ファシリテーターのコンテイン力とホールド力は別物

セラピー的な場のファシリテーターへの指導で、参加者が感情的になった場合に「コンテインせよ」というのがあります。一般的な研修講師に求められる「ホールドせよ」と混同されているようなので、それらは全くべつのことという私の見解を述べています。

コンテインは溢れ出した感情を安全に受け止めるという感じです。それによって、その参加者の必要なプロセスを見守ることになります。場合によっては支援者(この場合はファシリテーター)が怒りの対象を引き受けることになる場合もあります。

ホールドは場が乱れないように保つという感じでしょう。どちらかというと、その参加者の影響を抑えて、他の参加者の安全を守る、場が崩れないようにすることが目的です。

どちらもファシリテーターがどっしり構えている必要があるという意味では似ているかもしれません。ですが、全く違う意味です。

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