。

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