Points of You 実践:3種の問いかけを意識してみる
Points of Youのセッションやワークショップでは、三種類の問いかけを区別してみてはいかが? 一つの型稽古ですが。
Asking
「写真の中の何がめにつきますか? それ以外に何が見えますか?」
これは、質問文の形にはなっていますが、意図は「最初に目をつくものだけでなく、それ以外もよく見てください」ということ。質問の形にすることてで、それをスムーズにしています。
答えに耳を傾ける必要はありますが、答えはその後のプロセスにはあまり関係ありません。多少ずれた答えでも、深く納得していなくてもよい場合が多いでしょう。
「拡散」ステージで使います。
Query
「あなたを止めているものは何ですか?」など、プロセスを構成する問い。
レイアウトチャートに書かれている問いや、エンカウンターでファシリテーターがお題として出す問いは、じっくりと答えを探究していただくものです。
「一言で言うと?」と短くしたり、「それがあなたを止めているものですか?」と問いの答えになっているか、本人が納得しているか確認したりもします。
「収束」ステージで使います。
表引きでガードを選ぶのもQueryに近いです。
Questioning
パンクタムの質問カードを見てヒントにするなど。最終クエリーの直前にパターンを壊したり、視点を変えたりするために使ったりします。
これは、質問への答えが欲しいわけではなくて、心の中にすでにあるものが自動的に動き始めることが狙いです。たいていは、別のクエリー(「気づきはなに?」など)のためにあります。
追加「拡散」のために使います。
スピリチュアルワークや禅問答でも似たことをするようです。おみくじもそうかもしれません。
裏引きでカードを選ぶのも、Questioningに似ています。
それぞれ、意図を意識してやっみるのもよろしいかと。
セッショニストが気の効いた質問をしようとするのは、アドリブでQueryを作ろうとするようなものです。それはコーチングやカウンセリングのプロの技ですね。無理しない方がよいです。
通常はQueryは予め用意しておいて、Askingをアドリブでやるのがお勧め。
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